午前三時二十分頃のこと。
寝てしまっている母に「だけ」熱線が降っていた。私の抗議には「うるっせぇーい。」であった。
ただ、、ピンスポット的に熱線を降らすことが困難にされているのか、頭部などに集中的に熱線が降らされているのではなく、、母の体「全体」が熱せられている、という感じではあった。
それでもその温度は充分過ぎる程に暑く、初夏から真夏へと以降している過程、、と言った暑さではあった。
一方、どんなに言っても私の頭部目がけて冷風を当ててくることを妖怪は決して止めようとはしない。 この攻撃をやられると自律神経が乱れるなどして体が相当な不調になるのだが、その辛さは経験者ではないと解り難いとは思う。
何時までも同じことの繰り返しを続ける妖怪。
ここ二日程だけ見ても妖怪の元に出入りをしている若者は、一体どういう態度を妖怪に対し取っているのであろうか?
風呂掃除をどうしても自分がやらないと気がすまない老親にとって、入浴と言うのは一寸した行事ではある。
であるから日頃は余り入浴したがらないのだが、ここ二週間程は妙に風呂に入りたがるのである。
昨日も、、「外に殆ど出なくても外気温の高さが移るらしくて、頭が妙にかゆくなったりして気持ちが悪い。アンタもお風呂に入りたいと思わないか?」と親が言い出すので苦笑いするしかなかった。
自称大物でかついい女でもある妖怪の天下は何時までも続くのであろう。。
昨日から今朝にかけて(やや久しぶりに)パワーの源泉である覚醒剤も貰い使い続け、御陽気御陽気の機嫌の良さの中、けたけた笑いながら(趣味の)菅原馬鹿親子いじめに専らいそしむ妖怪ではある。