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舅・姑からの虐待、毒母の認知症…モンスター親に泣かされ続けた66歳バツイチ女性の半生

2021-05-01 15:30:00 | 日記

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26歳で見合い結婚し、夫とその両親と2世帯住宅で暮らしていた女性は22年間の結婚生活に終止符を打った。舅・姑から数々の虐待を受けていたが夫は見て見ぬフリ。実家に戻り平穏な生活が訪れるかと思いきや、今度は母親が認知症に。現在66歳となった女性が激動の半生を振り返る——。
この連載では、「シングル介護」の事例を紹介していく。「シングル介護」とは、未婚者や、配偶者と離婚や死別した人、また兄弟姉妹がいても介護を1人で担っているケースを指す。その当事者をめぐる状況は過酷だ。「一線を越えそうになる」という声もたびたび耳にしてきた。なぜそんな危機的状況が生まれるのか。私の取材事例を通じて、社会に警鐘を鳴らしていきたい。
26歳で結婚し、舅・姑に数々の虐待を受けてきた66歳の激動半生
「ゴミ袋がたくさんあるがどうするつもりや? ゴミだけ置いていくつもりか?」
関西在住の66歳の白石玲子さん(仮名・既婚)。今から18年前の2003年1月、22年間の結婚生活に終止符を打つ決意をして実家に戻っていたある夜、義父から電話がかかってきた。
「いいえ。昼間そちらを出るときにお義父さんに説明したとおり、明日引っ越し荷物と一緒に処分します。ゴミを置いていくようなことはしません」
当時48歳の白石さんは、そばにいた母親がびっくりするくらい冷淡な口調で言った。
母親が勧める見合いで26歳のときに結婚し、やがて義両親と同居した。義父と夫がお金を出し合い、2世帯住宅を建てたのがそのきっかけだが、この義両親がひどかった。
「この家の家長は俺だ!」と家の中でも外でも威張り散らす義父と、「私も姑にひどく虐められた」と言いながら白石さんをひどく虐める義母。そして22年間、一度も白石さんを庇おうとしなかった夫。
白石さんが初めて義両親の愚痴を夫にこぼしたとき、「俺の親の悪口を言うことは許さない」と言って夫は1カ月も口を聞かなかった。そればかりか、白石さんが作った料理をゴミ箱に捨て、自分で作って食べていた。
それでも白石さんは、「自分の都合で息子から父親を奪ってはいけない」と我慢し続けた。
しかし、2000年4月に息子が大学に進学し、下宿を始めると、家の中は義両親と夫だけ。夫も義両親も、これまで一度たりとも白石さんが外で働くことを許さなかったが、息子のいない空間では息が詰まる。白石さんは、何度も必死に頼み込み、やっとパートに出ることを許された。
外で働き始めた白石さんは、“生きている実感”を取り戻す。そしてもう二度と“籠の鳥”には戻れなくなった。2002年11月、白石さんは思い切って、夫と義両親に離婚を切り出した。
すると義父はこう言った。
「俺たちのせいでお前たちの仲が悪くなるのなら、もう2世帯同居はやめよう。家を建てる時にお前が出した金は返すから出て行け。これ以上迷惑をかけられたくない」
すると夫は言った。
「俺に金を返すために親父に借金させるわけにはいかない」。
夫は一度も自分をかばわず、義両親の側に立った
夫は白石さんと離婚する道を選んだのだ。
2003年1月、白石さんは義父から電話を受けた翌早朝に起き、残りの私物を取りに向かう。年末年始に帰省していた息子が下宿先に戻った翌日に引越しを決めたため、息子はいない。味方のいない家に向かうのはひどく気が重かった。
1時間ほどして到着すると、2台分の駐車スペースがあるカーポートの真ん中に、義父の車が停められていた。仕方なく白石さんは家の前に路駐する。
荷造りやゴミ出しが終わると、義父に呼ばれた。義父は紙とペンを出し、「婚姻時の姓を名乗りません」「子どもの親権は放棄します」「結婚時に持ってきた荷物は余さずに引き取りました」と書けと言うので、白石さんは言われた通りに書く。
最後に白石さんは、義父に離婚届への記名押印を頼むと、義父は渋々応じた。
白石さんはその足で市役所に行き、離婚届と転出届を提出。清々した気持ちで友だちとお茶をし、実家へ向かった。
実家に戻り平穏な人生を望んだが、元毒親の母は認知症に……
夫と義両親との関係を清算し人生をやり直そうとした白石さんだが、新たな障壁が現われた。母親だ。
父親は1991年、白石さんが36歳のときに65歳で亡くなった。
当時61歳だった母親は喫茶店で働いていたが、1995年に喫茶店が閉店。以降、母親はシルバー人材センターの事務を始めた。
2000年、親戚の法事に出るため、白石さんは母親とともに車で向かったが、途中、高速にのる前にトイレを済ませたにも関わらず、母親は車の中で漏らしてしまう。その頃から母親は、シルバー人材センターの仕事を「難しい」と言って断るように。同じ話を何度もするようになり、白石さんが指摘しても、意に介さない。
2003年1月に白石さんが離婚して戻ってくると、母親はそれまで一人でできていたことも、全くやらなくなっていく。
「母は、私をこき使うようになりました。整形外科の受付の順番を取るために、朝早くから診察券を入れてこい。時間がきたら整形外科まで連れて行け。習い事に送って行け、早退するから迎えに来い。食事の準備をしろ、台所の排水が詰まったから直せ、エアコンや換気扇の掃除をしろ……。私は子どもの頃からずっと、母から支配されていて、母の顔色を窺いながら母の機嫌を先読みして動くのが常になっていました。それでも母のことが大好きで、母に気に入られるような良い子でないといけないと思い、何度か母が反対する恋人とは別れ、母が勧める人と26歳で結婚。すべては、私の幸せを願ってのことだと信じていました……」
49歳になった白石さんは73歳の母親の世話のため営業の仕事を辞めた
2003年12月。白石さんが仕事に出ていると、突然母親から電話がかかってきた。
「私なあ、昨日から病院に泊まっているんやわ。ごぼうが喉に詰まって、お隣さんに電話して救急車で運んできてもろてなあ。医師に家族を呼べと言われたのですぐに来て欲しいんやけど」
当時、営業の仕事をしていた白石さんはその日、隣の県まで出張していた。急いで家へ帰り、入院の準備をして病院へ向かう。
医師には、「年末年始にまた食べ物を喉に詰めたら困るので、年明けまで入院してもらいます」と言われ、看護師には、「お母さん認知症でしょうか? 昨晩暴れて、ここがどこかわからないみたいなことを言っていました」と聞かされた。
「当時私は、何となく母の異変に気付いていました。でも現実を直視したくなくて、家にいるとこき使われるのが煩わしくて、仕事に打ち込み、出張を口実に、週に2~3日しか家に帰っていませんでした」
2004年1月。母親がごぼうを喉に詰まらせた原因はわからなかったが、退院が決まる。
母親は73歳。49歳になった白石さんは、「もう母を1人にしておくことはできない」と思い、母親の世話をするため営業の仕事を辞めた。
娘(玲子)に向かって「レイコはどこへ?」と聞いた母親
退院した母親はある日、白石さんを目の前にして、「レイコはどこ行ったんやろ? 2階で寝てるんかな? ちょっと見てくるわ」と言い出した。びっくりした白石さんは「レイコって誰?」と聞き返す。
すると母親は怒ったように、「レイコは私の娘です!」ときっぱり。
白石さんは自分を指差して、「私(玲子)は誰?」と聞くと、「あんたは姉のほうのレイコや。もう1人、妹のほうのレイコのことを言うてるんや」と真顔で言い返す。白石さんには兄が一人いるだけだ。母親は2階を見に行き、「レイコはいてなかったわ。どこにいったんやろね」と独り言のようにつぶやいた。
白石さんはひどく動揺した。
半年ほど前に母親が可愛がっていた犬が亡くなり、しばらく母親が悲しんでいたことを気にしていた白石さんは、「母には犬が必要だ!」と思い、何度か母親をホームセンターのペットコーナーに連れて行った。
すると以前から目をつけていた子犬は、「商談中」の札がかけられている。
「(先約がいるなら)仕方がないね」と帰りかけたとき、「僕のことを見て!」とでも言わんばかりに、白石さん母娘を見てぴょんぴょん跳ねているポメラニアンの子犬が2人の目に止まった。2人はその子犬に釘付けになっていると、店員が鍵を開け、その子犬を抱いて連れてきてくれた。
白石さんが受け取ると、子犬は顔やら耳やらを舐めまくり大興奮。母親に渡すと、子犬を受け取るなり母親は、「この子を連れて帰るわ」と言った。
そのまま白石さんは手続きを済ませて、子犬を連れて帰った。とても元気な子だったため、母親は「げんき」と名付ける。「げんき」が来てから、家の中が明るくなった。
愛犬「げんき」を飼い始めたものの、母の言動はい日に日におかしく
しかし、母親の言動は、日に日におかしくなる。
げんきに夕飯をあげたのを忘れて、もう一度あげている。家にいない兄の分までご飯を用意する。そうかと思うと、白石さんの存在を忘れて、一人で黙々とご飯を食べていることもあった。
そんな中、白石さんがげんきを散歩につれていくと、犬の散歩仲間ができた。毎日顔を合わせていると、つい、母親の介護の愚痴を話すこともあった。すると散歩仲間の一人のAさんが、介護認定を受けることを勧める。Aさんは、介護施設でヘルパーをしていたのだ。
介護認定を受けると、母親は要介護2。ケアマネージャーも決定し、デイサービスや訪問介護利用などのケアプランが立てられていった。そしてAさんの「ずっとお母さんのそばにいるのも良くないよ」とのアドバイスで、白石さんはパートに出ることを決めた。
訪問介護が始まると母親は、「あの人は好きやけど、あの人は嫌い」とヘルパーの悪口を言い始める。初めは、嫌いな人が作った食事を食べないだけだったが、だんだんヘルパーが作ったものは全く食べなくなってしまう。
仕方がないので白石さんが作るが、それも食べない。困った白石さんが「何で食べへんの?」と訊ねると、母親は「冷蔵庫が開けられへん」とうそぶく。
母親は、50キロ近くあった体重が35キロを下回った。
「私が母に相談もなしにヘルパーさんを頼んだり、デイサービスに行かせたりすることへのあてつけだと思いました。どんどん痩せていく母を目の前に、私はどうしたらいいのかわからなくなりました……」


「新型コロナの死亡率が6倍に」一般の医者も知らない、病気の破壊力を増幅させる"リスクファクター"

2021-05-01 13:30:00 | 日記

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なぜ糖尿病専門医が誰よりも腎臓病に詳しいのか?
私は糖尿病専門医ですが、単に糖尿病だけを診ているのではありません。自分の患者さんが「死なない、ぼけない」ために、あらゆる角度からフォローをしています。
糖尿病の治療にあたっては、血糖値のコントロールよりもはるかに重視しているのが合併症の腎症予防です。モットーは、「自分の患者さんを透析にだけはしない」。だから私は、腎臓内科医ではないけれど腎臓にとても詳しいのです。
私は、北海道大学医学部を卒業し、当時はまだ患者さんも少なかった糖尿病を専門に研究していく道を選びました。その当時から、「糖尿病で大事なのは合併症の腎症であり、それが治せるようになれば問題は解決する」と考えていました。
中でも、腎臓病を発症・悪化させる「AGEエージーイー:終末糖化産物」という老化促進物質に注目し、アメリカのロックフェラー大学などで、5年間、研究に没頭しました。
40年間、腎臓とAGE研究に没頭
その間、「絶対に不可能だ」といわれていた血中AGE値の測定に世界ではじめて成功。その研究内容について「The New England Journal of Medicine」「THE LANCET」「SCIENCE」などの一流医学誌に、第一著者として論文を掲載してきました。
以後、40年間の糖尿病専門医としての年月は、ほぼ腎臓およびAGEの研究にあててきたと言っても過言ではありません。
そんな私が、ここ数年「糖尿病の合併症に限らず、大変なことになっている」と強い危機感を抱いているのが慢性腎臓病の激増なのです。
せっかく100歳まで生きられる可能性を手にしながら、このままでは多くの人にとって夢で終わることになりかねません。
慢性腎臓病になると重篤な病に罹りやすく、悪化しやすい
厚生労働省の発表(2019年)によれば、今、日本人の死因の第1位はがん、第2位は心疾患です。第3位老衰、第4位脳血管疾患しっかん、第5位肺炎、第6位誤嚥ごえん性肺炎、第7位不慮の事故と続いて、第8位に腎不全が入ります。腎不全とは、すなわち腎臓が機能しなくなることです。
この死亡原因の第8位という順位を、あなたはどう捉えたでしょうか。
「腎臓って、意外と重要なところにいるんだな」と感じるか、「8位ならたいしたことはないな」と思うかは、人それぞれでしょう。
しかし、8位という数字が示すよりも、慢性腎臓病ははるかにタチが悪いのです。
慢性腎臓病があると、心筋梗塞しんきんこうそく、脳卒中、がんなどさまざまな病気に罹かかりやすくなることや、その進行・悪化を早めることがわかっています。
つまり、慢性腎臓病がある人は、腎不全で亡くなる以前に、心筋梗塞や脳卒中、がんなど、ほかの病気に罹り、その病気が進行して亡くなった可能性が高いと考えられるのです。単純に表面に現れた数字だけで判断することはできません。
新型コロナの死亡率も6倍に上昇
実際に、慢性腎臓病になると、死亡率が平均で4倍に上がることがわかっています。
この死亡率は慢性腎臓病が重症になるほど高くなり、最大で5.9倍にまでアップします。慢性腎臓病に罹ることは、治療法がわかってきたがんに罹るよりもむしろ恐ろしいといえるのです。
また、慢性腎臓病は、感染症による死亡・重症化リスクも跳はね上げます。
世界中を震撼させた新型コロナウイルスの流行では、感染してもまったく症状がない人やごく軽症で済む人がいる一方で、あっという間に亡くなる人もいます。
そのリスク因子として「高齢」「持病」が指摘されましたが、持病の最たるものは慢性腎臓病でしょう。ただ、高血圧や糖尿病のように自覚できておらず、患者さんからの病名申告は実情よりも少なかったかもしれません。しかし、実は慢性腎臓病を患わずらっていて、それにより重症化し、命を落とした人が多いのです。
とくに、慢性腎臓病で透析を行っている人の新型コロナウイルス感染による死亡率は一般の人よりなんと6倍も高いと報告されています(第63回日本腎臓学会総会・特別シンポジウム)。
罹るだけで病気との不利な戦いに…
また、最新の調査では、一般の人の死亡率1.9%に対し、透析患者さんの死亡率は14.2%と7倍以上の高率であることが明らかになっています(「新型コロナウイルス感染症に対する透析施設での対応について 第五報」日本透析医学会、2020.10.8)。
ちなみに、糖尿病の持病の有無について見てみると、糖尿病でない人は2.7%の死亡率なのに対し、糖尿病の人の死亡率は7.8%と大きくアップします。中でも糖尿病のコントロールがひどく悪い場合は、さらに11.0%まで死亡率が跳ね上がります(Cell Metabolism 2020;31:1068-1077)。
糖尿病の人は、そもそも合併症で腎臓を悪くしやすいこともあり、新型コロナウイルス感染で命を落とすことがないように、日頃から血糖値をコントロールしていく必要があります。
いずれにしても、新型コロナウイルスの流行収束後も、また必ず新しい病原体が登場することでしょう。そのたびに、私たちは感染症との闘いを勝ち抜いていかねばなりません。しかし、慢性腎臓病があるだけで、とても不利な戦いを強いられる。そのことは忘れないでいてください。
がんと同様に恐れるべき
あなたが一番、罹りたくない病気はなんでしょう。がんではありませんか?
がんが恐れられるのは、発見したときには手遅れで命が助からないケースが多いからです。だからこそ「早期発見が大切」といわれてきたのですが、普通の健康診断では、なかなかそれは叶いません。毎年きちんと健康診断を受けているのに、がんで命を落とす人があとを絶ちません。だから怖いのです。
一方で、慢性腎臓病については、まだ「余裕」を感じている人が多いのではないでしょうか。もしかしたら、「慢性」という呼び名がインパクトに欠けるのかもしれません。
しかし、だとしたらなおさら事態は深刻です。本当は、慢性腎臓病にはがんと同様に恐れる意識が必要です。
たとえば、肺の細胞に、あるとき運悪くがん細胞が発生したとします。この細胞はまず2つに、それが4つにと分裂を繰り返していきます。
その速度は非常にゆっくりとしたもので、肺のCT検査で見つけられる大きさに成長するには、20年くらいかかると考えられています。なぜなら国立がん研究センターの調べでは、なんと10~19年前にタバコをやめた人にも高率に肺がんが発生しているからです(International Journal of Cancer 2002;99:245-251)。
とっくにがん細胞自体は分裂を始めているのだけれど、見つけられない期間が最長20年近くあるわけです。
「治せる早期」で見つけることが大事
ただし、肺のCT検査を毎年受けていれば、「命が助かる大きさ」で見つけることができます。助かる肺がんの大きさは、直径1.5センチ以下といわれています。この大きさだと、リンパ節への転移はありません。
一方で、健康診断で行われている不明瞭なレントゲン撮影に頼っていれば、「助からない」事態になります。というのも、それまでゆっくり成長していたがん細胞も、1.5センチくらいになると、その後1年で加速度的に大きくなり、リンパ節などへの転移が始まります。こうなっては“手遅れ”なのです。
要するに、私たちががんを「治せる早期」で見つけられるチャンスは限られており、そのタイミングを逃さないのがなによりも大事だということです。
「少し腎機能が落ちてますね」は2年以内に人工透析リスク
同じことが慢性腎臓病にもいえます。
一般的な健康診断で「あなたは少し腎機能が落ちていますね」などと指摘されたときには、「少し」どころか「ひどく」進行しているケースがほとんどなのです。具体的には、2年以内に透析になる可能性が高いと考えていいでしょう。
牧田善二『医者が教える最強の解毒術』(プレジデント社)
目覚ましい進歩を遂とげている医療の世界にあって、こうしたことが起きるのは、腎臓病の予防と治療に関する分野が最も遅れているからです。あたかも、そこだけストンと抜け落ちたような状況なのです。
しかし、そのことにほとんどの人が気づいておらず、医師すらも理解できていないのが現状です。
そういう意味では、人々の認識が深まっているがんよりも恐ろしい病なのかもしれません。
だからこそ、慢性腎臓病と無縁ではない日頃の不調を「ありがちなこと」と看過かんかせず、100歳まで健康で生き抜く体をつくりあげる意識が大切です。
牧田 善二AGE牧田クリニック院長


愛より野望が透けて見える 小室文書は立身出世を目指す昭和の母子の物語

2021-05-01 11:00:00 | 日記

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 秋篠宮家の長女眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが4月8日に公開した28枚、4万字にも及ぶ文書が波紋を呼んでいる。文書から透けて見えるのは、昭和的な野望と高いプライド、そして強い自己主張だ。AERA 2021年4月26日号から。

*  *  *
 小室圭さんが4月8日に公表した文書で驚いたのは、彼が2017年7月から18年6月まで、マンション(管理組合)理事長をしていた、という事実だった。

 書かれていたのは脚注[18]で、それは「文書本体」中の「5 金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識について」という部分の文章に対応するもの。という説明からも文書の読みにくさがおわかりいただけると思うが、それはさておき。

「5」は母・佳代さんと元婚約者(以後Aさんとする)の出会いから別れ、その後が書かれていて、小室さん母子の置かれた決して楽ではない境遇が浮かび上がってくる。例えば、佳代さんがAさんからの支援を定期的に受けるようになったのは、婚約の翌年11年4月からで、その理由はこう説明されている。

<東日本大震災の影響を受けて、当時は時給制のパート従業員として働いていた母の出勤日が少なくなり、収入も激減することになりました>。それを知ったAさんが「家族になるのですから当然です、頼られて嬉しいです」などと言って、支援してくれるようになった、と続く。

 震災後にシフトを減らされた佳代さん。新型コロナウイルス禍の今の状況が重なり、「大変だったんだなー」と思う。お金を必死に算段しながら、圭さんの教育だけは守ろうとしている様子が、なんとも切ない。

 などと感じるのは、同世代ゆえだ。週刊誌などによると、佳代さんは現在50代半ば。私の方が少し年上だが、同じ時代を生きてきた。専業主婦になった佳代さん。当時それは珍しいことではなく、夫亡き後のパート勤務の日々を思うと、心が揺れる。

■立身出世描いた小説

 だから小室さんの「理事長」を知ると、「息子に頼る母」を見てしまう。マンションの部屋は息子名義なのだろうか、佳代さんが理事長になる選択肢はなかったのか。表に出るのは夫、夫亡き後は息子。そう考えてきたのかも、と思ったりした。

 17年7月という時期も驚いた。その年の5月、小室さんと眞子さまの婚約内定が報じられ、9月3日には2人並んで記者会見をした。皇室と縁続きになることが公になった時期に、管理組合といえども目立つのはどうだろう。そう思ったのは長く皇室を追いかけてきたからで、「私生活は控えめに」があちらの流儀だろうと理解しているのだ。

 だが、小室さんは理事長になり、今回は自分の正当性を訴える根拠にした。理事長として出席した会議の場でAさんと何度も会った、金銭の返済を断った後だったが、返してくれと言われず、「(眞子さまとのこと)私も応援しています」と言われた──そういう記述だった。

 読み終わり、昭和の「立身出世」を描いた小説を読んだかのように感じた。母1人子1人、肩を寄せ合い、息子は勉学に励む。そんな物語の王道は「東大→大蔵省」なのだが、小室さんは「海の王子」を経て眞子さまへと至る。そう知りながら読むから複雑な気持ちになる。

「立身出世」というより「上昇志向」、いやそれよりも「野望」。それが小室さん母子で、だから理事長を断る選択肢はないのだ、としみじみ思った。

 などと、情緒過多に読み解いた。が、この文書は「金銭トラブルと言われている事柄について誤った情報を訂正していくという判断に至った」から公表した、と小室さんは書いている。

 その点をどう見るか。作家で社会学者の鈴木涼美さんに聞いてみた。「文藝春秋」21年2月号で彼の「金銭トラブル」について、「違う角度から考えれば別のストーリーが見えてくるかもしれない」と語っていた人だ。

「事実はまっすぐな1本の糸ではなく、いろいろな糸が織り込まれてできていると思っています。この文書も彼の信じているストーリーがいろいろ書かれていて、彼なりの事情があったのだろうとは思いました」と鈴木さん。もちろん、元婚約者には元婚約者のストーリーがあって、白黒つけることはできない。それを国民がわいわい議論するのは不毛なことと思う、と。

 文書から「眞子さま好きー」と伝わってくればわかりやすかったが、それは感じられず、プライドの高さやイメージを守りたい思いの強さが膨大な文字量になったと感じたという。(コラムニスト・矢部万紀子)


「腸活」最強食「アボカド」の残念な食べ方、3大NG

2021-05-01 08:30:00 | 日記

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世界一栄養価の高い果実「アボカド」
『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)
「栄養の優等生」といわれるほど栄養価が高く、「世界でいちばん栄養価の高い果実」としてギネスブックに記録されるほどのスーパーフード「アボカド」。
店頭では1年中売られていますが、実は4〜6月頃のこの時期のアボカドは油分が多く、とくに味がよいのだそうです。
今話題の「アダムスキー式腸活法」でも、アボカドは注目の食材。腸内環境の改善に役立つ「食物繊維」が豊富なうえに、リラックス効果をもたらす「カリウム」が豊富に含まれるため、アダムスキー博士は「心と体の栄養になるスーパーフード」と絶賛しています。
しかし、スーパーフードのアボカドでも「間違えた食べ方」をしてしまうと、その効果は激減してしまいます。今回は、今が旬のスーパーフード「アボカド」を健康的に食べるための「3つの盲点とNG」についてお話しします。
アボカドの「油」は健康効果抜群!
【盲点1】「完熟したもの」を食べないと、効果は半減
アボカドは、体にいいといわれる脂肪を豊富に含んでいる(写真:Milan Krasula/iStock)
「脂肪が多い」と聞くと健康のためについ敬遠してしまいますが、実はアボカドの脂肪は、その8割が体にいいといわれる「不飽和脂肪酸」。コレステロールの心配はなく、むしろ「悪玉コレステロール」を減らす効果があるのだそうです。
そのため、コレステロールが気になる人や、コレステロール値を上げる肉食がちな生活をしている人には、とてもありがたい食材なのです。
しかも、アダムスキー博士は「この『不飽和脂肪酸』はアボカドが熟すにつれて多くなる」と話しています。スーパーフードであるアボカドの健康効果を効率よく得るためには、「完熟のアボカドを選ぶこと」が大事なんですね。
アボカドが完熟かどうかは、まず「果皮の色」で見分けることができます。果皮が緑色のものは未熟な状態。熟度が進むにつれてだんだん黒く変色していきます。
また、熟度が進むにつれて柔らかくなっていくので、選ぶときには「なるべく黒くてつやがあり、少しふっくらとしたもの」にしましょう。
購入したアボカドが硬い場合には、自宅で追熟させれば大丈夫です。暖かい場所に置いたり、バナナやりんごと一緒にビニール袋に入れたりすると、追熟を早くすることができます。
また、脂肪が多いアボカドには、「満腹感を得られる」というメリットもあります。もちろん食べすぎは禁物ですが、「良質な脂肪」で満腹感を得ると、食べすぎを防ぎ、ダイエットにもつながります。
「アダムスキー式腸活法」は、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分けています。
毎回の食事で食材を「正しく選ぶ」ことで腸に負担をかけず、「腸を詰まらせない」ようにする腸活法ですが、普段行っているアボカドの「下処理」にも実は盲点があります。
「アボカド」×「レモン」は腸の詰まりの原因に
【盲点2】アボカドの色止めに「レモン」を使うのはNG
きれいな色を保つための「レモン」は「ファストの食品」(写真:Photoboyko/iStock)
アボカドは切ったところからどんどん色が悪くなるので、料理をするときには変色しないように「下処理」をすることが多いと思います。
アボカドの色止めといえば「レモン」が一般的ですが、実は、「レモン」をはじめとしたフルーツは「消化の速い『ファストの食品』」になります。「アボカド」のような「消化の遅い『スローの食材』」と組み合わせると「腸の詰まりの原因になる」と「アダムスキー式腸活法」では考えます。
消化のスピードの違う食材がお腹の中で混ざると、どちらの食べ物も「本来の消化のペース」で進むことができなくなり、結果的に「腸全体の流れ」が遅くなってしまうのだそうです。
そうすると、長時間にわたって腸内にとどまった食べ物は、やがて体内で腐敗して、消化管の壁に張り付きます。腸は狭くて通りにくくなり、排泄物が流れていこうにもスペースがなくなり、「腸の詰まり」の原因になるというのです。
「腸の詰まり」を防ぐには、ぜひ「レモン以外の方法」で色止めしましょう。
例えば、変色は空気に触れたところから進んでいくので、しっかり「ラップ」で包んでおくのもいいですね。また、ディップなどでラップができない場合は、レモンではなく「お酢」を使っても同じような色止めの効果を得ることができます。お酢のにおいが気になるときは、「電子レンジ」を使うのもいいでしょう。
カットしたアボカドを、ラップをかけずにレンジで数十秒温めるだけで、アボカドの色をきれいに保つことができます。
それでは、「レモン以外」の食材と「アボカド」の相性はどうなのでしょうか?
「アボカド」×「トマト」も腸の詰まりの原因に
【盲点3】アボカドと「トマト」を組み合わせてはいけない
よくある「アボカド」×「トマト」の組み合わせは実は……(写真:Arx0nt/iStock)
「レモン」のほかに、よくある組み合わせでNGなのは「トマト」です。
クリーミーなアボカドと甘みと酸味のあるトマトは、味のうえでは相性抜群なのですが、実は、レモン同様、「トマト」も「消化の速い『ファスト』の食品」。腸のことを考えると「アボカド」×「トマト」の組み合わせはおすすめできません。
「アボカド」は、「スローの食材」と組み合わせるようにしましょう。野菜は、「トマト」「かぼちゃ」「ピーマン」「パプリカ」(すべて「ファストの食品」)以外であれば、ほとんどの野菜が、アボカドと同じ「スローの食品」です。「ブロッコリー」や「レタス」といったほとんどの野菜は安心してアボカドと組み合わせることができます。
腸が詰まっていたら「奇跡」は起こせない
今回、アボガトを食べる人が知らない盲点について解説しましたが、ここで1つ大事な点があります。
それは、「アダムスキー式腸活法」でも強調されていることですが、「どんなスーパーフードも、消化管が詰まって正常に流れていなければ、腸の中で奇跡を起こせない」ということです。
いくら体にいい物質を食べても、体内で吸収するための唯一の通路「腸の壁」がふさがっていては、効果を発揮できないまま体から排出されることになってしまいます。
アダムスキー式腸活法では、「ただ体にいいものを食べる」のではなく、「『腸の詰まり』を取る」ことで「あらゆる食べ物の栄養をしっかりと吸収できるようにする」ことを目指します。
せっかくの「スーパーフード」。その力を体に取り込むためには、ぜひ「腸を詰まらせない食べ方」を心がけ、消化管のコンディションを整えてあげてくださいね。
(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)