Yさん、、 貴女がいる仙台一の高層ビルの下を、私が通り過ぎる時のことを覚えていらっしゃるかな?
何故か私に貴女の映像が「一方的に」見える、というあの不思議な出来事を覚えていらっしゃるかな?
今となってはピエロそのものなのだが、、あの時がYさんへの気持ちが一番高まった時であることは間違いない。
この有様を見て、妖怪は妬みに妬み、とにかく私が高層ビルの下に行くのを邪魔しようとした。特に目を攻撃し、私の人相を悪いものにしようと必死であった。
この邪魔が余りに辛く、遂に私はこのビルの下に行かなくなるのだが、、あの時、ここの団体の者達が必死になって妖怪の妨害を排除しようとしていたのを、貴女は御存知ではないであろう。
まさか、敵もその恋路(?ピエロ・笑)だけは邪魔はせぬ、、などという美学がある訳もなく私は彼らの努力が不思議でならなかった。
しかし、、今は明確に答えが解る。
この誰が見ても最高潮に達した男女の不思議な道にあって、、Yさん、貴女が一体何を考えるのか?
それこそ、夫と別れてでもこのピエロ菅原と一緒になる気があるや否や、それらを彼らは知りたかったのである・・・・『思考盗聴装置』を使って。
残念ながら、、御気の毒ながら、、 Yさん、、貴女にはマイクロチップが埋め込まれている。
貴女はチップ埋め込みに関して側近の人から事情を尋ねたと思う。そしてたぶん安心を得たと思う。
だから、、犯人は、協力者は、残念ながら貴女の御主人である。年中、二人切りになり、枕も並べて眠ることもある旦那さんが、貴女にチップを埋め込ませたのだ。
以上のことは秘する積もりだった。
しかし、、ここまで一睡もさせず、「殺される」のだそうなので、あえて事実をここに明らかにした。