たまたま天気が良かったので、生駒陣屋跡に行ってきました。
陣屋は、現在の東生駒駅北に在し、5000石の旗本・松平信重(1632-1714)の代官所として機能していました。
生駒陣屋の写真(https://www.city.ikoma.lg.jp/html/dm/story/story_06.html) 「生駒デジタルミュージアム」より 昭和10年代後半までは、ほぼ完全な形で残っていたようです。
読売新聞大阪本社が纏めた『国境物語』では、1940〜50年代までは陣屋の塀が残っていた証言が記されています。
陣屋跡には東生駒駅から歩いて3分くらいで着きます。ちょっと丘です。
辻町第二公園にある、生駒陣屋(矢野代官所)の石碑と稲荷社です。
稲荷社は陣屋の鎮守として元々あったものと推測されます。陣屋がなくなったあとも跡地に残っている例がよく見られますので、これが唯一の生駒陣屋の遺構になります。
陣屋自体は写真を見る限り平地に建っているので、建物は麓にあったのでしょう。
参考文献
生駒市誌編纂委員会編『生駒市誌 通史編』1971年
読売新聞大阪本社編『国境物語』1975年、149〜155頁
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