アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

何と90歳の老女が4人を死傷,赤信号を認知..の事故に思う

2018年05月29日 | 日常生活
実は少し前,80になる叔母が免許の更新を迷っていた。
彼女には子がないので,私に相談するのだが,当初,私は「運転するな」と言ってきた。
やがて,彼女の中で割り切りができ「免許は更新しない」と言う。
一瞬,良いことだと思ったが,迷いが出た,「普段の『足』はどうするのか?」と。

田舎の生活は自動車での移動がベースだ。
けれど,叔母は良く勉強していて,

1.買い物は「まとめ買い」すれば無料で届けてくれるスーパーもある。
2.週2回程度の通院は,町内の分は回数券の使えるタクシーなどで,町外のは病院の送迎バスもある。
3.その他の用事は友人に乗せてもらったり,あとはタクシーを依頼する。
などすると,まあまあ経費は節約できるそうだ(お友達さん,すみません)

私の方に頼まれると大変かな,と思ったが「遠いお前に頼むのは,大事になった時だ」とあっさり言う。

叔母も叔父が死んで態度(自信)も大きくなったな,と思ったが,件の90歳の老女はさらに自信満々だったろう。
息子が「母の免許をどうするか考えていた」とのことだが,もう遅い。
多少,老人に嫌われても,最終的には本人のためだ。
何せ自信満々で「赤だけど大丈夫」「自分だけは事故を起こさない」という話になるのだから。

年配者は,年齢を聞かれると,異常に張り切るよね。
経験値を引き出して,自分が絶対だと思っているよね。
少し寂しい話だけれど,せいぜいそんな存在なので,周囲が「だましだまし」で良いので,うまくリードするしかないでしょう。

三木聖子 石川ひとみ そして 松任谷由実 の「まちぶせ」

2018年05月26日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
石川秀美と完全に勘違いしてました,関係者の皆様におわびいたします。

てことで...

夕暮れの街角 のぞいた喫茶店
と始まるユーミン作の「まちぶせ」

最初にリリースした三木聖子,次にカバーした石川ひとみ,そして本家の松任谷由実の3バージョンを(珍しく)聴き比べた。
まず,三木さん石川さんともに,若いなりの懸命な歌い方で,それなりに聴けた。
ネットでも予想どおりファンたちは「絶対にこっちがいい」という話だったが,了解する。
個人的には,三木さんは真面目に,石川さんは飾りもつけて歌っていると感じる。
さて本家のユーミンのは,

あの子が振られたと 噂に聞いたけど
私は自分から 言い寄ったりしない

というあたりでは,もう少女から遥か経っていて出来上がりすぎ,濃厚というか「悪い女?」という印象。
まあ↓ここに並べるので,余裕のある方は聴いてください(&観てください)

三木聖子・まちぶせ


石川ひとみ まちぶせ


まちぶせ - 松任谷由実


おまけ
誰のが好きか?ですか,石川ひとみさんですね。
彼女の方を聴いて純朴なこの歌の感じを知りました。


眠られるけど,起きられません(苦笑)

2018年05月26日 | 日常生活
夜は薬の力で寝ているが,ここ一週間くらいか,朝はさっぱり起きられないし,ちょっと起きても二度寝してしまう。
するとますます太陽を浴びないでしまう,ってことと,運動不足ってのも問題で,いずれも引きこもりの典型的症状だ。

これはヤバイ,と思って買い物に出たりしたけれど,全然足りていない。
少しずつになるけれどは,パターンを変えたいと思う(実行しろ!!)

関係ないけど,二階堂ふみ演ずる「とぅま」は,目ぢからが強いというか,力強い女性ですね,スバラシイ(またビデオ観てるし)
↑西郷どんネタです。

しなそば~中華そば~ラーメン

2018年05月26日 | 日常生活
NHKでラーメンの話をやっていたのでちょっと..

「ラーメンの語源」という話だったが,私は中国人が伝えた拉麺だと思っていた。
で「諸説あり」といういつものパターンではあったが,大正末期,札幌の食堂で日本人が「しなそば」と侮蔑的に言うのを,別の中国人留学生に気遣って「ラーメン」に呼び変えた,という説明をしていた。
当時を知る食堂の娘が話をしていたので,札幌の話そのものは事実だろう。

ちなみに,酒田に横浜経由で拉麺が伝来したのも同時期で,米沢ラーメンもほぼ同時期だったはずだ。
私は昭和の中ほどの生まれだが,家の中も外も,酒田市中は「中華そば」だったと思う,地域性があるということ。
知人が店を持つ,と言った時も,のれんは「中華そば」だった。

ほどなく世間には「即席ラーメン」が出回り,TVでもCMが打たれて一躍「ラーメン」が全国区となった。
それでも,いまだ私の中では,美味しさの度合いは「中華そば>ラーメン」だ。
何せ,酒田のラーメン,とか言いながら今も中華そばだしね。

(注)支那そばと入力しようとして,この「しな」が変換されない。
きっと差別用語としての配慮なのかもしれない。
日清戦争で日本が大勝利したあたりから,国内では中国のことを「シナ,シナ」とバカにしていたかも知れないから。
けれど,本来,シナは昔からの中国本土をさす地理的な呼び名であるし,本国も「China」(シナ=チャイナ)と表記しているのだから,既に日本側で蔑称の意味がなくなった今日でも言われることを忌み嫌うのは「名乗るけど名乗られるのは嫌」というような理解しがたいセンスであるように思う。

これくらい聴かせられれば「合唱はアカペラだ!」岩手県立不来方高等学校

2018年05月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
ほぼ毎年,全日本で高校Aの金賞をもらっている岩手県立不来方高等学校。
年度行事を見れば分かるが,真似しようともできない合唱漬けと見える(進学校では絶対に無理)
実は,まことに羨ましい環境だ(笑)
振りを入れたり打楽器を入れたりと,合唱とはいいながら,独自のスタイルを豊富に持っている。

さて,私は見栄えには全く興味がないので,ザッと観た範囲で良い合唱になっているものをピックアップしてみる。

こおろぎ(Josquin Des Prez=ジョスカン・デ・プレ)岩手県立不来方高等学校

古いスペイン語を,どれくらい歌えているかはわからないが,コオロギのにぎやかさ・音などをテンポ感では表せていない気がするし,あと少し速く歌ってほしかった。
最もいただけないのは,女の子の振りだと思う。
なにぶん「しゃがむとテンポ・ダウン」というのがはっきり見える。
タイム・ラグっていうやつですかね。
良い方では,バスも好きであるが,アルト(テナー・パート)が響いてスバラシイと思った。

↓楽譜付きはこちら
Josquin - El Grillo(こおろぎ)

この演奏は,そこそこ曲をというか曲想を支配していて,歌詞こそ不明だが,楽しさにあふれている。
宗教曲も世俗曲も上手なんだろうな。

Ave Maria(グレゴリオ聖歌)岩手県立不来方高等学校音楽部

こういう五線の譜面があるのか独自の判断か不明だけど,やはり男女オクターヴではなく,同声のいわゆるユニゾンの方が,グレゴリオ聖歌の味になるのかと思う。
純度が高まる,という意味です。
元はバチカンとか,カトリックの教会で歌っていたものですからね。

↓楽譜付き他音源はこちら。
Ave Maria (Antiphon, Simple tone)

上手か?というより「参考まで」な音源です。

楽譜を大きくしたい方は,動画右下の"□"マークをポチッとしていただくと大きくなります。

私の好きな「帰れソレントへ」を再掲

2018年05月25日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
せっかく書いた日記の動画がリンク切れとなっていたため「帰れソレントへ」を再掲いたします(市原多朗氏のは見当たらず)

その前段記事はこちら。

Luciano Pavarotti. Torna a Surriento. London 1982.

ロンドンでのコンサートでアンコール,という場面,皆さんご存知のイントロが始まり全体が沸く。

独特の味というかリズム感とかに魅了されて聴く,向うでコマネズミのように振っている指揮者がなかなか上手い。
もちろん「女王様のオーケストラ」も。

見かけデップリした体だけど,全身の筋肉が動いていますね。
一度で良いので生で聴いてみたかったです。

Shalom Chaverim - Arranged by Catherine Delanoy(シャローム)

2018年05月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
シャロームとは,イスラエルの言葉(ヘブライ語)で「平和」の意味だそうだが,日常的には「こんにちは」「さようなら」の両方の意味で使われているそう。
私の聞いた和訳の歌詞では「またいつか どこかで 会えるさ また会おう どこかで」という意味だったと思うので,明らかに別れの歌だ。

Shalom Chaverim - Arranged by Catherine Delanoy

このカトリーン・デラノイの編曲は,寂し気に何度も何度も繰り返し,輪唱なども取り混ぜていて,心を揺さぶるものだ。
後半,テンポやスケールも変えていて編曲には頷けるが,演奏は「pesante」過ぎて動けていない。
前半は透明な音楽になっていて非常に良いのではないかな,と思った。

この曲のキモである「別れの設定」については,諸説あるもののはっきりしていない。
どちらかが遠いところに行ってしまうのか,遠い所とは世界の果てというような二度と会えぬ場所なのか。

歌う立場としては,いろいろ仮定してしつつ聴き手に想像してもらわないといけない。

追記
「全画面表示」にすると,楽譜がまあまあ見えるので,読みながら聴けば良いと思います。

平成19年Nコン全国銀賞 混声合唱組曲「方舟」より「方舟」(宮崎学園高等学校)

2018年05月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
宮崎学園と言えば,私の病気がピークで不安定だった頃の平成20年,Nコンなんて何年ぶり?という位に聴いた時,課題曲の「青春譜」が流れた瞬間に「ここが一番だろう」と思ったものだ(別に歌った長野高校も良かったが)

ほどなくNコン・フリークとなった私は,しらみ潰しに同校のを聴いたが,長い女声合唱の輝かしい歴史ののち,共学化を経て混声となり..
初年度はV6の「学校へ行こう」で話題になり全日本で女声・混声のW金賞,その翌平成18年にNコン全国銅賞,そして平成19年にこの「方舟」(はこぶね)で同・銀賞となった。

ちなみに金賞の高校も聴いたが,中身の薄いもので,一曲選ぶとすればこの「方舟」が圧倒的に金賞だと感じた。

今までどれだけ聴いたかわからないが,今でも聴くたびに背筋が震えるし,涙が出てくるよ。
テナーなんてやんちゃ坊主のように生き生きとしていて,ベースは響きが良く圧倒的だ。
女声,特にソプラノは,やや粗い気もするけれど,みんな一つに高校生なりの音楽をしていると思う。

音質がどうしても深すぎるというか,気になる人もいるようだが,私はその方がこの学校に合っていて,深みは芸術的だ。
発声というより腹筋は統一された動きになっている。
他の高校では,そこまでいかないだろう。

最後に指導者の有川サチ子さん,私より一回り以上も上の,しかも女性だけど,きびきびとして5拍子を的確に操っておられる。
西に有川さん,東に郡山の小針智意子さんと「最低でも全国トップをうかがう」という人たちは別格だと再認識する。

ふと思う,音楽が色あせて聴こえる時,それは自分が色あせているということ

2018年05月23日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
音楽を聴いても心が乗らない,大した音楽でないように思える。
そんな時の大半は,自分の心が荒んでいるというか,やる気のないときだ。

もちろん,最低なのは聴く気もないが(私の場合はハードル高い)
これも,自分の心がそうさせているからだ。
なかなか悪い音楽を良いとおだてられない,というかもう半面を評価できない。

芸術性とパワー?に満ち溢れた曲と出会い,大いに感動した,などという場合は,もちろん,私の心も健康な証拠だ。
良い曲と出会い,その楽譜を読みながら,意図を読み解き仕組みを感じたとき,体が踊るように同調できる,そんな時間は有益だ。

ちょっと今は「感動」という言葉では自分の音楽を表せなくて不甲斐ないが(涙は出ないまでも)ゾクゾクする音楽はあるので,少しずつ棚卸的に紹介していきたい。
けれど,以前のようにYoutubeを聴きまくって新規開発する心の余裕はないのでご勘弁。

世界最強の将棋ソフト,Bonanza(ボナンザ)と対戦も...

2018年05月23日 | パソコン・インターネット系
ま,二文字で簡単に言えば「惨敗」ということだ(笑)

インストール不要で,圧縮ファイル(ZIP)を解凍してWクリックで即開始。
手を進めるごとに現在の戦況(有利不利)がデジタルで分かる。

はっきり言って既に2手目でボナンザの判断は「不利」(苦笑)
さらに進めるほどにCPUが強すぎて,やる気を喪失させられるだけだった。

もうちょっと手を弱めてくれ,強さもデジタルで100段階くらいあると嬉しいのだが..