本当はこうしたいのに、
あまりにも辛すぎて、
出来なくなる事があることを、
生まれて初めて知った。
星になって、いっそのこと、この世界から消えてしまいたくなる。
一昨日前の事、道端でひとりの少年に出会った。黙って下を向いて佇んでいた。子供がいたら私の息子位の年齢だろうか。
ただならぬ様相に、車を止めた。
少年は雪崩れ込むように、車に乗り込み慟哭し初めた。か細い生命線が、私の胸に突き刺さってきた。俺なんかいない方が良いんだ..。声なき声が聴こえてきた。
寒くないですか?
と聞くと、
ありがとう。優しいんですね。
と少年は言った。
どこか行く?と聞くと、
この先の交差点まで行きたい。
会話をしながら、少年の家の前まで送った。
ありがとう。名前教えて!
笑顔でそう言ってくれた。
また、何処かでね!そう言って少年と別れた。
自分の中に痛みがあるって、良いな。言葉がなくても通じあえる。
私も消えてしまいたくなる..。そんな気持ちを胸に讃えて生きていこうと思えた。
私はそこはかとなく嬉しかった。
分かっていない!
ある日突然そう言われて、愕然とした事があった。あれから2年。
今、その方のその気持ちを痛い程噛み締める毎日です。
ひとつの分かっていないは一事が万事に通じてしまう。
俗に言う、あの人は分かっている。とか、分かっていないとか言う時、何に対して分かっているとか、分かっていないとかで何故、大騒ぎになってしまうのか?
自分が分かっていない事を分かっている人の方が稀であり、大概の人は自分は分かっていると思い込んで生きている。
分かっていない自分を知る。分かっていない自分を認めてゆく。人の事は良く見えるけれど、自分の事となると案外見えていないもののようだ。
これは、人に教わるようなものではなく、自分で感じ、考え、掴んでゆく。本来はそう言うものなのだと思う。
焦らずにひとつ、ひとつ、分かっていけば良い。まずは足元の実践から。
敵は昨日の自分~♪..。