砂丘屋ブログ

鳥取市今町にある居酒屋店主の
日々の泡とか

フェンジャパジャガー 1998年製

2023-08-11 | 日記
フェンダージャパン ジャガー 1998年製。明日の朝、用事があるので早く帰ろうとしたんですが見惚れているうちに結局いつもの時間に。
御茶ノ水の楽器屋さんで買ってから25年も経ちました。家に帰るまで待ちきれず帰りの電車の中でケースを少し開け触りながら帰ったこととか、バンドのアメリカツアーにも連れて行ったし、住む家がないときは平塚の浜辺で一緒に過ごした。このギターで練習して曲を作って録音して一体どれだけの時間を過ごしたかと思うと心がざわざわしてきたので磨いて帰りました。いろんなものをなくして来た気がするけどこのギターが未だ手元にあることでだいぶ救われてます。

フレットは3回打ち替え、配線とジャックも変え、只今絶好調です!ペグは白ボタンタイプに。だってその方がかわいいから。音は細くサスティーンもなく、テンションもない。時々、おいっ!ってツッコミたくなるけど、いい音って言われてるギターなんて弾いてたまるか!ダメなところがいいんだよ!と強がってはや25年。ただセッティングと弾き方次第で恐ろしく美しい音も出せるというムチとあめ、行き過ぎたツンデレ感も魅力です。ギターなに使ってるんですか?と聞かれれば、あージャガーだけど…と素っ気なく答えるけど心の中では、こう見えてジャガーなんだよ、ストラトとかダサくて使ってられねーよ!と毒付き、なにをやってる人ですか?と聞かれれば居酒屋って答えるけど本当はジャガー使いって言いたい!

さて、ギターを少し弾いてから寝よっかな。すごく気に入ってるギターが部屋にあるんです。

テレキャスターだけど…。
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水木しげる

2023-08-11 | 日記
親以外で人生で1番影響を受けたのは間違いなく水木しげるさんです!

今、観光シーズンなので旅行の方がよく店に来られるんですが、境港の水木しげるロードに行ってきたって方、ほんと多いです。話を聞いているうち水木ワールドに浸りたくなりいろいろ読み返しはじめました。好きな話はいっぱいあってたとえば。幸せはお金では買えない。でもそれは成功して使いきれないくらいお金をかせいだから言えること。貧乏は卑屈になりますよ。みなさんお金を稼ぎましょうとか。

三島由紀夫が自決する直前にメンバーと衆道の契りを交わしたことを聞いたとき、それって気持ちいいの?って聞き返した話とか。

戦後、かつての日本兵が敵と戦い仲間を亡くした現地に今頃になってなぜ行くのがわからない。でもこのたび行ってみて謎が解けました!みんなここで苦しみながら死んでいったけど自分は今、元気で楽しく暮らしながらここに立ってる。これは愉快ですよーとか…

若い頃ロックミュージシャンの格言集みたいなのを読んだけどどれもつまらなかったですね。ジミヘンの国家を信じるな自分を信じろ!とか…。へ〜そうなんだと死んだ魚の目で流し読み。みんな幼い頃からそれぞれのアンテナに引っかかる言葉や絵とか音とかをせっせと引き出しにしまいこみ一世一代の自分ワールドを構築すると思うとなんか愛おしいですね。人間は基本平等、個性を大切にとか念仏を唱えてても仕方がないし。

鳥取に来た頃、知り合いは誰もいないことだし心が病んだふりして、まあ実際病んでるんだけど。バーに行って「人はなぜ生きるんでしょうか?」と何件かで尋ねてみたけどなにも答えてくれなくてがっかりした。バーのカウンターに立つなら水木さんの本でも読んで少しは気の利いたことを言ってくださいねとそのとき思ったものでした。いま思うと大人げないですが。
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