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コロナ重症化リスク高める遺伝情報発見…血液型別も解析、AB型はO型の「1・6倍」

2021-05-17 19:01:55 | 日記

下記の記事はヨミドクター(読売)からの借用(コピー)です


日本人で、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを高める遺伝情報の特徴を発見したと、慶応大などの研究班が17日、発表した。
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新型コロナウイルス
 慶大や東京医科歯科大などは昨年5月、研究班「コロナ制圧タスクフォース」を結成。全国100以上の医療機関から、患者3400人以上の血液などを集めて遺伝情報を解析した。感染したウイルスは、従来型が中心とみられる。
 65歳未満の重症患者440人と一般人2377人を比べた結果、「DOCK2」という遺伝子の近くで、遺伝情報に一定の違いがあると、重症化リスクが2倍になることがわかった。DOCK2は免疫に関わる遺伝子で、この違いは日本人の約2割が持つという。
 研究班は血液型別の解析も実施。重症化リスクはO型が最も低く、A型とB型はその約1・2倍、AB型は約1・6倍だったという。理由ははっきりしていない。
 重症化のしやすさは遺伝情報だけでなく、ウイルスの変異や肥満、基礎疾患なども影響する。
 東京農工大の水谷哲也教授(ウイルス学)の話「新型コロナだけでなく感染症全般の重症化に関係する可能性もあり、知見を集めておくことは重要だ」


同性と不倫して離婚、妻には「気持ち悪い」と言われて… 今も癒えない心の傷を告白

2021-05-17 15:30:00 | 日記

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不倫相手を知った妻 彼女の言葉に傷ついた私
 特に問題もなく結婚生活を送っているのに、好きな人ができてしまう。そこまではよくある話だ。その恋心を行動に移すかどうかで、「不倫」が始まるかどうかが決まる。では相手が同性だったらどうなるのか。他者に心をもっていかれたという意味では、これもまた「裏切り」になるのかもしれないが……。
「私は女きょうだいに挟まれた長男なんです。子どものころに両親が離婚、美容師をしている祖母と母に育てられました。女性4人に囲まれた唯一の男でしたけど、周りから“男役割”を押しつけられたことはありません。むしろ、私も女として扱われることが多かったような気がしますね。姉たちに化粧されたりして喜んでいるような子だったそうです」
 トモキさん(仮名=以下同・47歳)は、穏やかな笑みを浮かべながらそう言った。中肉中背、スーツを着たごく普通のサラリーマンだが、物腰は非常に柔らかい。
 彼を紹介してくれたのは、旧知の仲である元妻のエリさん(50歳)だ。「離婚はしたけど、そこそこ仲良し」だというあらましだけは聞いていた。
 トモキさんの話は続く。
「離婚したのは、私の不倫が原因です。相手はバーで知り合った28歳の男の子。私が惚れて追いかけ回して、あげく苦しくなって妻に告白してしまったんです。エリをとても傷つけたとわかったのはあとになってから……」
 ふたりが結婚したのはトモキさんが27歳のとき。エリさんの妊娠がわかって婚姻届を出した。生まれた娘は現在、20歳になった。彼にとって、目に入れても痛くない最愛の娘だ。
同性が好きかも、しかし見て見ぬふりをした学生時代
 トモキさんは中学高校とサッカー部に入っていた。ボールを追いかけてチームメイトと体が接触すると、どこかむずがゆいような気持ちになったという。一方で、友人たちが騒いでいる女性アイドルにはまったく興味を惹かれない。
「自分が同性を好きなのかもしれないと薄々気づいてはいたんです。だけどまだ、そんな自分と正面から向き合うことはできなかった。見て見ぬふりを続けました」
 大学を卒業して就職した会社で出会ったのがエリさんだった。後輩から見ても、エリさんは仕事ができ、言いたいことをはっきりと述べる素敵な先輩で、男女問わず人気があった。
「私は彼女から直接、仕事を教わっていました。彼女に気に入ってもらいたくて必死にがんばりましたね。仲のいい職場で、よく同期のグループ、同じ部署、残業していてそのフロアにたまたまいる人たち、というように誰とでも飲みに行っていました。エリはつきあいがよくて、どこの飲み会からも引っ張りだこでしたね。彼女がいると楽しいから」
 そんなエリさんと個人的に親しくなったのは、ある日、たまたまふたりで飲んでいるときに彼女がぽろりと弱みを見せたからだ。当時、エリさんは昇進したり、企画開発で社長賞をもらったりと仕事では絶好調だったのだが、プライベートでは恋人との関係に疲れていた。
「ふたまたをかけられていたんですよ。その話を打ち明けたとき、彼女が自嘲的にフッと息をついて『女として幸せにはなれないんだよねえ』とつぶやいた。その言葉にグッときて思わず、そんなヤツと一緒にならないで、僕と結婚しようと言ったんです。彼女はじっと私を見て、『ありがと。トモキはやさしいね』って、私がテーブルに置いていた手を上からぐいっと握ってくれた。それがすごくうれしくて。うれしいというより、そこにときめきと、性的な衝動を感じたんです」
 この人と一緒に幸せになりたい。彼が初めて恋に落ちた瞬間だった。そのまま彼女の手を握って店を出ると、彼は近くのホテルへと彼女を誘った。
妻に「下着を貸して」と頼んだ
 それから1年後、エリさんの妊娠がわかり、ふたりは結婚した。トモキさんは他部署に異動となったが同じ会社で仕事を続け、家庭でも仲良く暮らした。
「私も育児休暇をとって、どっぷり育児にはまって。彼女は半年もたたずに職場復帰したけど、私は結局、1年育休をとりました。出世はエリに任せておけばいいと思って。エリも周りもみんなそう思っていたんじゃないでしょうか。毎日娘と一緒にいて、家事をやってエリにおいしいものを食べさせる。それが仕事だったけど私はけっこう満足していましたね」
 そのころ、再度、自分のセクシャリティについて考えるようになった。エリさんのことは本当に愛していると自信をもって言える。だが、それとは別にモヤモヤした気持ちが抜けないのだ。
「エリはあっさりさっぱりした女性で、そこがいいところなんですが、一方で私は自分がしっとり色っぽい女になりたい。そう思っているんじゃないか……。そんな気がしてならなかった。いや、そんなことはない。結婚して子どももいる大人の男が何を言っているんだと自分で自分を否定するんだけど、心からの欲求が『女っぽくなりたい』であることが否定できなくなっていった」
 真綿で首を絞められるように、少しずつ彼は自由に息ができなくなる感覚にとらわれていく。娘が中学生になったころ、ついにトモキさんは妻に告白した。
「エリに下着を貸してくれないかと頼んでみたんです。エリは一瞬、わけがわからないという顔をしていたけど、『あなたが着けるの?』って。『うん』と言ったら、彼女は自分の下着をもってきてくれました。私はあまり大柄じゃないし、妻はがっちりしたタイプですが、それでもサイズが合わなかった。すると妻が『明日、買ってきてあげようか』と」
 そこで妻に拒絶されたら、女性用の下着をつけようとは思わなかったかもしれない。でも妻はわかってくれている。それがトモキさんの背中を後押しした。
「翌日、エリが私に合う下着を買ってきてくれたんです。夜中にそれを着けて鏡を見ていると、エリが来て直してくれて。似合うよと言ってハグしてくれたのが本当にうれしかった」
 当時のことをエリさんにも聞いてみた。彼女は結婚してから、薄々、彼の女性性は自分より高いのではないかと思っていたという。
「私は大雑把な女だけど、トモキは濃やかなんですよ、気遣いが。トモキと一緒にいると、姉か母と一緒にいるかのような安心感があった。兄や父ではない、もっと深く受け止めてくれるような愛情を感じていました。だから下着の話を聞いたときも、最初はえっと思ったけど、嫌悪感はなかったんです。だから彼に合うサイズの、なるべくかわいいのを買いました。少女のように喜んでいた彼がかわいかった」
若い男の子と浮気、妻に告白すると…
 相手を尊重するがゆえのエリさんの言動に、トモキさんも感動したのだから、このままだったら何の問題もなかった。ただ、下着をつけたことで、トモキさんは自分の欲求を少しずつ開放するようになっていった。
「社会的には男性会社員だけど、下着はいつでも女性用をつけていました。ブラもね。妻は最初、おもしろがっているところもあったみたい。下着くらい自由に好きなものを着ければいいよって言っていました。だけど下着を着けたら、私は女として男に愛されたいと思ったんです。そしてそれが長年秘めていた自分の欲求だとやっと気づきました」
 ネットでセクシャルマイノリティのサイトを見たり、気が合いそうな人と会ってみたりもした。ただ、それは妻には内緒だった。衝撃を与えなくなかったからだ。そして、自分が女になりたいと思えば思うほど、女であるエリさんのことを愛するようになった。自分で自分が引き裂かれそうだったという。
「で、ついに浮気してしまったんです。若い男の子と。半年くらいは上手くいってたんだけど、彼はひとりの人に縛られたくないって言い出して。私は彼をあきらめきれなくて、彼が勤める飲食店に押しかけて出禁になって……。彼への恋心はなかなか冷めませんでした。でもひとりで耐えてはいたんですよ。だけどある日、エリにどうしたのと聞かれて、つい全部、告白してしまった。それはさすがにエリもショックだったようです。『気持ち悪い』と言われたんです。私にはその言葉がショックで立ち直れなかった」
 それはエリさんから思わず出た言葉だったのだろうが、そこにこそ本音があるとトモキさんは感じた。
「エリは目を見開いたまま、呆然と立っていました。そしてそのまま崩れ落ちたんです。『単純に、女性の下着をつけたい趣味があるだけだと思ってた。私を裏切ったのね』って。エリがあんなに叫ぶのを初めて聞いて、私の胸が張り裂けそうになって」
 そのまま家を飛び出したトモキさんを、当時18歳だった娘のユウナさんが追ってきた。
「ユウナが抱きしめてくれなかったら、私、どうしたらいいかわからなかった。ユウナは、『ママもショックだっただけだと思う。古い常識で生きている人にとっては、パパの告白はショックすぎるよ』って。彼女の冷静な言葉で私も落ち着いて帰ることができました」
 その後、家族3人で話し合った。ユウナさんは、「夫婦の問題は夫婦で解決して、私に気を遣わなくていいから」と言った。夫婦はふたりきりで長い時間をかけて話したという。
「それでもやはり、エリは私を受け入れることができない、友だちとしてならやっていけると。離婚して同居することも提案したんですが、それもエリにはきついみたいで。結局、離婚して私が家を出るしかありませんでした」
 自転車で10分ほどのところにアパートを借りて、トモキさんはひとり暮らしを始めた。月に1、2回はエリさんとユウナさんのいる自宅で食事をする。
 エリさんとは会社で会ったとき、ごく普通に会話をかわす。周りも離婚したことを知っているが、当人たちは今まで通りだ。
「エリも、今は友だち感覚で接してくれていますから、みんな『仲がいいのに離婚したヘンな夫婦』だと思っているみたい。私は今もエリを深く愛しているんだけど、エリからは少し距離をおかれていますね」
 トモキさんは体を女性に変えたいとは思っていない。女装したいともあまり思わないのだそうだ。ただ、女性用下着はつけて、男性と愛しあいたい。セクシャリティは人それぞれだ。
「でもあれからなかなか恋ができないんです。エリを傷つけたことが私の傷にもなっていて、そこから浮上できない感じがありますね」
 トモキさんは言う。もしあのまま自分の欲求を満たさなければ、今も家庭は平穏だった。愛するエリさんを傷つけることもなかった。どうして我慢できなかったのかと激しい後悔に襲われることがある、と。
 真摯に話してくれるトモキさんの繊細な表情を見ていると、こちらまで苦しくなる。彼が少しでも気が楽になることを願うしかなかった。
亀山早苗(かめやま・さなえ)
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。


2021年ベビーショック到来 日本の少子化「18年早送り」の戦慄

2021-05-17 13:00:00 | 日記

下記の記事は日経ビジネスオンラインからの借用(コピー)です

コロナ禍に伴う恋愛停止が日本経済にもたらす最大の災いは「少子化の急加速」だ。専門家からは「コロナ禍で日本の少子化は18年早送りされた」との試算も出始めた。少子化どころか、子供が周囲に見当たらない「無子化社会」の到来が迫りつつある。
 「コロナ禍によって少子化は、従来の予測より18年早送りされた」。人口減少社会の日本で今後起きることを明示した『未来の年表』(講談社)の著者で、人口減少対策総合研究所の河合雅司理事長はこう警鐘を鳴らす。
 その主張の根拠は結婚と妊娠の急減だ。厚生労働省によると、2020年の婚姻件数は約53万8000件と前年から12.7%減少した。自治体に届け出る妊娠届も20年5月に前年同月比17.6%減を記録。以来、件数が公開されている10月まで連続1.0~10.9%の前年割れとなり、5~10月を通しで見ると前年同期比8.2%減となった。その後もほぼ同様の状況が続いたと思われる。
自治体に届け出る妊娠届は前年割れが続いている(写真:PIXTA)
 「披露宴すら開きにくいコロナ禍で結婚を延期したり、医療態勢のひっ迫が伝えられる中での出産を避けようと妊娠を躊躇(ちゅうちょ)したりしている夫婦が増えたことなどが影響している」と河合氏。この結果、21年の出生数は75万人程度に減る可能性があると予測する。20年は過去最低の84万人台と河合氏は試算するが、さらに大きく減る計算だ。
 一般的に少子化スケジュールの試算に使われる国立社会保障・人口問題研究所の中位推計では、出生数が75万人台まで減るのは39年のはずだった。21年にそうなれば、確かに少子化は18年早送りされた格好。河合氏はこの状況を「ベビーショック」と表現する。
期待しにくい出産数のリバウンド
 これについては、「コロナ禍さえ終われば事態は正常化し、むしろ反動が来る」との見方もあるだろう。歴史を振り返っても、出生数は急減後にV字回復するケースはある。例えば丙午(ひのえうま)の1966年には前年の182万人から136万人まで減ったが、67年には193万人に急回復した。
人口減少対策総合研究所の河合氏は少子化が18年も早送りされる状況を「ベビーショック」と表現する(写真:Yue_ / Getty Images)
 だが専門家の間では、今回に限ってはそんなリバウンド説に懐疑的な声も少なくない。その理由の1つは晩婚化・晩産化の進展だ。「コロナ禍が何年も続き、妊娠を先送りしているうちに子供を諦める世帯が一定数出てくる」と河合氏は予想する。これは、約50年前の丙午の時にはなかった要素だ。
 さらに何といっても既に見た通り、コロナ禍で大規模な「恋愛停止」が起きている可能性がある。婚姻や出産の前提ともいえる恋愛活動が滞れば、婚姻や出産が滞るのは当然。コロナ禍による少子化の18年早送りは、巻き戻すどころかさらに加速してもおかしくない。
無子化社会「恋愛停止国家」の未来
東京五輪を延期に追い込み、飲食業や観光業に壊滅的打撃を与えたコロナ禍。だが、感染症まん延による災…
 最悪のシナリオは次のようなものだ。まず河合氏の指摘通り、21年に出生数が75万人まで減り、コロナ禍が終わる兆しが見えてもリバウンドは見られない。それでも24~25年ぐらいまでは婚姻数も出産数も小康状態を保つ。国立社会保障・人口問題研究所によれば、日本における「出会ってから結婚するまでの平均期間」は4.3年(15年調査)。コロナ禍以前の20年春までに出会い、4年の時を経てゴールインするカップルがこの時期まではまだいるからだ。
 が、問題はそこから。本当に20年春以降、「恋愛停止」が始まっているのなら、24~25年以降、“後に続くカップル”が理屈の上では徐々に途絶え始める。そうなれば婚姻数も出産数も大幅に減少しかねない。
 ここで「コロナ禍が終われば、人々の恋愛活動も再開される」との考えもあるかもしれない。が、中央大の山田昌弘教授は「コロナ禍での停止期間が長引くことによって、もう恋愛しなくてもいいと思う人が増える可能性もある」と指摘する。山田教授は19年、マッチングアプリ「Pairs」を運営するエウレカ(東京・港)と、独身の男女各2500人を対象に共同調査を実施。うち、交際相手がいない20~30代では約45%が「交際したくない」と答えたが、その理由は「面倒・疲れる」が最多だった。そんな恋愛離れの傾向が加速するとの見方だ。
既存の少子化対策の見直し必須
 そうやって少子化が急加速すればどうなるか。「少子化社会」どころか、もはや子供が周囲に見当たらない「無子化社会」が近い将来、到来しかねない。東京五輪・パラリンピックを延期に追い込み、飲食業や観光業に壊滅的打撃を与えたコロナ禍。だが感染症まん延による本当の災厄は、「少子化の急加速」かもしれない、というわけだ。
「少子化社会」どころか、もはや子供が周囲に見当たらない「無子化社会」が近い将来、到来しかねない(写真:アフロ)
 その影響は多大だ。少子化の影響は、労働力の減少から社会保障の不安定化まで多岐にわたるが、国も企業も原則「39年に出生数75万人」という従来の予測をベースに対策を立てている。10~20年の猶予期間を前提に設定された計画を「少子化の加速に合わせて倍速にせよ」というのは無理な話で、抜本的な見直しが避けられない。
 子供の減少に影響を受けない分野への多角化しかり、市場縮小を見据えた組織再構築しかり。先進企業の中には独自の少子化対策を導入する動きもあるが、それすら今後の効果は未知数だ。例えばソフトバンクは正社員を対象に第5子以降の出産で、500万円を支給する制度を導入しているが、こうした制度も婚姻数自体が減る状況では威力が半減しかねない。
 企業経営にもマイナスの影響を与える無子化社会の予兆は既に日本の様々な場所で確認することができる。「無子化エリア」の増殖だ。
藤中 潤 他1名
日経ビジネス記者


小室さん問題「結婚後の方が問題山積になる」家族問題評論家・池内ひろ美

2021-05-17 11:00:00 | 日記

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 秋篠宮家の長女、眞子さまと婚約が内定している小室圭さんの対応に国民の関心が集まっている。小室さんは8日に自身の母親と元婚約者との間の金銭トラブルをめぐる文書を公表、そのわずか4日後に元婚約者に「解決金」支払いを検討していると報道された。一連の対応で、国民の視線はよりいっそう厳しいものとなった印象だ。夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏に、この問題の本質をたずねた。

*     *  *
「多くの国民が眞子さまを心配しています。皆、眞子さまには幸せになってほしいと願っているからこそ、小室さんで大丈夫なのだろうかと不安になるのです。私は、眞子さまを責めるべきではないと思っています。眞子さまご自身はクリーンで、これまで後ろ暗いことは何一つなかった。それだけに、小室さんのこの一件で幸せな結婚が危ぶまれていることが、とても残念なのです」

このように池内さんは、世間の批判が集まることについては、「眞子さまを思うがゆえ」だと指摘する。一方、小室さんが公表した文書が国民の支持を得にくかった要因については、次のように話す。

「文書では『(お金を)返してもらうつもりはなかった』という元婚約者の証言を何度も引用しています。ですが、お金を返す・返さないといったことが問題なのではなく、経済的に助けてくださった方への感謝やお礼の気持ちが全く見えないことが問題なのです。『ありがとうございます』『さまざまな対応が遅れてしまい申し訳ございません』の言葉があって当然ですが、あの文書では、ご自身の正統性を主張なさるばかりで、大変な時に助けてくださったことへの感謝やお礼の言葉が全くなかった。そして何年も経って書面を出されたことについて、遅くなって申し訳ないという謝罪もない。『ありがとう』と『ごめんなさい』が言えない、小室さんの心と姿勢の問題だと思います」

 文書公表から4日後、突然「解決金」の支払を検討しているという報道が出た。それについても国民から批判の声が上がったが、この対応から小室さんの考え方や姿勢が垣間見えるという。

「解決金を支払うなら、相手と話し合いをして合意書面を作られるのが一般的ですが、相手に話し合いも求めず、一方的に公表したことへ不信感を覚えました。元婚約者側も困惑しているでしょう。およそ法律を学んできた方のやり方ではないと感じました」

池内さんは2人の結婚が多くの国民の支持は得られていない現状についても言及。これまで4万組近くの夫婦を見てきた経験から、「良くない予感」を感じているという。

「腑に落ちないことが多すぎます。行動を起こすたびに疑念が生じてしまうやり方です。金銭トラブルの問題を“放置”したまま、なぜあのタイミングでアメリカへ行ってしまったのかも疑問です。28枚の文書で、何も説明されていません。何もクリアになっておらず、何かモヤモヤしたものが残るのです。多くの人が同じように、無意識のうちに何かを感じ取っているのではないでしょうか」

 池内さんが今回、最も注目したのは、元婚約者とのやりとりが公表されたこと。

「怖いなと感じたのが、相手の了解なくこっそり音声を録っていたということ。必要に迫られてしたことかもしれませんが、まだ20歳くらいの男子が実行したことを怖いと感じます」

 今回、小室さんの文書公表を受けてニュースサイトAERAdot.では皇室緊急アンケートを実施し、結果を報じた。男性よりも、40~50代の女性による回答が多く集まった。その理由についても分析する。

「母親の気持ちで考えてしまうからでしょう。無意識のうちに、娘の結婚をイメージしてしまうのです。眞子さまと同世代の方は、宮家と結婚するわけではないので、自分の世界からは遠い問題として捉えているのかもしれません。その点、子どもをもつ親の世代の方が、相手についてリアリティがあるのです。世の母親は、『もし、自分の娘が好きになった人が小室圭さんのような人だったら…』と、眞子さまに自分の娘を投影してしまうのでしょう。結婚生活は、いつも穏やかな場面ばかりではありません。トラブルの時や判断を間違えた時に、『自分の正当性だけ頑なに主張してしまわないか』、『過ちを認めて反省し、関係を修復できる人だろうか』と、母親は心配してしまいます」

 池内さんはあくまで個人的な意見として、「もしも私の娘が小室さんと結婚したいと言ってきたら、明確に『NO』です」と話す。その理由はこうだ。

「20歳にして、お相手の了解もなく声を録音していたことや、結婚しようと言っておきながらいきなりアメリカに行ってしまったこと。『ありがとう』『ごめんなさい』が言えないこと。28枚にも及ぶ文書……。親としては賛成しかねる要素ばかりです。それを多くの母親世代が感じているからこそ、回答の多さにつながったのではないでしょうか」

 紀子さまの心情についても次のように推し量る。

「紀子さまに対して同情的な意見もあったと思います。紀子さまは以前、娘の気持ちを『できる限り尊重したい』と仰った。『できる限り』ということは、条件付きです。できないこともあるという意味であり、母親としては切ない心情ですよね」

 池内さんは最後に、こう懸念を口にした。

「将来、悠仁さまが天皇陛下になる可能性が高い。眞子さまと小室さんが結婚したならば、小室さんは将来の陛下の義理の兄になるわけです。そのことも含めて、大丈夫かなと心配になります。本当の問題は、元婚約者から受けとったお金が借金か否かではなく、小室さんと彼の母親の考え方やふるまい、個人としての姿勢の問題だとみています。とても悲しいことですが、4万人近くのご夫婦を見てきた経験から、あまり良い予感がしません。ご結婚後の方が問題山積になると危惧します」

(聞き手/AERAdot.編集部 飯塚大和)


医師から十分な説明を受けられず不安を抱える患者は多い

2021-05-17 08:30:00 | 日記

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 肺がんが再発したKさん(68歳・女性)は、がん拠点病院の外来で7カ月間、薬物治療を受けてきました。

 その日も病院に着くと採血検査が行われ、1時間以上も診察室の前で待ったあとA医師から呼ばれました。診察室に入ったKさんは、「Kです。いつもありがとうございます」とあいさつしました。するとA医師は、あいさつもそこそこに一気に話し始めました。

「お元気ですか? 特に症状は変わりませんね。CEA(腫瘍マーカー)の値が上がってきました。今の治療が効かなくなってきた証拠です。今度は抗がん剤を替えようと思います。『ゲムシタビン』です。よろしいですか? それとも緩和にしますか? 次回、2週間後までに考えてきてください。今日は、採血の結果はCEA以外は問題ありませんでしたので、前回の点滴をそのまま行います。次回は採血、CT検査、診察、そしてよろしければゲムシタビン点滴となります。はい。それでは点滴室の方でお待ちください」

 アッという間に診察は終了しました。A医師はすぐさま次の患者を呼びます。Kさんの場合と同じように採血の結果を見て、抗がん剤点滴を行うかどうかの指示を出し、そして次の患者に移るのです。

 外来点滴室では、別の医師が抗がん剤点滴をしてくれます。Kさんも、A医師が忙しいのは分かっていて、その指示通りに動きます。しかし、今回は「次から抗がん剤をゲムシタビンに替えようと思う。それとも緩和にするかどうか、2週間後までに考えてくるように」と言われたのです。

 Kさんはこれまで免疫チェックポイント阻害剤など、いろいろな薬物治療を行ってきました。A医師が「次はこれ、次はこれです」と決めてくれて、Kさんもがん拠点病院とA医師を信頼し、その通りに治療を受けてきました。しかし、今度はゲムシタビンか緩和かどちらかを選べと言うのです。

 Kさんは、やれる治療法があるならやってほしいと考えています。ですから、ゲムシタビンを使ってほしいと思ってはいるのですが、それがどのくらい効くのか、緩和になったらこの先どうなるのか……外来診察では、とてもそんなことを尋ねる時間はないと感じていました。

治療にはお互いの信頼が必要

 とても心配になったKさんは、相談のためにこれまでの治療経過を書いた紙を持参して自宅近くのHクリニックを訪れました。

 Hクリニックの医師は、「がん専門の医師に相談してみる」と答えました。そして、A医師から診療情報提供書を出してもらったうえで、私に相談してきたのでした。

 たしかに、今のがん拠点病院の外来診療では、決まった時間にたくさんの患者を診なければなりません。しかし、患者は説明が少ないと、さらにたくさんの不安を抱えるものなのです。

 このような相談を受けた場合、患者には「自分自身の命に関わることだから、担当医に質問する勇気を持とう」とお話しします。そして、「教えていただきたいことがあります。外来では次の患者さんが待っていて時間がないので、別に時間を取っていただけませんか?」といったように、担当医に相談してみることを勧めています。

しかし本音を言えば、むしろ担当医の方から「詳しく説明したいので、お互いに都合の良い時間を決めて、その時にお話ししましょう。外来中では忙しいので別に時間を取りましょう」と言ってほしいのです。特に治療法が変わる時には大切なことだと思います。

 治療にはお互いの信頼が必要です。もし効果がなかった場合でも、患者がしっかり納得できていることが大切です。この当然の説明がないために、悩んでいる患者は少なくないのです。

 私はHクリニックの医師に対し、Kさんの場合はゲムシタビン投与が妥当であることなどを説明しました。その後、KさんはHクリニックの医師から詳しく説明を受け、「ゲムシタビンをやる」と決めたようでした。

佐々木常雄
東京都立駒込病院名誉院長
東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。