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「孤独死」と呼ばないで 上野千鶴子さんが考える幸せな最期の迎え方

2021-05-04 15:30:00 | 日記

下記の記事は朝日Reライフネットからの借用(コピー)です

慣れ親しんだ自宅で“幸せな最期”を迎えるにはーー。社会学者の上野千鶴子さんが、シリーズ最新作『在宅ひとり死のススメ』を出しました。ベストセラーとなった『おひとりさまの老後』から14年。「おひとりさまでも、認知症でも大丈夫。ひとり静かに死んで『孤独死』とは呼ばれたくない」と語る真意を聞きました。
老後に子どもと同居するのは幸せか
 上野さんが『おひとりさまの老後』を書いたのは2007年、58歳の頃。当時、おひとりさまは「おかわいそうに」「おさみしいでしょう」と言われることに一石を投じようと出した本だったという。それが、おひとりさまだけでなく既婚の女性たちの共感も呼んでベストセラーに。続いて『男おひとりさま道』や『おひとりさまの最期』が出版されて“おひとりさま三部作”となった。
 かつて「子どもと同居することが幸せ」だと当たり前のように考えられていたのが、いまや週刊誌で老後特集があると、「子どもとの同居はNG」と取り上げられるようになった。同居だけでなく、「孫の教育資金を出す」「自分の家を売って手放す」などは、いずれも上野さんが「やってはいけない」と言い続けてきたこと。「14年前はおそるおそる言った“非常識”なことが、“常識”になってきた。この変化が10年ちょっとで起きたのだから驚きます」と振り返る。
家で死ぬのに医者はいる? いらない?
 『おひとりさまの最期』から6年たち、今回は「介護現場の経験値がさらに蓄積されてきた。そのことを広く知ってもらいたい」と筆を執ったという。
 戦後の高度成長期に病院で亡くなる人の割合が急増したことで、「最期は病院で迎える」ことが当たり前に。一方、在宅での看(み)取りは難しく、ましておひとりさまが自宅で最期を迎えることは非常識だと考えられてきた。しかし、2000年に介護保険制度が導入されたことで、介護現場の意識は徐々に変化してきたという。上野さんは「最初は、訪問看護に携わる人たちが『家で死ぬのに医者はいりません』と言い出しました。続いて介護職の人たちも経験値が上がり、『家で死ぬのに医者も看護師もいりません』と言うようになりました」と話す。病院でもなく、施設でもない、自宅で最期を迎えることが現実的な選択肢になってきた。
 その上で、「かつては家族がいないとできないと思われていた在宅の看取りが、家族がいない方が良いくらいまで変わった」と指摘する。家族がいることで介護保険制度を利用できなかったり、本人の意思に反して施設に入れられたりすることもあるからだ。
 上野さんが「在宅死のひけつは独居であること」と表現するほど、介護現場の経験値が積み重なってきているという。
問題は孤独死ではなく「孤立した生」
 「ひとり静かに死んだとき、『孤独死』とは呼ばれたくありません」と語る上野さんは、ひとり暮らしの高齢者がひとりで亡くなることを「在宅ひとり死」と名付け、広めてきた。新著では、老後はひとり暮らしの人のほうが幸せを感じているというデータを引用し、ひとり暮らしを「撲滅すべき社会問題」として捉えるべきではないと指摘する。「本当の問題は、死後に発見されることよりも、生きている間の孤立だということは忘れないようにしたい」

「嫁のタダ働き」が「労働」に 介護保険20年の意義を上野千鶴子さんが解説

草の根の女性たちを追って介護研究へ
 介護保険制度が導入されたのは2000年。女性学の専門家である上野さんは、その1年前に介護の研究を始めたという。その理由を、「草の根の活動をしている女性たちを応援してきて、当時、生協の助け合いボランティアなどが介護保険の認定事業になるかどうかの境目でした。こんな制度は歴史上日本にはありませんでした。この歴史の転換点を、現場の人たちがどう乗り越えていくのかに関心がありました」と振り返る。
 それから20年間、介護現場を歩き続けた。「日本の介護は、福祉先進国に比べれば、お金とマンパワーは絶対的に少ない。しかし、ケアの質は世界に誇れる。やってきたことに自信を持っていい」と評価する。
介護は「タダ」ではない
 「私以外の論者がめったに指摘しないことがあります」と上野さんは続ける。「この20年間で、『介護はタダではない』という常識が定着したことは、ものすごく大きな変化です」。他人にやってもらうとお金がかかると人々が気づいたことで、家の中であっても価値のある仕事だということが、やっと認識されるようになったからだ。
 「女性が家でやってきた介護は『タダ働き』が当然だったのが、よその家で介護をすれば対価が発生する『労働』に変わった。かつては嫁が舅(しゅうと)や姑(しゅうとめ)を介護しても当たり前で、『ありがとう』さえ言われませんでした。タダ働きだったことが『見える化』したことの効果は大きいです」
「明日は我が身」と心得よ
 しかし、介護保険も安泰ではない。法律で3年ごとに見直しを検討することになっていて、政府は利用を抑制する方針にすでに舵(かじ)を切っているからだ。上野さんは新著『在宅ひとり死のススメ』の中で、「介護保険が危ない!」というテーマに1章を割いた。介護保険が改定される度に使いにくくなってきた歴史をひもとき、制度を空洞化させる政府の方針に警鐘を鳴らす。「若い世代は、自分の問題だと考えてほしい。介護保険が危ないということは、あなたの親とあなた自身の老後が危ないということ。明日は我が身です」と説く。
 介護保険があることで、親と同居しなくてもすむようになった。若い世代もいずれ年を取って介護される側になる。いま40代の人が要介護になるのは40年後かもしれないが、その時も介護保険の制度が持続可能でなければ、安心して暮らせないだろう。
子どもには「ほどほどの負担」を
 「昔は、介護のために自分の人生を犠牲にするほどの負担を強いられましたが、いまは介護保険のおかげで、介護のために家族の誰かが犠牲にならなくてもすむようになりました」。上野さんは、介護保険が始まる前に「嫁」として介護で苦労した女性たちが「子どもには頼りたくない」と言うのを不思議に感じるという。「もちろん家族の負担はゼロにはなりません。介護保険を使って、背負いきれないほどの負担ではなく、背負える程度のほどほどの負担を子どもに背負ってもらったらいいでしょう。親の死に方は子どもへの最後の教育。子どもたちも、親を看(み)取ったあとに『頑張って介護したよね』という満足感と『これでやっと解放されたね』という解放感の両方の気分を味わったらいいと思うのです」


「ちょっとだけ異常値の人がヤバい」気づいたときには手遅れの"沈黙の病"をご存じか

2021-05-04 13:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

患者数が2100万人を超えて糖尿病以上に多くなっている「新・国民病」がある。「慢性腎臓病(CKD)」だ。発症すると様々な病気の死亡率が平均4倍に上昇し、新型コロナをはじめウイルス感染症の悪化リスクも高まる。一度人工透析になれば、一生やめられない。「実は、人間ドックや健康診断では予兆を捉えることができないのです。働き盛り世代は一刻も早く対策が必要」と、20万人の患者を診た牧田善二医師が警鐘を鳴らす──。
※本稿は、牧田善二『医者が教える最強の解毒術』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
健康診断で、だんだん「異常値」が出てきていませんか?
「若い頃は問題なかった血圧が、だんだん高くなってきた」
「血糖値が高めで、糖尿病予備軍だと指摘された」
「ダイエットをしようと思っているけれど、体重は増える一方だ」
コレステロール値や尿酸値の異常など、あなたが働き盛りの世代なら、健康診断でなにかしら指摘され始めているのではないでしょうか。そして、「でも、たいした自覚症状があるわけでもないし……」と、対処を先延ばしにしているかもしれません。
たしかにがんのような病気と違い、ここに挙げたような症状が命に直結することはありません。では、あなたは自分の健康について、今のままの状態を続けていていいのでしょうか。
絶対に「否」です。
気づかぬうちに手遅れになる恐ろしい病
実は、一般的な健康診断では見落とされるのが「腎臓」で、そのために、毎年4万人もの人たちが人工透析になり、年間3万人が命を落としています。
さらに、腎臓が悪いと心筋梗塞しんきんこうそく、脳卒中、がんの発症率が上がり、その進行を早め、早死にすることがわかっています。また、高血圧や糖尿病、肥満などがあれば、腎臓がどんどん悪くなることも証明されています。
牧田善二『医者が教える最強の解毒術』(プレジデント社)
現在、日本には「慢性腎臓病」という、気づかぬうちに腎臓を悪くした人が2100万人もいます。ところが、多くの医師はその脅威を知らず、健康診断でも正しく調べられることがありません。そのため、早期発見が叶わず、みんな手遅れになっているのです。
一方で、ごく簡単な検査で早期発見すれば、確実に治すことができます。
後者であれば、70歳を過ぎてもばりばり働いて、趣味や遊びも最高に楽しんで、100歳まで悠々ゆうゆうと生きられる体を手にしているでしょう。しかし、前者に留まったならば、10年も経たないうちに体内の毒を排出する腎臓の機能がもたなくなり、病院通いが日課となり、仕事も辞めざるを得ない状況に追い込まれ、果ては短命に終わる可能性大です。
選ぶべき答えは明確なはずの二者択一で、おおかたの人が間違った道に進んでいる──。そんな現状をなんとか変えたくて、私は今回『医者が教える最強の解毒術』を書きました。
40代以降は「何かを足す」より「悪いものを引く」
あなたはこれまで、自分の健康を守るために、いろいろな健康法に興味を持ち、ときには実際に試してきたはずです。私は、それらを否定するつもりはありません。
でも、とくに40代以降は、もっと大局的な目を持たなければなりません。サプリメントを飲んだり、スポーツクラブに通ったり、マッサージを受けたり……そうした「外から加える要素」よりもはるかに大切なファクターがあります。
自分の体内で生成されている有毒物質を体外に排出する機能が、どの程度、働いているかを見なければなりません。「足すことよりも引くこと」を考える必要があるのです。
もともと、私たち人間の体は精密機械のようによくできていて、それぞれの部品が絶えず正確に働くことで健康を維持しています。あたかも、有能なAIが監督して稼働している工場のようなものです。
そこでは、さまざまなものが新しく生成され、同時に不要物もできます。この不要物がうまく排出されないと、健康は損なわれ、最終的には死に至ります。
不要物の排出というと、便や汗をすっきり出せばOKだと思っている人がいますが、まったく違います。あなたの体内に蓄積した毒素や老廃物の排出は、精密機械の中でもとくに繊細せんさいで複雑な部品である腎臓が担っています。腎臓が体に悪い物質を濾過ろかして、尿として体の外に出してくれており、その働きがあって、すべての人が命を維持することができているのです。
働き盛りの世代は「一刻も早く取り組むべき」
ところが今、働き盛りの世代を中心に、この重要な機能(腎臓)が壊れかけている人が激増しているのです。
腎臓には、老廃物や毒素を濾過するための大切な膜があります。たとえて言うならば、エアコン内部のフィルターのような役割をしています。
エアコンのフィルターが手入れされることなく目詰まりしていたりボロボロになっていたりすれば、部屋中にカビや悪臭、汚い空気が循環してしまいますね。それと同じことがあなたの体内で起き、体中に老廃物や毒素が蔓延まんえんしてしまいます。
でも、腎臓は壊れかけているのに、きしみ音すら出さないので本人は気づきません。自覚したときにはもはや修復不能になっているのです。
充実した後半生を目指したいのなら、腎臓の解毒機能を少しでも高く維持することが必須です。そのために、ふだんは沈黙している腎臓の声をいかに聞くか。これこそが、現代人の健康管理の一丁目一番地です。
私は、40年間医療の現場に立ち、35年間腎臓病治療の研究を続け、それにより患者さんたちの腎臓を治してきました。その立場から、働き盛りの世代が一刻も早く取り組むべき課題は「これ」だと確信しています。
普段から健康に留意して仕事や生活を大事にしている真面目な人たちが、「知らされていなかった」というだけの理由で腎臓を壊し、悔しい人生を歩むことになる事態をなんとしても避けたいのです。
46歳男性が気にしている「血圧」
保険関連の有名企業に勤める男性Aさんは46歳の働き盛り。同期の仲間には、早くも肩叩きに遭あう人が出ている中で、役員登用の噂も流れる有能な人物です。
とはいえ、大学生の子どもが2人いて、家のローンも残っています。これからも、いかに健康で長くいい仕事をするかがAさん個人の最大のテーマです。
Aさんが最近気にしているのが「血圧」です。若い頃と比較して少しお腹は出てきたものの、まだ肥満というほどではない、とAさんは思っています。ただ、毎年少しずつ血圧が高くなってきており、健康診断の度に指摘されるのです。
奥さんからも「一度、ちゃんと病院で診てもらってよ。脳の血管が切れたりしたら大変よ」と脅かされます。しかし、どうも気が進みません。同僚に、「血圧の薬は一度飲み始めたらやめられない」とか「薬によって血圧が下がりすぎてしまうこともあって、飲み方が難しい」などと聞かされているからです。
「血圧が高めの人」の隠された大問題
Aさんはときどき家で血圧測定をしています。だいたい上(収縮期)の血圧が145前後、下(拡張期)の血圧が90前後ということですから、医学的には立派な高血圧です。でも、とくに辛い症状もないため、薬を飲むのは抵抗があるようです。
実は、Aさんくらいの血圧の人は働き盛りの世代にはごまんといて、その多くが彼のように“煮え切らない態度”をとっています。自分の血圧について、内心ではとても気になっているけれど、「大丈夫さ」と鷹揚おうように振る舞っているのです。
さらに彼らは、「血圧は下げないほうがいい」などと主張する怪しい書籍や雑誌記事を見つけては、自分に都合のいい解釈をして安心しているケースが多くあります。
その気持ち、わからないでもありません。私自身は降圧剤を服用して血圧をコントロールしていますが、もし医者でなかったら、「薬は飲みたくない」と考えるかもしれません。
しかし、腎臓について知っていれば、とてもそんな危ない橋は渡れません。Aさんも、早い段階での投薬治療が必要です。
Aさんの奥さんが心配しているように「脳の血管が切れるから」ではありません。145くらいの血圧では、そうそう簡単に脳の血管が切れたりはしません。まだ40代のAさんにとって、脳の血管が切れやしないか心配だとか、でも薬はなるべく飲みたくないとか、そんなところに引っかかっている場合ではないのです。
血圧が高いと、それが「高値血圧」に分類されるようなレベルであっても、気づかぬうちに解毒の要かなめである腎臓がじわじわ悪くなっていきます。そして、気づいたときには取り返しのつかないことになります。これが大問題なのです。
「ちょっとだけ異常値」が示す「すごくまずいこと」
血圧だけでなく、40歳を過ぎた頃から、健康診断での「ちょっとだけ異常値」が多くなります。血糖値が高め。コレステロール値が高め。尿酸値が高め。BMI値が高め……。「どれもこれもあてはまる」という人もいるかもしれません。
かなりの異常値を示したなら、嫌でも治療を受けるでしょう。ところが、なまじ「高め」程度で収まっていると、「まあ、いいや」と放置してしまうことになります。このことが、あなたの解毒能力を確実に低下させていきます。そうして最後には、繊細で複雑な機器(臓器)である腎臓を壊してしまうのです。
風邪を引いたとか、お腹を壊したというなら、病院で治療を受けなくとも、持ち前の免疫力で治すことができます。しかし腎臓は、安静にしていれば自然に良くなるなどということはありません。放置していたら指数関数的に悪化に向かい、「解毒能力ゼロ」という終着点だけが待っています。
やっかいなのは、そんな状態になるまで本人はもちろん、医師でさえ気づかないこと。そのため次の2つが極めて重要になってきます。
①「ちょっとだけ異常値」を放置しない
②「ちょっとした不調」(だるさや吐き気、不眠、イライラ、頭痛、集中力や思考力の低下、口臭……)を軽く考えない
何かしら変調があったら、「もしかしたら解毒力が落ちているのかも」「これって腎臓と関係しているのかも」と考え、行動に移す。それこそが、あなたの10年後のために非常に大きな意味を持ちます。
20万人を診てわかった健康を奪う「医学的大問題」
私は、大学病院の勤務医時代から、クリニックを開設し今日に至るまでの40年間にわたり、のべ20万人以上の患者さんを診てきました。患者さんのバックグラウンドは実に多様で、感じ取れる人生観もそれぞれです。
しかしながら、診察経験を通し、どんなケースであろうとも、人間にとってなによりも重要なことは2つあると感じています。
1つは「死なない」こと。
もう1つは「ぼけない」こと。
この2つをクリアしていれば、何歳であろうとも、多少の持病を抱えていても、それなりに充実した日々を送ることができるからです。
「わかっているよ。だから日頃から食べ物に気をつけたり、運動をしたりしているんだ。けれど、年齢とともにいろいろな不調が出てきてしまうんだ」こんな嘆きが聞こえてきそうです。
私はこれまでも、健康を維持するための食事法などについて、多くの著書を出版してきました。姉妹編でベストセラーになった『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)をはじめ、たくさんの読者の方に手に取っていただき、みなさんの健康意識が確実に高まっているのを肌で感じています。
一方で、そうした人々の頑張りを水泡に帰してしまうような「医学的大問題」が、静かに、しかし着々と進行しています。それこそが解毒能力が著いちじるしく低下する「慢性腎臓病」であり、一見、健康な人たちに浸潤しんじゅんする「沈黙の病」なのです。
「疲れが溜まっている」不調は体からの緊急アラート
腎臓は、私たちが日頃から健康を維持するために必須の「解毒」を、ひとときも休むことなく行う臓器です。解毒とは、言い換えれば、体内の「浄化」作業。
コロナ禍かにおいては換気の重要性が強調されています。同様に、なににつけ私たちは、汚れたものを溜め込んではならず、外に出して新鮮なものと取り換えねばなりません。
それを腎臓の膜を通すことで行っており、つまりは、私たちの体が毎日フレッシュに命をつないでいられるのは、腎臓のおかげなのです。その重要な腎臓に、以下の緊急事態が発生している。
①腎臓は「沈黙の臓器」といわれ、よほどのことがない限り悲鳴を上げない。
②悲鳴を上げたときにはもう手遅れで、「解毒・浄化」ができない体になっている。
③「解毒・浄化」ができなければ、体中に毒素が回って私たちは死ぬ。
④一方で、手遅れになる前に確実な検査と治療を受ければ、間違いなく助かる。
⑤しかし、腎臓について理解している医療関係者が極端に不足している。
⑥そのため、実際には手遅れで「解毒・浄化」ができなくなるケースが続出している。
⑦実は、日本人の成人5人に1人は慢性腎臓病に罹かかっている。
⑧ただ沈黙の臓器ゆえ、たいていの人が気づかずに放置し、手遅れになる道を進んでいる。
あなたもすでに、慢性腎臓病である可能性は十分にあります。それによって、だるさやイライラ、不眠などいろいろな不調を抱えているにもかかわらず、「疲れが溜まっているせいだ」と間違った判断をしているかもしれません。
もちろん、健康な腎臓を維持しているかもしれません。だったら、なおさら真剣に生活を見直す必要があります。普段からさまざまな不調を軽視せず、正しいメンテナンスを行っていくことが、あなたの腎臓の状態、しいては寿命を決定づけるからです。
牧田 善二AGE牧田クリニック院長


温室育ちの眞子さまが小室佳代さんの虜に 紀子さまは憔悴し顔色優れず

2021-05-04 11:00:00 | 日記

下記の記事はNEWSポストセブンからの借用(コピー)です

 秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚問題が新たな局面を迎えた。婚約内定者の小室圭さんが4月8日、母親の佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルについて28枚にも及ぶ文書を公表。「返済の義務はない」という主張を繰り返した。文書発表翌日、秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫は会見で、解決金は支払わないという小室家の基本方針について「眞子さまのご意向が大きかった」と話したが、眞子さまを突き動かしたものはいったい何なのか。
 ことは眞子さまと小室さんの交際が初めて報じられた2016年10月に遡る。報じられたのは東京・渋谷と神奈川・横浜をつなぐ東急東横線車内での姿。横浜方面でのデートの帰りとみられた。
「小室さんは佳代さんとみっちり話し合い、デートプランを練っていたそうで、デートの場所は横浜や鎌倉など、小室さんの自宅周辺が多かったといいます。小室さんの自宅に、眞子さまが立ち寄られたこともあるのではないかといわれました」(皇室記者)
 早いうちから眞子さまは佳代さんと会われ、その半生における艱難辛苦のストーリーに耳を傾け、心酔されていったのかもしれない。佳代さんの夫・敏勝さんは、2002年に自ら命を絶った。それは、小室さんが10才のとき。さらに、長男の早すぎる死に絶望した小室さんの祖父も、後を追うように自殺した。直後、佳代さんは行動に移した。知人男性を頼り、敏勝さんの実家に遺産の交渉に行かせたのだ。その男性の話。
「佳代さんは当時、“夫の実家に取り合ってもらえない”と涙ながらに私に遺産交渉の代理人になるよう頼んできました。いま思えば、私が過去に暴力団に関係していたという経歴を、利用できると思ったのかもしれません。
 身内の相次ぐ死で憔悴しきった敏勝さんの母親との交渉は心苦しいものでしたが、結局、圭くんが相当な額の遺産を相続することになりました。ただ、話し合いが済むと佳代さんは突然、“この件から一切、手を引いてくれ”と私に言ってきた。それ以来、絶交しています」
 敏勝さんが亡くなる前から“運命の人”と呼び合い、小室さんに“湘南のパパ”と呼ばせていた男性の存在や、20才ほど年上の彫金師の男性との交際は、すでに報じられている通りだ。その後、佳代さんは外資系メーカーに勤めるAさんと婚約。佳代さんはAさんに、メールなどを通じて金銭的な援助を求めるようになっていく。
「メールの中には、“敏勝さんの遺族年金を受け取っている間、事実婚は誰にも知られたくない”という内容もありました。本来、夫との死別後に別の男性と事実婚でも生計を一にしていれば、遺族年金の受給を止めなければなりません。だから佳代さんは“事実婚をバラさない”という工作を持ちかけたのでしょう。そうして佳代さんは、敏勝さんの遺族年金を受給し続けつつ、Aさんからも援助を受けた」(前出・皇室記者)
 子供を抱え、女が1人で生きて行くのは、並大抵の苦労ではなかったのだ。眞子さまが佳代さんの来し方をどれだけ詳細に聞かれたかはわからない。だが、眞子さまには佳代さんが“壁にぶつかっても、たくましく生きる女性であり母親”と映ったことは想像に難くない。
「夫の死後、その時々に合わせて頼れる味方を作り、生活を支えてもらえるほど相手の信頼を勝ち得た佳代さんに、皇室という“究極の温室”で育たれた眞子さまが、虜にされないはずはなかったのです」(皇室関係者)
 佳代さんは過去、眞子さまのことを「気持ちがまっすぐで、いろいろと気を使ってくれる」と評したという。眞子さまはまっすぐに、佳代さんを信じ切られたのだろう。さらに、小室家から眞子さまが伝えられた、Aさんの「返してもらうつもりはなかった」という発言の録音データが、眞子さまの佳代さんへの心酔を確実なものにする。
「眞子さまから見れば、小室さんは“法律の専門家”です。そんな小室さんが、絶対の自信を持って証拠を示しているのだから、眞子さまは信じられるほかなかったでしょう。佳代さんへの信頼も相まって、眞子さまは“Aさんにお金を渡してはいけない”という意向を持たれた。そうして、小室さん側の主張を主導されたように思えてなりません」(皇室ジャーナリスト)
紀子さまが心配された眞子さまの「危うさ」
 眞子さまは実の母である紀子さまと佳代さんを比較され、佳代さんへの信頼を深めていかれたこともあるだろう。民間出身であられた紀子さまは、美智子さまを目標にし、“皇族らしくあること”に腐心されてきた。
「紀子さまは、眞子さまや佳子さまにも、挨拶に始まり生活のあらゆる場面で厳格に接してこられた。それに対し、お嬢さまがたは“何を細かいことを”と反発される気持ちもあったようです。
 経済的にはなんの不自由もなく“温室”で悠々と暮らすなかでの、細かいお小言。その一方で、佳代さんは“荒波”のなかを息子と2人で生き抜いてきた。しかも、小室さんには自分を“お母さま”と呼ぶように、育ちのよさも身につけさせた。眞子さまが“2人の母”を比べて、佳代さんのたくましさに憧れを持たれたのも、無理はないことかもしれません」(前出・別の皇室関係者)
 そんな眞子さまを最も強く嘆かれ、涙されているのが紀子さまだという。
「紀子さまはこれまで以上に憔悴されています。顔色も優れないことが多く、白髪も増えたようにみえます」(別の皇室記者)
 そうしたご心労の裏には、過去にあった紀子さまと佳代さんとのやりとりがある。
「2017年12月、ちょうど金銭トラブルが報じられた頃、佳代さんは秋篠宮邸を何度か訪れたそうです。そこでトラブルを釈明するはずの佳代さんが言い放ったのは、“騒動を収めるために、皇室でお金をサポートしてもらえないか”というもの。それを耳にされた紀子さまは絶句され、秋篠宮さまも“それはこちらにする話ではない”と断じられたといいます」(前出・別の宮内庁関係者)
 紀子さまが佳代さんを詰問されることもあったようだ。しかし、佳代さんは「紀子さまは癇癪持ちでいらっしゃる」などと、意に介していなかったという。
 2018年2月、眞子さまと小室さんの結婚が延期されたときには「小室家に眞子さまが嫁がれることを強く懸念された紀子さまが、結婚延期を主導された」(前出・別の皇室関係者)ともいわれた。それほどに強い不信感を抱かれた相手に愛娘が心酔しているとなれば、それは信じがたい事態だろう。
 2018年11月、紀子さまは秋篠宮さまのお誕生日会見で、次の発言をされた。
《折々に、私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で(中略)長女の体調が優れないことが多くなりました》
 前出の皇室関係者は話す。
「このとき、紀子さまが本当に心配されていたのは、ご体調よりも、そのお心だったのではないでしょうか。紀子さまからするとご理解しがたい人である佳代さんを、眞子さまは信じ切っておられる。しかし、紀子さまがその危うさを直接説かれても、眞子さまは聞き入れないことをわかっておられたのでしょう。ですから、会見という公の場で、思わず吐露されたのかもしれません」
 いまも眞子さまは佳代さんを心配され、頻繁に連絡を取られているという。


老化を防ぐ食べ方、最新の生命科学でも明らかに

2021-05-04 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経ウーマンからの借用(コピー)です   記事はテキストに変換していますから画像は出ません

「オートファジー」は日本語では自食作用と呼ばれるが、ラテン語で“食べる”という意味の「ファジー」に「オート(自ら)」をくっつけた造語だ。その名の通り、動物や植物が、細胞内で自分のたんぱく質を分解して栄養分に変えて生き延びる現象として理解されてきた。
 オートファジーは、飢餓状態のときに起こりやすく、細胞の中に膜が出現して始まる。そして、周辺のたんぱく質などを包み込んで球状の構造に変わる。この球が、消化酵素が入った袋とくっつき、中のたんぱく質などが分解される(下図)。
「ただ、栄養分に変える機能だけなら、オートファジーの分野は今ほど大きくならなかった」と大阪大学大学院生命機能研究科教授の吉森保さんは話す。
 近年、オートファジーは飢餓状態での栄養を得る役割以外に「細胞内の掃除役」として注目されている。細胞内の不要なたんぱく質を分解して新しいたんぱく質にリサイクルしたり、有害物質を除去する役割だ。それが最近さらに、老化とも関わりが深いとわかってきた。
オートファジーを抑制するたんぱく質「ルビコン」
 オートファジーの存在は半世紀以上前からわかっていたが、仕組みがわからず、長い間ほとんど注目されなかった。しかし、ノーベル賞を受賞した大隅良典さん(東京工業大学特任教授)が1990年代初頭に酵母でオートファジーに必要な遺伝子を見つけたことで新たな地平に立った。また、吉森さんらが人間にも同じ仕組みがあることを解明し、世界中で研究が加速した。
「加齢とともにオートファジーの機能は低下。最近、オートファジーは老化とも関わりが深いことが判明した」。老化との関係性では吉森さんが発見した「ルビコン」と呼ばれるたんぱく質の存在が大きい。
 オートファジーを促進するたんぱく質はいくつも見つかっていたが、ルビコンは逆にオートファジーのブレーキ役を果たす。これが加齢とともに増えることから、オートファジーも低下することが判明してきた。
 人間など哺乳類は老化すると病気になりやすくなる。老化を止められれば寿命は延びるが、それはこれまで人類にとっては決して手の届かない領域であった。だが、老化と深い関わりのあるルビコンの動きを抑えたら老化は止まらないだろうか。少なくとも健康寿命は延びるのではないか──。
 夢物語に聞こえるかもしれないが動物実験では証明されている。遺伝子操作でルビコンの働きを抑えた線虫で実験したところ、オートファジーの活性化が維持され、寿命が平均20%延びたという。そして、寿命が延びただけでなく、老いても活発に動き続けた。 「私たちの実験では通常の線虫の2倍は動いた。これは、80歳の人間がフルマラソンを涼しい顔で走るようなもの」
 ルビコンの働きを抑えることで加齢に伴ってかかりやすい病気を防ぐことも解明されつつある。多くの病気で、オートファジーが低下すると病態が悪化するとわかってきた。
 例えば、脂肪肝。「ルビコンを働かないようにすることで、オートファジーが機能して脂肪の分解が進み、肝臓内での脂肪蓄積を防ぐ可能性がある」。
 吉森さんは、高脂肪食を与えたマウスの肝細胞で実験したところ、脂肪肝ではルビコンが増えていることを発見。一方、ルビコンの遺伝子を破壊したマウスに高脂肪食を食べさせ続けても、脂肪肝にならなかった。
 また、アルツハイマー病など神経変性疾患にもオートファジーの機能低下との関係が指摘されている。
 神経細胞は他の細胞と違って分裂しない。新しい細胞に入れ替わらないため、細胞の中の掃除役オートファジーの働きが重要だ。老化によって、オートファジーが働かなくなると、異常なたんぱく質などが蓄積される。結果的に、アルツハイマー病やパーキンソン病といった病気が誘発される可能性が高まる。実際、遺伝子操作で脳にオートファジー機能がないマウスをつくったところ、すべてがアルツハイマー病に似た症状をしめしたという。
免疫の一部でもあるオートファジー
「細胞内の掃除役」は細胞内を広範に掃除する機能もあるが、スナイパーのように特定の対象も狙い撃ちできる。「細胞の中でオートファジーが免疫の働きを担っていることがわかってきている」と吉森さん。
 従来、免疫が働くのは細胞の外の世界だと考えられていた。例えば、血液にいる細菌は免疫細胞が察知して殺していたが、当然、細菌は殺されないように逃げ回る。結果、細胞の中に逃げ込む細菌も出てくると免疫細胞は原則見つけることはできず、対応できないとされていた。それが、吉森さんの研究によって、逃げ込んだ細菌をオートファジーが退治していることが明らかになった。
 ウイルスの中でも、アデノウイルスやヘルペスウイルスはオートファジーによって狙い撃ちされるという。
 オートファジーと老化や病気との関係は、哺乳類のマウスでの実験によって因果関係は証明されているため、人間にも当てはまる可能性が高い。すでに人間でも相関関係は見られるため、今、世界中で、オートファジーの活性を上げて、病気を防ぐ薬の開発が進む。吉森さんも2020年にベンチャー企業を立ち上げ、薬の開発を急ぐ。 
運動、カロリー制限はオートファジーを活性化
 さて、「日常生活でオートファジーを活性化できないのか」とは誰もが考えるところ。最も手軽なのが運動だという。
 一方で、オートファジーを活性化させる食品成分の研究も進む。代表的な成分がスペルミジン。細胞の増殖に関わる物質であるポリアミンの一種で、豆類や発酵食品に多く含まれている。最も有名なのは納豆で、ほかにも味噌や醤油、チーズが有名だ。動物実験ではスペルミジンの摂取量が多いと、オートファジーが活性化し、心不全になりにくいとの報告もある。ほかにオートファジーを活性化させる成分としてレスベラトロールが知られている。これは、ブドウや赤ワインに含まれるポリフェノールの一種だ。
 また、食べる量も重要だ。「カロリー制限によって、動物では寿命が延びるが、それはオートファジーを介した作用だとわかっている。カロリー制限には、一日一食抜くといったプチ断食も含まれる。そういったプチ断食を時には行う、というのならばやりやすいかもしれない」と吉森さんは話す。
取材・文/栗下直也  図版/三弓素青
吉森 保
大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授