皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

超高学歴25歳女性が生活保護に頼る深刻事情

2021-05-18 15:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

「最近、また死にたいって気持ちが強くなって……けっこう、しんどいです」
中央線沿線駅。高坂美咲さん(仮名、25歳)は、表情を変えぬまま、そんなことを言いだした。10代半ばでうつ病を発症し、長年「死にたい」気持ちが治まらない希死念慮と闘う。見た目は年齢相応の普通の女性だったが、表情に喜怒哀楽がないのと、眠れていないのか若干疲れているのが気になった。
「働きたい気持ちはあるけど、精神病があるので働けない。しばらく就活して、内定をいただいても辞退みたいなことを繰り返していました。ずっと家にこもっている生活でしたが、今年の初めに担当医から“週2~3日ならば働いてもいい”と診断されたので、2カ月くらい前まで派遣で外資系企業の英語受付をやっていました。でも、解雇になってしまいました」
解雇理由は「大声でわめき散らした」こと。理不尽な解雇だったようで、彼女は「私、そんなこと絶対にしていません」と言う。解雇直後、精神状態が悪化して人に会える状態ではなかった。最近、ようやく立ち上がって新しい仕事を探すために求人情報サイトをチェックしている。
「偏差値75」の国立中高一貫校を卒業
高坂さんの表情が落ち着かない。周囲に人がいるのが苦手なようだ。カラオケボックスに移る。13万円台の金額が書かれた生活保護受給明細と、学校の卒業証書を見せてもらう。超高学歴だった。名門として有名な国立中高一貫校(偏差値75)から某国立大学、米国にある大学院を卒業している。昨年秋、大学院修了で帰国して、ほぼ同時に生活保護を受給する。
「生活保護を受けて、だいぶ精神的に楽になりました。それまでは父親に援助をしてもらっていて、おカネの関係があるといつ母親が襲ってくるかわからないから……」
中央線沿いの古いアパートで一人暮らし。大学院までは学費と月10万円ほどの生活費の援助を受けていたが、帰国をきっかけに親との関係を断ち切って生活保護を選択したという。母親が過保護、過干渉の毒親で精神病の原因になっているようだった。
「大学院時代も体調は悪かったですが、日本に帰って親元で暮らしたらたぶん死ぬと思いました。保健師さんに相談して、生活保護の道があるって教えてもらいました。受給は昨年10月から。甘えていると思ったことはないです。ただ精神的に不安定な生活は不安ばかり、だからなんとか社会復帰したい。働こうと1歩を踏みだして失敗しましたが、あきらめないで頑張るつもりです」
2年間、寝たきりの生活
昨年10月、日本に戻って生活保護を受けた高坂さんは、厳しい生活を送っていた。うつ病の症状は重度で、体調が悪くなるとカラダはまったく動かなくなる。何もできない。
「昨年と一昨年は、すごくしんどかった。ベットから出ることができない生活でした。大学院時代の後半からそんな感じで、2年間くらいは大げさではなく、寝たきりみたいな生活だったかもしれません」
症状が出るとつねに倦怠感がつきまとい、カラダは動かない。何もすることができない。ベッドの中で何十時間もじっとしている。心の中は死にたい、死ななきゃならないという気持ちでいっぱいになり、時間ばかりが過ぎていく。
「悪化する理由はわかりません。わかっていたら治っています。頭の中はひたすら“しんどい、しんどい、しんどい”か“死にたい、死にたい、死にたい”という状態で、お風呂にも入れません。昨年、1カ月間まったくお風呂に入らない時期もありました。でも、食べなかったら本当に死んでしまいます。前兆があって、その状態になるのはわかっているので、食料を買い込んでベットの横に置いて、餓死しないように準備しておくんです」
ベッドの横にバナナやチョコ、ナッツを置く。体調が悪くなると食欲がなくなり、空腹で食べるしかないという状態になるまで動かない。限界が近くなったとき、気力を振り絞って横にある食料を口に運ぶ。
「絶食みたいな状態は2日間くらいが限界です。だから体調が悪くなると頭痛がしたり、吐き気がしたり、死にたい気持ちと格闘してフラフラになる。死にたい、死ななきゃならないって指令が脳からくる。薬を飲んでもよくはなりません。気持ちの浮き沈みが激しいと本当にもたないので、普段からうれしいことがあってもあまり喜ばないとか、気持ちをコントロールするようにしています」
症状が特にひどかった昨年は、一度も笑った記憶はないという。貧困を超えた深刻な状態だが、超高学歴の彼女はどうしてそうなってしまったのか。
「母親のDVがそもそもの原因かと思います」
うつ病などの精神疾患患者数は44万1000人(1991年、厚生労働省患者調査)から95万8000人(2011年)と激増している。背景には虐待の増加や労働環境の悪化がある。高坂さんに具体的なことを聞こうとすると、無表情のまま頭をかかえてうずくまり、「うぅ」とうなる。消えている記憶を、脳の奥から無理やり引っ張り出しているかのようだった。
「いろいろあったけど、幼いときのことで覚えているのが、公文の宿題をやっていなかったとき。母親の思うように進んでいなかったみたいでイスを振り回されて、イスが壁に当たってものすごい音を上げて壊れた。すごく怖くて、頭が真っ白になりました。母親はビンタとか蹴り飛ばすみたいな暴力以外に物を投げたり、包丁を突きつけたり、“殺す”とか“殺してみろ”みたいなことを絶叫することがよくありました」
父親は世界的に有名な一部上場企業の社員。幼稚園時代に家族そろって米国へと海外赴任についていったが、見知らぬ土地で母親の精神状態が悪化した。その後、父親は単身で残り、家族は日本に戻っている。母親にはエリート志向があり、小学校から私立校、中学受験で最難関の国立中高一貫校に入学する。小学校1年生から公文、小学校3年から受験に特化した学習塾に通い、とにかく勉強をさせられた。
「母親は成績が悪かったり、宿題をやってないとき、怒っていたっていうか発狂して暴れていました。赴任家庭で母親がノイローゼになることはよくあること。たぶん典型的で母親が心身を崩したことが、そもそもの原因だと思う」
家庭での暴力だけでなく、学校でもイジメられた。男子には暴力を振るわれ、女子には物を隠されたり、無視された。地獄である。学校だけでも地獄から逃げようと必死に勉強し、最難関国立中学に合格した。平和な学生生活を期待して進学したが、中学では同級生からさらにイジメられた。そして、うつ病を発症する。
「進学した中高は精神病の子だらけ。異常な状況でした。中学3年になるとクラスの女子の半分くらいがリストカットして、学校側はリストカットする生徒のリストを作っていたくらい。私、自傷はしないので三者面談で先生が“あなたの娘さんは、精神状態は大丈夫です”みたいなことを言っていました」
中学の同級生は「精神病の子」ばかり
超進学校は親の大きな期待を背負わされ、小学校時代は遊ぶことなく、ひたすら勉強をしてきた子供が多い。毒親育ちの子供が多く、クラスの半分以上が心身の状態が悪かったという。教師の目の届かないところでイジメも蔓延していた。
「私みたいな重篤な状態ではないですが、中学時代から同級生はほぼ精神病の子ばかり。知っているかぎりは、実家住まいか結婚して専業主婦で、働いている同級生はいないです。恐ろしい環境にいたと思います。たぶん、みんな親からそれなりのモラハラだったり、DVだったりを受けていたんだと思う。だからストレス発散のためのイジメがすごくなる」
からかわれるだけでなく、無視される、汚物扱いされる、物を隠される、唾をかけられる、暴行を受ける――と、何でもありだった。海外赴任から帰国後も母親の状態は改善することはなく、成績が悪い、行動が気に食わないと、家庭内のDVもひどくなるばかりだった。
高坂さんは薄く、無に近い表情で淡々と話していた。途中、同行する女性編集者が「男子は高坂さんのこと好きだったんじゃないの」と軽口をたたいた。彼女はその言葉を聞いた瞬間に表情が引きつり、泣き出してしまった。悪気のなかった女性編集者はとっさに謝っている。
「大丈夫です。はい。好きだったんじゃないの?みたいに軽く流されることが、ずっとキツかった……。イジメは本当にひどくて、相手が男子だといつも“好きなんじゃないの?”って適当に流される。それはツライものがありました。精神が本当に壊れそうだったので先輩に相談したときも、“学費は親が払っているんだから、卒業までは我慢しないといけないんじゃないの?”とか、塾の先生には“それは、どうしたらいいかわかんない。ごめん”って言われたり。何も対策が取れず長期化してしまったのが、病気が悪化したいちばんの原因かと思います」
母親からのDV、学校でのイジメで精神が壊れた。ギリギリのときに何度かSOSを出したが、誰も聞いてくれる人はいない。限界を超えたのは、高校2年のとき。死にたい、死ななければならないという希死念慮が始まり、一度だけ学校の屋上から飛び降り自殺未遂をした。金網を超えて飛び降りようとしたとき、先生と生徒に止められている。
「本格的におかしくなったのは高校生になってからです。死にたいって気持ちが出てきて、それが強固になったのが高校2年くらい。高校3年のときは閉鎖病棟に入院しました。強い薬を投与されて、その頃のことはあまり記憶がありません」
学校に行けない。登校しても授業を受けられない。授業を受けても薬の副作用で目がかすんで黒板の字が見えない。同級生は続々と東大、京大に進学したが、高坂さんは難易度が低めの国立大学しか合格しなかった。
「大学時代は病気との闘いで、今とあまり状況は変わらないです。浮き沈みがあって、症状が出ると1カ月間起き上がることができないとか。母親は心からうっとうしそうで、私もとても親とは思えない状態で殺意を覚えたこともあるし、縁を切ることを決めました。それで親と離れるために米国の大学院に進学して、帰国後に人を介して絶縁したい意志を伝えました」
母親に最後に会ったのは3年前、米国に旅立った日。家を出るとき、母親は見えなくなるまで手を振っていた。大学院修了後、自治体の保健師に相談した。精神病のこと、母親に虐待を受けていたことを伝えた。生活保護の申請をすると、すぐに受給が決まった。
就職活動をするためのおカネが足りない
まったく明日が見えない話だったが、彼女はまだ25歳だ。助けてくれる家族がいない中で、あと数十年を生きていかなければならない。
「父親から金銭的な援助を受けているときは、やっぱり将来的に母親に会わなきゃいけない日がくるんじゃないかと、それが怖かった。だから体調も悪くてしんどかった。生活保護を受けてからホッとして通院もできるようになって、何とか働けるかもって可能性が見えてきました」
生活保護費は月13万円。家賃、光熱費、携帯代を差し引くと5万~6万円しか残らない。精神状態が悪化して一歩も外に出ることができない月はおカネは余ったが、就職活動をするようになって足りなくなった。
「私、学生だったのでスーツ持ってなかった。やり直すためにはそれなりの経費が必要で、シャツとかも買わなくてはいけないのでおカネが足りませんでした。たとえば海外だったら、貧困者や受刑者にスポーツメーカーが在庫の売れ残りを提供するとかあるんですよ。日本もそうなればいいなって」
精神病から解放されて、普通の女性に戻りたい――高坂さんはずっと強く願っている。週3日でも就業するのは早すぎたもかもしれない。解雇になった数日後からボランティア活動に参加して、少しでも外に出る機会を作っている。
先日、父親から住所を聞いた母親から手紙がきた。差出人の名前をみたとき息をのんで震えが止まらなくなった。封を開けないで捨てた。


父親の精子から子どもの自閉症リスクを予測&イケメン大学生の精子は“品切れ

2021-05-18 13:30:00 | 日記

下記の記事はビヨンドヘルスからの借用(コピー)です

父親の精子の中に、子どもの自閉症スペクトラム障害(以下、自閉症)のバイオマーカーとなり得るDNAメチル化可変領域を見つけたとする研究結果を、米ワシントン州立大学のMichael Skinner氏らが発表した。このバイオマーカーを調べることで、自閉症の子どもが生まれるリスクのある男性を特定できる可能性があるという。研究の詳細は、「Clinical Epigenetics」に1月7日掲載された。
 今回の研究でSkinner氏らは、自閉症の子どもを持つ男性13人と、自閉症のない子どもを持つ男性13人から集めた精子検体を用いて、エピジェネティクス(DNA塩基配列の変化を伴わずに遺伝子発現を制御する仕組み)、特に、DNAメチル化可変領域に焦点を当てて調べた。DNAメチル化とは、DNA中の塩基の一つにメチル基が付加される化学反応で、遺伝子発現のオン/オフを切り替える働きを持つ。DNAメチル化のレベルが個体間で異なる領域などをDNAメチル化可変領域という。
 その結果、自閉症の子どもを持つ父親の精子のDNAに、DNAメチル化可変領域が805カ所みつかり(303カ所ではメチル化増加、502カ所ではメチル化減少)、これらが自閉症の子どもが生まれる可能性が高いことを示すバイオマーカーとなり得ることが明らかになった。
 そこでSkinner氏らは、このメチル化可変領域をバイオマーカーとして、精子のサンプルデータだけで、自閉症の子を持つ男性と持たない男性を特定できるかを検証した。18人から採取した精子を用いた2回のブラインドテストの結果は、2例の偽陽性を除き、全て正しく特定され、正確度は90%であったという。
 Skinner氏は、「これらのDNAメチル化可変領域をバイオマーカーとして用いることで、父親からその子に自閉症が遺伝するかどうかを評価できる可能性が見えてきた。どの因子が自閉症を促進するかを特定する上でも、大きな一歩だ」と述べている。
 とはいえ、Skinner氏らによると、この方法を臨床で利用できるようになるまでには、さらに研究を重ねる必要があるという。研究チームは現在、男性100人を対象に、さらに大規模な研究を実施している。Skinner氏は、「われわれは以前、環境因子により生殖細胞系列、精子や卵子、エピジェネティクスが変化し得ることを明らかにしている。今回の研究で確認されたこの方法を用いて大規模な集団ベースの研究を実施すれば、こうした変化を誘発する環境因子を突き止められるかもしれない」との見通しを示している。
 なお、米疾病対策センター(CDC)によると、米国で1975年に自閉症と診断されたのは5,000人に1人であったが、2020年は54人に1人となっている。診断率の向上や自閉症に対する認識の高まりも急増の原因の1つだが、環境因子や分子的因子も大きく関わっていると、多くの研究者は考えている。これまでの研究では、自閉症が親から子へ遺伝することがあり、母親よりも父親から受け継がれやすいことが示されているという。

コロナの影響で枯渇?イケメン大学生の精子は“品切れ”状態


下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


「風が吹けば桶屋が儲かる」といった類いの話のようだが、コロナの影響によって精子バンクが世界各地で供給不足に陥っている。精子提供者(ドナー)が減る一方、外出が減り私生活を大事にするようになったため、子供を求める女性が多くなったからだ。

 米国最大級の精子バンク「シアトル・バンク」は、「販売記録は過去最高を記録し続けています。イギリスやオーストラリア、カナダなど世界で増加しており、人気のドナーの精子は売り切れか、順番待ちの状態です」と深刻な状況を話す。ニュージーランドでは、精子募集の広告「ヒーローが必要です」(写真)が登場。よく見ると、胸のマークが精子になっている。

 そのドナーはエリート大学生が多い。米国は、1人の精子から25人までというガイドラインがあり、ますます精子の値段が高騰。前出の精子バンクでは、1回に注入する精子が約12万円。妊娠するのに複数回を要することが多いので、4~5回分で50万円近くになる。学生にとっては割のいいアルバイトだが、あまりに需要が多いため「人気のドナーは、疲れ果てて精子提供が追いつかない」状態だという。

 米国では、精子提供による出産は年3万~6万人と推定され、そのうち女性の同性愛者が60%、シングル女性が20%、異性愛カップルが20%だそうだ。なお、日本でも医学生などのボランティアによって精子提供されているが、子供10人までという基準(日本生殖医学会)があるため、やはり品薄状態にある。そのためネットでは、精子提供のマッチングサイト、個人の精子ボランティアなどのHPが多数ある。ただし、経歴詐称によるトラブルも世界的に発生しているようなので、女性はご注意を。


「私はここにいる」愛子さまの30センチ断髪は"小室圭問題"への回答である

2021-05-18 11:00:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、髪型をロングヘアからボブへと大きく変えた。コラムニストの矢部万紀子さんは「雅子さまとおそろいのロングヘアは、生きづらさを共有した母子の絆の表れだった。それを切ったということは、二人が皇室という場所にしっかり両足をつけ、歩いていけるという証しではないか」という――。
髪のカットから読み解ける愛子さまの「強さ」に感動した
愛子さまが髪を切った。とても驚き、しみじみ思った。そうか、ここまで来たか、すごいな、強いなと。順を追って書いていく。
愛子さまの“変身”を知ったのは、『女性自身』5月4日号。巻頭グラビアが、皇后雅子さまと愛子さまの最新ショットを報じていた。ご一家で改修工事中の皇居・旧吹上仙洞御所を視察に向かう4月13日の写真なのだが、愛子さまは髪を短くし、肩までのふんわり内巻きスタイルにしていたのだ。
とにかく、愛子さまといえば超ロングヘア。トレードマークのようにとらえていた。同誌が並べて掲載した約半年前(2020年12月)の写真も、髪は腰あたりまである。多分、30センチ以上、切ったに違いない。雅子さまの隣でほほ笑む明るい表情に、見出しは「愛子さま 新学期はボブヘアで♪」とあった。
4月から学習院大学文学部の2年生になった愛子さま。「女子大生らしいおしゃれ心」と説明する文章はもちろんその通りなのだが、それ以上のことを読み解いてしまった。雅子さまと愛子さま、お二人はある時からずっと「ロングヘア」だった。それは「皇室」という世界で、手に手をとって歩んできたお二人の「絆」の表れだったと感じている。その姿を見てきたから、愛子さまの決断は「おしゃれ」だけではないと思うのだ。
髪を切った=絆を切った、などと言うつもりは毛頭ない。そうではなく、「絆」は次の段階に入ったのではないだろうか。愛子さまのボブヘアは、皇室という場所にしっかり両足をつけ、歩いていけるという証し。愛子さまだけでなく、雅子さまも歩いていける。そう思えたから髪を切った。その強さに感動したのだ。そんな思いをわかっていただくには、お二人の「ヘアスタイル史」を振り返ることだと思う。
幼い頃からずっとショートヘアだった雅子さま
まずは雅子さま。1993年、皇太子さま(当時)との婚約が内定し、たくさんの写真が報じられた。幼い頃から外務省勤務に至るまで、小和田雅子さんはずっとショートヘアだった。それは皇太子妃になってからも変わらず、雅子さまがロングヘアになったのは2007年のことで、それは愛子さまの影響を受けてのことだった。
なぜわかるかと言うと、毎年12月9日のお誕生日に合わせ「ご近影」が公表されるから。雅子さまお一人の写真だけでなく、親子3人の写真も含まれる。2006年にはあごのあたりまでしかなかった雅子さまの髪が翌年には肩下10センチほどに伸びていて、愛子さまの長さに追いついた、とわかるのだ。
実は2006年、雅子さまの43歳のお誕生日に公表された写真は、4年ぶりのものだった。事情は後述するが、そこには皇太子さまと雅子さま(ボブヘア)の真ん中で両手をつないだ5歳になったばかりの愛子さま(肩下10センチほどのロングヘア)がいて、じっとカメラを見つめていた。
娘の好みに合わせるため1年かけて髪を伸ばした
それから1年、2007年も皇太子さまと雅子さまの真ん中に、手をつないだ愛子さま。長い髪の雅子さまは前髪もすべてあげ、おでこを見せるスタイルになっていた。愛子さまも短かった前髪を伸ばし、同じくおでこを見せるスタイル。前年より少しほほ笑んでいた。
雅子さまは娘の好みに合わせるため、長年慣れ親しんだショートヘアをやめて1年かけて髪を伸ばした。そう解釈したのには、そこに至るまでの雅子さまの苦難がある。2003年末に帯状疱疹で入院した雅子さまは長期療養に入り、2004年7月に「適応障害」と病名が発表された。だから2003年から2005年のお誕生日に写真は公表されず、写真どころではない状況から何とか親子3人での撮影に臨んだのが2006年。そこから1年かけてロングヘアにしたのだから、何か期するものがあったに違いないと確信した。
2006年から2007年を思い起こすと、天皇陛下(当時)と皇太子さまの関係が疎遠になっていると盛んに報道された時期だった。2004年に皇太子さまが「人格否定発言」をし、その衝撃が冷めやらぬ2006年12月、お誕生日にあたり陛下が「残念なことは、愛子は風邪を引くことも多く、私どもと会う機会が少ないことです」と発言した。
そんな時期だからこそ雅子さまの支えは娘の成長で、娘の好きなロングヘアを目指すことも励みになったと想像する。2007年以来、前髪をすべて上げた「おでこ見せスタイル」が母子の定番になる。2008年、学習院初等科1年生になった愛子さまのことを、雅子さまが「制服のあかきネクタイ胸にとめ一年生に吾子はなりたり」(2009年「新年歌会始の儀」)と詠むと、「皇太子妃なのに内向きだ」と批判された。
来たるべき令和に向けそれぞれが踏み出した一歩
追い討ちをかけたのが、愛子さまの不登校問題だ。最初は2010年3月、初等科2年生の時で、雅子さまは毎日のように付き添って登校した。そっくりの髪型のお二人がひたすら前を向いて登校する様子が週刊誌などに掲載されると、「母子密着」と揶揄やゆされた。「欠席」は中学生になっても断続的に報じられ、「叱らない子育て」が批判されもした。批判が高まると、雅子さまと愛子さまの髪の毛は長くなる。そんなふうに思ったこともあった。
2016年8月、陛下が退位を強くにじませた「おことば」を公表。世論もそれを後押しした。そしてその年、中学3年生の愛子さまは激しく痩せた。12月1日が愛子さま、9日が雅子さま、2017年2月23日が皇太子さまのお誕生日。その都度写真が公表され、愛子さまはどんどん痩せていった。指まで折れそうに細い愛子さまのほほ笑みが、痛々しかった。
2017年6月、退位特例法が成立。その年の12月、雅子さまのお誕生日に公表された写真には二つの変化があった。愛子さまの姿がなかったこと、雅子さまが長い髪を一つにまとめたお団子ヘアにしたことだ。振り返ると、この年が「愛子さまボブヘアへの道」の第一歩だったと思う。高校生になった愛子さまは、ご両親のお誕生日ごとに撮る家族写真を卒業した。雅子さまは下ろした長い髪を一つにまとめ、仕事モードに入った。来たるべき令和に向け、それぞれが一歩を踏み出したのだ。
おそろいのロングヘアは生きづらさの共有だったのか
以来、オンオフ問わず、いつでもお団子ヘアの雅子さま。令和に入ってからは行くところ行くところ大勢の人が押し寄せ、「雅子さまー」という声に包まれた。愛子さまも高校2年の夏にイギリス留学をした頃から元気さが増し、「高偏差値」「運動神経抜群」など「スーパー少女」として報じられるようになった。
勝手な想像だが、雅子さまの「生きづらさ」に心を寄せる人が増えたことも大きかったのではないだろうか。「男系男子」による皇位継承を定めた皇室で、生身の女性が「男子出産」を迫られる。その苦しさが広く伝えられ、このままでいいのかという議論になっていった。愛子さまの不登校や痩せた姿も、「男子でない」という自身の存在が根底にあると今はわかる。生きづらさを共有した母子のロングヘア。何か切ないような「おそろい」だったと思う。
30センチの断髪は愛子さまからのメッセージのように思えた
2019年春、二つの世論調査結果が発表された。一つは朝日新聞が4月19日付の朝刊で発表したもので、「女性も天皇になれるようにした方がよい」が76%、「女系天皇を認めてもよい」が74%。もう一つは共同通信社が5月1日と2日に実施したもので、「女性天皇を認めることに賛成」が79.6%だった。
次代を担う男性皇族が秋篠宮家の長男悠仁さましかいないという現実、病を得た雅子さまが何とか折り合いをつけて皇太子妃から皇后になろうという姿への共感、そのようなものが背景にあっての数字では、と思う。「愛子天皇待望論」が週刊誌で毎週のように取り上げられたのも、その頃だった。
とここまで書いて、何か懐かしいような気持ちになった。2020年から新型コロナウイルスの感染が拡大、天皇ご一家も皇居にこもりきりになった。愛子さまの学習院大学初登校は2020年10月で、陛下と雅子さまはオンラインでの「視察」や「訪問」を試みている。だが国民と直接触れ合えないのはつらいもので、この間に話題を独占したのは秋篠宮家の長女眞子さま。というより、眞子さまとの婚約が内定している小室圭さん。最近の国民の感覚は、「皇室問題=小室さん」だと思う。
そんなところに飛び込んできたのが、愛子さまのボブヘアだった。30センチも切るって、なかなか決断できることではない。それは、愛子さまからのメッセージのように思えた。私はここにいる。そして、雅子さまもそこにいる。ロングヘアからの卒業は、愛子さまの太鼓判。雅子さまと愛子さまの長かった道を思い、しみじみとした気持ちになった。
女性皇族を取り巻く議論の行く末は…
折しも「安定的な皇位継承のあり方を議論する有識者会議」(座長は清家篤前慶応義塾塾長)が3月下旬に始まり、専門家を招いてのヒアリングが回を重ねている。2019年施行の「皇室典範特例法」の附帯決議が「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について」速やかに検討し、結果を国会に報告せよ、と政府に求めた。その宿題を果たすための会議で、議論の中心は女性皇族になる。
本音で書くなら、この議論にも小室さんの問題は影響を与えるに違いない。女性宮家、さらには女性天皇を後押しする意見が出れば、「結婚相手のことをどうするのですか?」と聞き返す「男系男子派」がきっといる。
だけど、当たり前だが問題のありかは小室さんではない。1人の女性が「男子を産む」ことの重圧はどれほどのものか。女性皇族にとっての公務が「結婚して民間人になるまでのつなぎ」で、生きがいを感じられるのか。考えてほしいことは、いくらでもある。
ジェンダーギャップ世界120位の日本だ。もし愛子天皇への道が少しでも見えたら、大変な刺激になると密かに思っている。髪を切った愛子さまは、12月に20歳になる。頼もしい限りだ。
矢部 万紀子コラムニスト


脳の「プレミアム燃料」になる「食べ物10選」

2021-05-18 08:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

脳にいい食事、悪い食事
例えば、あなたが明確な理由があって毎日読書することになり、1日に5分だけ読む計画を立てたとする。ところがそれを阻むものがある。疲労だ。心身の活力は、人が活動するための燃料として欠かせない。時間管理の大事さは知っているだろう。それと同じように、モチベーションもエネルギーをどう管理し最大化できるかがカギになる。
『LIMITLESS 超加速学習──人生を変える「学び方」の授業』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
回復力の専門家、イヴァ・セルハブ博士は、脳をよく高性能の乗り物にたとえる。「脳は高級車と同じで、プレミアム燃料を得たときにだけ最高の性能を発揮する。ビタミン、ミネラル、抗酸化物質を多く含む良質な食材をとれば、脳に栄養を与えて酸化ストレスから守れる。一方、体が酸素を使うときに生じる『老廃物』(フリーラジカル)は、細胞にダメージを与えることがある」
博士はさらに、脳を質の悪い燃料でむりやり動かしても、本来の性能はおそらく引き出せないと説く。例えば精製糖は、脳の機能を低下させ、炎症を起こし、抑うつの原因になりさえする(がんばった日のご褒美にアイスクリームに手を伸ばすのは、今後はやめたほうがよさそうだ)。
『Brain Food(ブレインフード)』『The XX Brain(女性の脳)』の著者で、神経科学と統合栄養学を専門にするリサ・モスコーニは、脳に必要な栄養素がほかの臓器と異なる理由を、僕のポッドキャストで説明している。「人間の脳が最高の状態で働くには、45種類の栄養素が必要です。大半は脳自体で作られますが、残りは食事からとらなくてはならないのです」。
食事が脳の健康に直接関わることはよくご存じだろう。だから脳には、自然の最高の恵みを与えてほしい。下記が、僕が薦める「ブレインフード(脳にいい食べ物)」10種だ。
脳に効くブレインフード 10種
アボカド:血液をさらさらに保つのに役立つ、一価不飽和脂肪酸を含む。
ブルーベリー:脳を酸化ストレスから守り、老化の進行を抑える。記憶力を良くするという研究もある。
ブロッコリー:認知機能や記憶力の向上を助ける栄養素、ビタミンKを豊富に含む。
ダークチョコレート:注意力や集中力を高め、エンドルフィン(俗に言う「幸福ホルモン」)を刺激する。認知機能の改善効果が証明されたフラボノイドも含む。ダークなほど糖分が少ないのでお薦め。砂糖は控えめにしたほうがいいのは、前に話したとおり。
卵:記憶力をアップし、脳を元気にするコリンを含む。
緑の葉菜類:脳の老化防止に役立つビタミンE、記憶力の改善効果が証明されている葉酸を豊富に含む。
サーモン、イワシ、キャビア:脳老化の進行を抑える、オメガ3系必須脂肪酸の宝庫。
ターメリック(ウコン):炎症を抑制し、抗酸化力を引き上げ、脳の酸素摂取量も改善する。認知機能の低下を防ぐという報告もある。
クルミ:ニューロンを保護して脳の老化を防ぐ抗酸化物質とビタミンEを豊富に含む。感情を安定させる効果が高い亜鉛とマグネシウムも豊富。
水:脳の約8割は水分でできている。脱水はブレインフォグや疲労の原因となり、反応や思考の速度を遅らせる。研究により、水分をよくとる人々は脳力テストの点数が高いことがわかっている。
あなたが「野菜なんて見たくも食べたくもない」というタイプなら、リストに少し手を加える必要があるかもしれない。だがありがたいことに、脳は少量のダークチョコレートでもよく働くとわかっている。覚えておきたいのは、脳の灰白質にとって「何を食べるか」はとても大事だということだ。
食事は脳の働きに影響を及ぼす。とはいえ仕事や生活の都合もあるので、ブレインフードたっぷりの食事を毎回とるのは難しいかもしれない。研究により、認知能力には特定の栄養素が直接働くとわかっている。信頼できる検査機関などに相談して、どの栄養素が自分に不足している可能性があるか、確かめるといいだろう。
足りない栄養素はサプリで補う
以前、ポッドキャストで、『Genius Foods(ジーニアス・フード)』の著者マックス・ルガヴィアと、DHA結合型リン脂質をサプリメントでとる効能について話したことがある。
脳はこの脂質をもとに健康な細胞膜を作る。これは重要なことだ。というのも、人間の細胞膜は、情動、実行機能、注意力、記憶力に関わるすべての受容体を作っているからだ。またビタミンB群には、女性の記憶力を改善する作用がある。ターメリックに含まれる栄養素のクルクミンにも、認知機能の低下を防ぐ効果がある。
こうした栄養素はどれも自然界にあるものだが、すべてを食事からとるのは、生活スタイルや味の好みもあるので難しいかもしれない。僕自身はなるべく自然で未加工のオーガニック食品からとるようにしているが、ありがたいことに、すべてサプリメントでも手に入る(ただしサプリメントの質は玉石混交なので、調べてから買うほうが安心だ)。ブレインフードにサプリメントを組み合わせて脳に必要な燃料を与えてもいいだろう。