妖怪のせいにして、、 今か今か、 と私が倒れるのを待っているのだろう? ──誰かさんが。
この妖怪さん、、 こう見えて明確に命令を受けたことは、守る感じがあるのだよ。
今朝もね・・ 私が起き出してからややあって、、怒られたらしく、しきりに動揺の色を見せていたよ。
繰り返すけれども、、 妖怪を使って私を殺そうとしているだろう?
国○○関の方々の見ていらっしゃる前で・・
悪いけれども、、私は真剣なんだ。
殺されるんでね?
先程の○野さんの件。
事前に極めて用意周到に計画され、実行されたもの。
記憶が間違っていなければ、、 犯罪の実行日時は、今から十三年前のこと。
実行犯二名。
彼女の勤めていた社内に協力者一名。
実行犯の内、一名は常日頃会社に出入りしていた業者の者。容易にその人物の特定が可能である。
実行犯の残りの一名。
この者の顔を長い時間、彼女は目撃をしている。どうも主犯の若い男の友人らしい。
社内の協力者は彼女自身がよく知っている人物。
この犯行の際、、彼女を助けるふりをして実は犯行の協力者だった、という人物である。
犯行の中身であるが、、、 真に陰惨の一言。
こんなことが白昼、街中で行われるとは信じ難い事件である。
犯行場所であるが、、、 恐らく京浜東北線沿線の駅近くのビルの中。
港南台駅・洋光台駅・本郷台駅・新杉田駅、、、、これらのどこかの駅近くであろうと思う。
彼女が本郷台駅から何とか歩いて行ける距離のアパートに住んでいた時に実行された犯罪である。