雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

母の家出 6日目

2014-01-15 12:03:04 | 日記

朝、父から長々としたファックスが届く。

まず、自分でもなんであんなことを書いたのかわからない…と。
年か、酒か、高血圧のせいか…などと、結局自分自身の内面の問題だということに全く気が付いていない。

お金のことが心配で、結局取り乱してしまったということや、
家の鍵のことに対する言い訳。
そして、日々の生活に困っていること。ゴミ出しなど。
しかも、体に湿疹も出て来たらしい。

そして、今回の発端は妹夫婦というか、妹の旦那のやり方に気が食わないということと書いておきながら、それはどうでもいい、封印しよう…と書いてある。
その事には触れない、なかったことにしようと書いてある。

いや、そこでしょ。大事なのは。
結局、この人は言いなりになる母親さえそばにいればいいんだ。
意に沿わないなら、娘だって敵だ。
敵だから、会わなくったって平気なんだ。
いや、むしろ迷惑なんじゃないかと思う。
二人の穏やかな生活に入り込んできて、ペースを崩す存在。

私達のちょっとした言動で機嫌を損ねる。
そして、娘は昔みたいに黙ってはいない。もはや泣くこともない。
違うと思ったら、言い返す。

思い通りにならない娘達は、もはやあの人の家族でも何でもないんだと思う。


妹とも話して、結局東京に来た方がいいんじゃないかということになった。
私も電話の音に怯え、家にいても落ち着かない。
こういう状況に次女を置いておくことも良いとは思えない。

そこで、妹に母と話してもらう。
その間、私は洗濯物を干したりしていたが、なかなか話は終わらない。
そばで聞いていてもよかったが、正直これ以上関わりたくないという気持ちが働き、
私は別室でテレビを見て、時間を潰す。
結局、妹に押しつけてしまった。

すると、結局母は家に帰ることになったという。
妹も相当母を説得したらしい。
母をとるか、女をとるか…という所まで詰め寄ったらしい。
私達がどれだけ我慢してきたか…ということも伝えたらしい。

でも、結局もう一度やり直したい、話をしたいということらしい。
妹も一度離婚していることもあり、こういうことは一度だけじゃ決心はつかない、
何度か繰り返して決心がつくことだから…と言っていた。

とにかくもう一度痛い目に会って、本人が納得しないと別れるという方向へ持っていくのは難しいらしい。
私達二人であれこれ説得してみたけれど、母は父が変わるかも…という望みをまだ捨てられないらしい。
私達姉妹は父親と二度と会いたくないし、縁を切る決心もしている。
あの人がこれからもずっと変わらないということもわかっている。
それは、あのファックスを読めば一目瞭然だ。
何も反省していない。ただ自分が困っているという話ばかり。
とにかく二人で暮らしたい。結局、娘達のことはどうでもいいということだ。

そんな人に話をして何がわかる。
でも、母の決心は揺るがない。
そこで、返事のファックスを書くことにする。

とにかく母の正直な思いを書いてもらう。
そして、条件をいくつか提示しようということになり、妹にも相談する。
条件をのんだら帰る。でも、もしその条件を破ったら、別れるということだ。

私は、頭ごなしに大声で怒鳴らない…くらいしか最初思いうかばなかったけど、
妹が次々に条件をメールで送ってくる。
でも、どこまで書くか…。
すると、条件をありったけ書き出して、離婚覚悟で帰るのか、
最低限の条件にして、添い遂げる覚悟で帰るのか、
それは母に選ばせるしかないと妹。

でも、母の態度を見ていると、後者なのは明らかだ。
次女の条件もどんどん削られ、私もあれいこ口を出してはみたものの、
結果これだけ?という状態になってしまったが、そこはもう何も言わなかった。

私が「娘達と外で会うのは許して欲しい」と書いたらと言ったら、
「外で?」と聞いてくる。
もう何度も言っているのに。あの父親に二度と会う気はない。
親とも思ってないし、愛情のかけらもない。
私はともかく家族に嫌な思いを二度とさせたくはない。
だったら、あの人を切るしかない。

それなのに、まだ望みを持っている母が哀れでもある。
そして、私達が我慢してきたことを私の家族にまで押しつけるのか…と言いたくもなる。
もう勘弁してくれと。

二人の穏やかな生活のために、どれだけ犠牲者を出せば気が済むのかと。
でも、もう言わない。
次何かあったら、もうおしまいだ。何が何でも別れさせる。

でも、その前に母が逝ってしまったら。
とにかく今の私の願いは父親が一日も早く逝ってくれること。

他にも条件としては、娘達と会わせ欲しい、東京に行かせて欲しい。
自分が入院した時のために家事を覚えて欲しいなど。

そして、ファックスを送ると、案の定短い文面の返事が届く。
分かった。とにかくやり直そう。
穏やかに話し合おうといった簡単な内容だ。

そして、母に「明日、帰るよね?」と聞くと、「バスがあるから」と今すぐにでも帰りそうな勢いだ。
「ちょっと待ってよ。(旦那)や(娘)と会ってから、帰ってよ」と言うと、「あっそうね」という感じになる。
やっぱりおかしい。普通じゃない。
帰ると決まった時点で、私達のことが頭から飛んでいる。

そして、電話で父に連絡。
明日の昼、母は新年会が入っていたが、もうキャンセルしてある。
気分的に行く気にはならないみたいだが、結局父親に行った方がいいと言われ、朝からバスで帰り出席することに。
やっぱり父のいいなりだ…。
父は母のことを思って言っているんだから…という満足感でいっぱいなんだろう。
今までの二人の関係と何ら変わりはない。

だから、もっと条件を出しておけばよかったのに。しょうがない。

その日の夜、旦那ともいろいろ話をしたらしい。
私は二日続けて睡眠不足だったので、ソファーで寝てしまった。

とにかく母は今度は自分の思っていることをきちんと父に伝える気らしい。
そういう勇気が出て来たとも言っていたけど、どうなることやら。

 

コメント
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