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ハーバード大75年の追跡調査「人間の幸福と健康」を高めるたった1つの方法

2021-05-20 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

幸福で健康な人生を歩むにはどうすればいいのか。言語学者で明治大学教授の堀田秀吾氏は「ハーバード大学の75年間にわたる追跡調査によると、人間の幸福や健康は、年収、学歴、職業と直接的には関係ない。関係があったのは『いい人間関係』だった」という――。
※本稿は、堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)の一部を再編集したものです。
人間の幸福度は「年収、学歴、職業」では決まらない
「人の悩みの90%は人間関係である」なんてよく言われますが、このことにまつわるある研究があります。
ハーバード大学が進めている成人発達研究の調査としてヴェイラントらが行ったもので、ハーバード大学卒の男性たちと、ボストン育ちの貧しい男性たち、この2つのグループ(約700人)の追跡調査をしました。
この研究のすごいところは、その追跡期間です。なんと、75年にわたって対象者の幸福度と要因について調べていったのです。
この長い研究の結論は、こうでした。
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
家柄、学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無といったことではなく、人間の幸福度、健康と直接的に関係があったのは人間関係だったという結果になったのです。
しかも、友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが重要だということがわかりました。
対人関係がうまくいっている(信頼できる人がそばにいる)状況では、緊張がほどけて脳が健康に保たれる、心身の苦痛がやわらげられる効果が見られた一方、孤独を感じる人は病気になる確率が高く、寿命が短くなる傾向も見られました。
つまり、「お金持ちになれば幸せ」であるとか、「ステータスの高いパートナーがいれば幸せ」であるとか、そんなことは一切ないということなのです。
明るくハッピーな友人がいると幸福度が上がる
これに関連して、愛知医科大学のマツナガらの実験を紹介しましょう。
18〜25歳を対象にあるストーリーを読んでもらい、その反応(唾液に含まれるセロトニンというホルモンの量)を調べるというものです。
このストーリーは架空のライフイベント、人間関係などが書かれたもので、主人公になりきって追体験できるようになっています。
ライフイベントの内容は「ポジティブ」「ニュートラル」「ネガティブ」の3つ。
人間関係も同じく「ポジティブな友人」「ネガティブな友人」「友人がいない」という3パターンで、その組み合わせが参加者によって異なります。
この結果、参加者の幸福度をもっとも高めたのは、「ポジティブな友人」の存在だったことがわかりました。ライフイベントがネガティブなものであっても、明るくハッピーな友人がいる人は幸福を感じる傾向にある、という結果になったのです。
一方で、ネガティブな友人がいた場合、友人がいない場合よりも幸福度が下がる傾向も見られました。
見栄や世間体を重視した付き合いはムダでしかない
人間は、とても共感能力が高いのです。それが幸福な気持ちであっても、不安や怒りなどのネガティブな感情であっても、相手が発しているものをそのまま受け取ってしまい、同じような感情を抱いてしまうことがわかっています。
つまり、ネガティブな人ではなく、ポジティブな人と接していったほうが人生はポジティブな方向に向かいやすいということです。
現代社会では、人間関係でもメリット・デメリットが重視されがちで、「つながっておくといいことがありそう」だから付き合う、なんていうこともあるかもしれません。また、見栄や世間体を重視した付き合いなどもあるかもしれません。
ですが、ムリした付き合いには意味がないどころか、幸福度を下げてしまうこともあるのです。
ですから、よけいなことを考えずにポジティブな友人と一緒にいる。そして、自分自身もポジティブでいることに努める。そうして、幸福度の高い人間関係をつくってみてください。
冒頭の研究の結果を考えれば、人生の最終的な勝ち負けなんていうのはないも同然です。財産も、恋愛も、肩書も、ステータスというのは一瞬の間不安を遠ざけるものに過ぎず、本質的には問題を解決してくれないのです。
ここでは、「ポジティブな態度」とその効用について見ていきます。
「何事もポジティブシンキング」は間違っている
これまでは、幸福に必要なものは「いい人間関係」であり、そのためにはポジティブな態度が欠かせない、とお伝えしました。
では、ポジティブな態度とはどういうことなのでしょうか?
アメリカからの自己啓発ブームもあってか、世の中では一般的に「ポジティブシンキング」が重要だと考えられています。
もちろん、ものごとをネガティブに考えるよりもポジティブに捉えられたほうが都合のいいことは多いのですが、必ずしも「ポジティブシンキングがいい」とは言えません。
ミシガン州立大学のモーザーらは、「ネガティブな人に前向きなことを言うと逆効果になる」という研究を発表しています。
この実験ではまず、参加者に自分が「ポジティブ思考」か「ネガティブ思考」か自己申告をしてから行ってもらいます。
そのうえで、「男が女性の喉にナイフを突きつけている」などのショッキングな映像を見せるのですが、これらをできるだけポジティブに(楽観的に)解釈するように指示します。
このときの参加者の脳の血流の反応を調べたのです。
「ネガティブを自覚すること」から始める
まず、ポジティブ思考だと自己申告した人たちの血流には特に大きな変化はありませんでした。
一方、ネガティブ思考だと自己申告した人たちの血流は大きく反応し、非常に早くなったのです。血流が早いとは、あれこれ考えて、脳が高速回転しているような状況で、この速度が早くなるほどパニック状態になります。つまり、反応が少なく、血流がゆるやかなほうが精神は落ち着いているということです。
この結果を受け、血流の早くなった人たちに「もっと前向きに考えて!」と指示をします。
するとどうなったかというと……血流がゆるやかになるどころか、より早くなってしまったのです。
これは「バックファイア効果」と呼ばれるもので、ある情報を修正しようとすることで、かえってもともとの情報のネガティブさを強めてしまうというものです。
一度わいてしまった不安やネガティブな感情をムリにポジティブに捉えようとしたことで脳が混乱し、オーバーヒートのような状態になったのでした。
ですから、そもそもネガティブな状態になっている人がムリにポジティブになろうというのは自己矛盾を引き起こし、かえって自分のネガティブさに気づかされてしまいます。そして、よりネガティブ思考を深めてしまう原因になるのです。
落ち込んでダメージの大きい人に「がんばろう!」とか「元気出して!」と声をかけるのが逆効果なのは、このようなメカニズムが働くからです。
ネガティブな状態のときは、思考を変えようとはせず、まずは「ああ、今ネガティブだな〜」と認識するところから始めてみてください。
「状態を客観的に認識して、意識をそらす」
このとき、その状態について「いい」「悪い」の評価はしないでください。何なら自分を三人称に置き換えて、「ああ、彼は今ネガティブだな~」という状態をそのまま描写して、思考をさっと別のほうに持っていく習慣をつけていきます。
三人称で心の中を語ったときには、感情に関する脳の部位の活動が急激に低下することをモーザーらは別の研究で観察しています。
ネガティブな感情を気にしたり、「これはよくない!」と否定したりしてしまうと、よけいに強調されます。そうではなく、「状態を客観的に認識して、意識をそらす」ことが本当のポジティブシンキングの第一歩なのです。
その意味では、態度をポジティブにするというのは、「思考から行動をポジティブにしていく」のではありません。行動をポジティブにすることで、結果的に思考がポジティブになるのです。
いったいどういうことか? そのメカニズムについて引き続き見ていきましょう。
「ポジティブな態度」を習慣化する
不安が強い状態のとき、人は思考も感情もネガティブになりやすくなります。
ただこれまでで紹介したように、これを無理やりポジティブ思考にしようとしても自己矛盾に陥って、かえってネガティブな方向に進んでしまう可能性があるのです。
「何事も考え方だぞ!」と自分をふるい立たせて思考を変えようといってもなかなか難しいのです。
しかしながら、心の内側からではなく、外側から思考を変えていくことができます。近年の脳科学では、感情は思考(考え方)よりも、身体の動きなど外的な要因から大きな影響を受けることがわかっているのです。
つまり、「ポジティブな態度」を習慣化することで、思考や感情をポジティブな方向に持っていく方法があります。
笑顔をつくると脳が「楽しい」「嬉しい」という錯覚を起こす
たとえば、こんな実験があります。カンザス大学のクラフトとプレスマンは学生を対象にストレスと表情に関する実験を行いました。
この実験では、参加者を3つのグループに分けます。
①「無表情のグループ」
②「箸をくわえて、口角が上がる(「イー」の形)ようにしたグループ」
③「箸を横にくわえて、大きな笑顔をつくるグループ」
そのうえで、すべてのグループの参加者にストレスを感じてもらうようにします。氷水に1分間手を入れる、鏡に映った対象物の動きを利き手ではないほうの手で追うといった作業をさせ、参加者たちの心拍数を計測したり、ストレスのレベルを自己申告で評価してもらったのです。
この結果、①の笑っていないグループと比較して、②のグループと③のグループは作業中のストレスが少ないことがわかったのです。特に③の大きな笑顔のグループは作業中の心拍数も低いという結果になりました。
つまり、笑顔にはストレス抑制効果があるということです。より強い笑顔のほうがその効果は高くなります。笑顔なだけで脳が「楽しい」「嬉しい」という錯覚を起こすんですね。
さらにアルスター大学のブリックらによれば、運動中に笑顔でいると運動のつらさを忘れるという実験結果を公表しています。身体感覚にも影響があるというわけです。
考えすぎてしまっているときは、とりあえず口角を上げて、ニッと笑ってみてください。地味でイヤ~な作業をしているときも、口角を上げておくといいでしょう。
意識しないと、人の表情はかなり無愛想
また笑顔のもう一つの効果として、人から見た印象も大きくかかわってきます。
カリフォルニア工科大学のオードハーティーらの研究によると、人は誰かの笑顔を見ると脳の報酬系が活性化することがわかっています。報酬系とは「喜び」をつかさどる脳の機能のことで、つまり、笑顔の表情は相手を喜ばせるということです。
これは、ポジティブな人間関係をつくっていくのにも非常に効果があります。
堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)
たとえば赤ちゃんや小さな子どもの笑顔を見るとついつい「つられ笑顔」をしてしまう、という経験をしたことのある人も多いかと思いますが、これも子どもたちの笑顔によって脳の報酬系が働いていると考えられます。
もう一つおまけで紹介をしておくと、東北公益文化大学の益子らの研究によれば、笑顔が大きくなるにつれて、その人自身の「活力性」「支配性」そして「女性らしさ」を高めることがわかっています。そして、人からの「好感度」も高くなるという結果になったのです。笑顔が大きいと、より魅力的に映るということですね。
総じて言うと、笑顔というのはいろいろな面でいいことがある表情であり、不安とうまく付き合っていくには欠かせない要素の一つなのです。
今、あなたの表情はどうですか? 意識しないと、人の表情はかなり無愛想で、無表情に見えるものです。表情筋を使って、笑顔の習慣をつくってみてください。あれこれ悩んだり、考えたりする前にまず「笑顔」です。


親を捨て「家族じまい」する人たち 女優・青木さやかの場合

2021-05-20 13:30:00 | 日記

下記の記事はAERAdotからの借用(コピー)です


「絶縁する」──。親やきょうだいにこう叫んでも、離婚のように紙一枚で縁は切れない。一度入ったら抜けられないループのようなもの、それが家族だ。「家族じまい」する人が増えているという。親との関係に苦しんだ3人の女性を紹介する。

 文筆家で漫画家の小林エリコさん(43)は、父親と兄からの暴力を受け、母からも助けてもらえず、「機能不全家族」の中で育った。

 酒飲みの父親の口癖は、

「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」

 母親への面前DVは常だった。小林さんは声を潜めるようにして育った。母親には幼少時代に毎年カーネーションや肩たたき券を贈っていたが、「なんであんなに肩たたき券をくれていたの」と大人になってから聞かれた。

「気持ちが全然届いてなかったんです」

 家庭の中に自分の居場所も夢を語れる場面もなく、進路も欲しいものも全て我慢して育った小林さんは今でも自分自身にお金を使うことが苦手だ。

「子どもは育った家庭環境で人生のほとんどが決まると思う。私は、親に自分の可能性を潰された。その恨みが今でも根強くあるんです」

 貧乏な生活から抜け出せず、生きていくことに絶望し、30代の半ばに大量の薬を飲んで自殺を図った。退院後に実家で療養しているときに見舞いに来た父親に思わず感情が爆発した。私が病気になったのも人生がこんなになったのも全部お父さんのせいだよと吐き出した。すると父親はこう返した。

「誰のおかげで生活保護が今受けられると思っているのか。俺が(書類に)サインをしたからだ」

 小林さんの中で何かがプツンと切れた。

「お父さんとは絶縁する! もう二度と会わない」。家族の縁を自ら切った。今、父親は71歳に、母親は69歳になった。二人はようやく離婚した。

 今年5月、小林さんは『家族、捨ててもいいですか? 一緒に生きていく人は自分で決める』(大和書房)という本を出した。皮肉にも本を読んだ父親が小林さんに連絡をしてきた。あれだけ憎み、恨み続けた父親と10年以上ぶりにつながってしまった。会わない間に父親は大病をし、性格が少し丸くなっていた。とはいえ小林さんにはいつでも親を捨てる準備ができている。

一方でこうも思う。

「ふと顔を上げて、鏡を覗き込むと、鏡には父にも似ているし、母にも似ている私が映っている」

 女優の青木さやかさん(47)は、昨年母親を見送った。二人は20年以上折り合いが悪かった。几帳面で厳しく、世間体を気にする母親。小さいころから褒められた記憶がなく、テストで85点でも「なぜ100点じゃないの」と言われた。

 お笑いの世界に入ったのも母親が嫌がる職業を選びたかったからだ。

 そんな母親とは、物理的にも精神的にも距離をとったこともある。

「ある意味、あれは『家族じまい』だったと言えるかもしれません。私にはその定義がよくわかりませんが。でも私にとって、家族じまいでは楽にはなれなかったんです」

 どこかで引っかかってしまったからだ。

「仲は悪くても、忘れきることができないんです」

 昨年母親がホスピスに入って、いよいよ終わりという状況になった。

「そのとき、犬と猫の保護活動のノウハウを教えてくれた恩人、武司さんという男性から言われたんです。『親と仲良くなると自分が楽になれるよ、最後のチャンスだよ』と」

 最初は半信半疑だったが、やってみた。病室でする何気ない会話も最初は「どんな仕事よりもハードなチャレンジだった」が頑張ってみた。できる限り、母がいる名古屋のホスピスまで足を運んだ。

「母のために、と思っていたらできなかったと思います。全部自分のためにやったことです。ふしぎなことに、母が亡くなるときはもう母のことは嫌いではなくなっていて、今は、どんどん好きになっているんです」

 母親も青木さんとわかり合ってから死にたいと望んでいたとわかった。母への否定的な思いがなくなったことで青木さんの人生が楽になった。

「私にとっては、親との関係性が人間関係の基本。親への思いが強くなればなるほど、人との関係性が良くなりました」

 冗談交じりに「今なら結婚もうまくいくかも」と話す(青木さんは2010年に長女を出産後、12年に離婚)。

「武司さんから、『死んでもできる親孝行があるよ』とも教わりました。それは私が母を送った後も楽しく笑って日々過ごす、ということです」

今は一人娘と幸せに暮らしている。

 こうした青木さんのケースと違い、親の影響が強すぎて、精神的に苦しんだ上、「無理に親の面倒をみて子どもも共倒れというケースもあります」(中央大学の山田昌弘教授)。

 家族社会学が専門の山田教授によると、「自分(や自分の子ども)の生活を守るために家族をしまわなければならないという人も存在します」。

「家族じまい」し、自分らしい人生を歩みだしたのはライターの寺田和代さん。幼いころに実の父親が自死。養父と実母との間に生まれた弟を含む4人での暮らし。家族の自死はタブー視された時代。感情や記憶を口にすることもできず、飲酒問題を抱えた養父からの暴力も誰にも言えないままだった。父の自死を「なかったこと」と封印し、養父から実娘への虐待を否認し続けた母親は9年前に大腸がんで亡くなった。親戚から余命いくばくもないという連絡を受けても、会いに行くことを選ばなかった。

 一度だけ母親に手紙を書いたこともある。しかし「私がどんなにあなたを誇りに思ってきたか、あなたにはわからなかったのですね」と、的外れな一言だけが返ってきた。

「最後まで母親とはわかり合えませんでした。物別れという結末です」

 寺田さんの中に、親を捨てたという感覚はない。

「もちろん『親を捨てた』結末に至ったのですが、そうしなければ自分が生きられなかったのです。捨てたくて捨てたのではないという長い、長い葛藤があったような気がします。これだけ親子愛や家族愛至上の社会で『親を捨てる』ということは私にとってはほとんど命がけみたいなものです」

 深刻な鬱状態になり、1年ほど、働けないどころか、ほぼ寝たきりだった時期もある。人生の大半を母親との関係に悩まされてきた。母親が亡くなったときは「母娘関係にこれ以上苦しいエピソードが重なることを不安に思わなくていいという安堵と解放感が残りました」。

 親との関係に苦しんだ女性3人のケースをご紹介したが、大事なのは家族という既成概念にとらわれることなく、自分の人生を自分の足で生きることかもしれない。(本誌・大崎百紀)


小室さん親子のズレた金銭感覚 母は婚約者にメールで「トイレットペーパー買って」

2021-05-20 11:00:00 | 日記

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「おつきあいは、遠慮したい」

 宮内庁に長くいた人物によれば、旧皇族、そして旧華族があつまる霞会館からは、そうした声がささやかれ続けているという。声は、小室圭さんとその母親に対して向けられたものだ。

 秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室さんは、母の佳代さんの元婚約者と小室家との金銭トラブルについて28枚に及ぶ「反論文書」を出した。だが、小室家のためにお金を出した元婚約者に対する誠意や感謝の見られない内容に対して、世間の批判はより一層強くなっている。

 ふたりが結婚すれば、小室さんは「内親王の夫」に加え、将来の天皇の義兄になる。

 皇室と元・旧皇族でつくる菊栄親睦会。上皇ご夫妻と天皇、皇后両陛下と愛子さまら名誉会員、皇族や元皇族から成る会員、その家族や親族ら準会員で構成される組織だ。眞子さまと小室さんは会員、母の佳代さんも準会員として交流の輪に加わることになる。 

 先の人物がこう話す。

「皆さまが、おつきあいは……と口にするのは、家柄や資産の優劣ではないことは、十分におわかりでしょう」

 世論も同じだろう。国の象徴であり、国民統合の象徴である天皇。その天皇の縁戚となるにふさわしい常識と感覚、品位を備えたご家族なのか、という点に国民が納得しないからだろう。

 元婚約者との金銭問題だけではない。母の佳代さんが元婚約者に、メールで「指南」した「遺族年金」の問題や、元婚約者と他のやり取りからも、違和感はにじむ。

 小室さんは、「文書」のなかで、高級志向の元婚約者の要求に負担を感じるようになった小室家というストーリーを書いている。当時のやり取りはどうだったのか。

 小室さんの母、佳代さんと男性が婚約をしたのは、2010年9月だ。

 小室さんが文書で訴えたのは、元婚約者は、お互いの友人を呼んでクルージング婚約パーティーを提案したが、母の佳代さんは、豪華なパーティーを開くことよりも他の使い道を考えた方がよい、と提案した、という内容だ。これだけを目にすれば、贅沢を好む元婚約者に、堅実な人生設計を望む小室家というイメージが浮かぶ。

 一方、記者が元婚約者に取材した当時の資料を読み返すと、また違うストーリーが浮かびあがる。

このとき、佳代さんが元婚約者に送ったのは、次のメールだった。

<クルージングパーティ調べて頂き有難うございます。50万円とは‥大金ですね。友人達へのお披露目に使うか、私達onlyのアニバーサリーに使うか悩むところですが‥ふたりでフランスでひっそりあげるのもいいかもです>

 また、小室さんは文書で、元婚約者が食事に連れて行く店は金額が高く、応分の負担を求められる母は、困難を感じ始めた、と書いてあった。

 果たして、元婚約者の男性は、経済的に余裕のない親子を高級店に連れ回していたのだろうか。

 婚約の翌10月は、小室さんの誕生日というイベントがあった。佳代さんは、元婚約者にこんなメールを送っている。

<さて、圭は明日19歳のバースデーを迎えます 今年は圭の大好きな恵比寿ウェスティンH○○○(※)でお祝いdinnerしたく思いますが如何でしょうか? 少しリッチな誕生日会食となると思われ、ご負担をお掛けしスミマセン><パピーのご都合次第で早速予約を入れるつもりです>

 この高級中華料理店のメニューを見ると、最も安いコースで一人1万2千円から、とある。息子の誕生日を祝うために、息子が大好きな高級レストランでのお祝いを提案する母親。小室さんに対する、佳代さんの愛情が伝わる内容だ。

 そして、小室さんが、大学の学費は、すべて自分の貯金と奨学金で賄ったと説明している通り、小室家の家計管理は、堅実だ。        

 婚約前の8月。すでに、家族のような親しさがにじむメールを、元婚約者の男性へ送っている。

<‥又又面目ないですが
 トイレットペーパーがキレてしまいました。もし購入して頂けたら幸いです>

 そして2か月後、クリスマスを一週間後にひかえた夜、元婚約者男性は、佳代さんからこんなメールを受け取った。

<仕事帰りに食料品を買い込み、薬局でトイレットペーパー等も買ったら凄い荷物になってしまいました タクシーで帰宅したのですが‥次回そのような時は、(車マーク)助けて頂いてよいですか?><図々しいでしょうか?でも700円が勿体なくて 10回利用したら7000円 一緒にフレンチ頂けます>

 もちろん、4月8日に小室さんが公表したのは、小室家から見た真実だ。双方それぞれ主張があり、どちらか一方が正義とは限らない。

 だが、小室さんの文書を読んで、「理解した」と口を開いたのは、眞子さまと宮内庁長官らと、あと誰であったのだろうか。(AERAdot.編集部 永井貴子)


血糖値を上げやすい食事は不眠症のリスクを高める可能性

2021-05-20 08:30:00 | 日記

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血糖値を上げやすい食事(炭水化物の多い食事)をとっている閉経女性は、不眠症のリスクが高いことが、米国で行われた研究で明らかになりました。
血糖値を上げやすい食品のとりすぎが不眠症の原因に?
炭水化物の摂取過多が不眠に影響している?
 不眠症は、自動車事故や、仕事の効率の低下、生活の質の低下などを引き起こすことが知られています。治療法には、認知行動療法や薬物療法がありますが、薬物療法は、認知機能の低下や転倒、昼間の疲労感などを生じさせる可能性があり、認知行動療法は、改善までに時間がかかる上に高額で、日本では広く利用できるようにはなっていません。
 今回、米Columbia大学などの研究者たちは、不眠症に対するより安価で有効な介入法を見つけるために、食事と睡眠の関係に注目しました。
 これまで、たんぱく質、脂肪、炭水化物のような多量栄養素、特に炭水化物の摂取と不眠症の関係について検討した研究は複数行われていますが、一貫した結果は得られていません。炭水化物の摂取量は他の栄養素に比べ多いため、「精製された炭水化物などの摂取が不眠リスクに関係するのであれば、人々の健康に及ぼす影響は小さくない」と考えた研究者たちは、食事全体のグリセミックインデックスと、グリセミックロード、および種々の炭水化物の摂取と不眠症との関係を調べることにしました。
グリセミックインデックスとは
食品に含まれる炭水化物50gを摂取したときの、血糖値の上昇の程度を示した数値。例えばGI値が「80」の食品AとGI値が「40」の食品Bでは、Aに含まれる炭水化物の方がBに含まれる炭水化物よりも血糖値上昇への影響が大きいことを示す。高GI食品に比べて低GI食品は、食後の血糖値の上昇が穏やかで、インスリンの分泌が抑制されるため、肥満や糖尿病(生活習慣が原因で起こる2型糖尿病)の発症リスクを低減できる可能性があると考えられている。
グリセミックロードとは
GI値にその食品の標準摂取量(1食分の量)当たりに含まれる炭水化物のグラム数を掛け、100で割ることによって求めた値。これによって、ある食品を一食分食べた時に、血糖値がどの程度上昇するかを推定できる。
 研究対象は、米国のWomen's Health Initiative(WHI)観察研究に参加した、米コロンビア特別区在住の、社会経済的地位や人種が様々な、50~79歳の閉経女性です。参加者は、1994年9月1日から1998年12月31日までに、食物摂取頻度調査と、不眠症かどうかを調べる検査 を受けました。検査により不眠症の有無が明らかになっていた女性7万7860人を対象に、不眠症であることと食事の内容の関係を検討しました。また、この時点で不眠症でなかった女性を3年間追跡して、不眠症を発症したかどうかを調べました。5万3069人について、不眠症発症の有無が明らかになりました。
 炭水化物の摂取と不眠症の関係に影響を及ぼす可能性がある要因として、年齢、人種、学歴、年収、1人暮らしかパートナーありか、子どもと一緒に暮らしているか、喫煙習慣、飲酒習慣、カフェイン摂取量、うつ症状の有無、運動量、BMI(体格指数)、高血圧、心筋梗塞、心血管疾患、喘息、ほてり、ホルモン補充療法、いびきなどに関する情報を収集しました。
 食事のGI値は、摂取した炭水化物を含む全食品のそれぞれのGI値に対して、個々の摂取量で重み付けして求めた平均値(加重平均)としました。食事のGL値は、摂取していた、炭水化物を含む全ての食品のGL値の合計としました。
 不眠症との関係を検討したのは、食事のGI値、食事のGL値と、食品に含まれる炭水化物に分類される成分(糖類、でんぷん、食物繊維)、および炭水化物を含むいくつかの食品です。GI値、GL値については、低い人から順番に一番高い人までを一列に並べて5等分し、最低のグループ(最低五分位群)と最高のグループ(最高五分位群)を比較しました。その他の成分や食品については、摂取量が一番少ない人から一番多い人までを一列に並べて5等分し、最低五分位群と最高五分位群を比較しました。
精製穀物や糖類が添加された食品を多くとる人は不眠症リスク上昇
 検討結果は表1の通りです。
表1 研究参加時点で摂取していた食事の内容と、その時点で不眠症であるリスク/その後不眠症になるリスク
 調査参加時点で不眠症であるリスクが高いことに関係していたのは、GI値が高いこと(最高五分位群の平均値は56.4)、添加された糖類の摂取量が多いこと(同80.5g)、精製された穀物の摂取量が多いこと(同5.34オンス)でした。一方、不眠症であるリスクが低いことと関係していたのは、食物繊維の摂取量が多いこと(同21.1g)、精製されていない全粒穀物の摂取量が多いこと(同2.29オンス)、果物の摂取量が多いこと(同2.74カップ)、野菜の摂取量が多いことでした(注:1オンス=28.35g、1カップ=236.588mL)
 一方、その時点では不眠症でなかった女性が3年後までに不眠症を発症するリスクが高いことに関係していたのは、GI値が高いこと(最高五分位群56.3)、GL値が高いこと(同146.5g/日)、添加された糖類の摂取量が多いこと(同79.2g)、でんぷんの摂取量が多いこと(同119.3g)、精製穀物の摂取量が多いこと(同5.26オンス)で、不眠症になるリスクが低いことに関係していたのは、果物の摂取量が多いこと(同2.75カップ)、野菜の摂取量が多いこと(同2.21カップ)でした。
 以上のことから、この研究は、高GI食は閉経女性において不眠症の危険因子であることを示しました。また、果物、野菜などは不眠症リスクを低下させる可能性が示されました。著者らは、「今後、高GI食を、全粒穀物や、食物繊維が多い炭水化物などと置き換えると、不眠症が改善するかどうか、不眠症予防になるかどうかを評価する無作為化(ランダム化)試験が必要だ」と述べています。
大西淳子(おおにしじゅんこ)
医学ジャーナリスト