日記

日々のあれこれ

川内、鹿児島の旅1

2023年01月10日 | 旅行

年明け、姑実家の墓参りを兼ねて川内(せんだい)、鹿児島へ行きました。

川内は姑の生まれ故郷、夫の祖父母他親族の眠る墓地があります。

九州新幹線、鹿児島の一つ手前の駅が川内です。

夫の叔母(90歳)が一人暮らしする家にもお邪魔しました。

庭石写しなさいと言われるままに。ちょっと写真が悪いのですが。

年取って庭の手入れにまで手が回らない様子ですが、元気そうで何よりでした。

墓参のあと、家に上がって少し話してお暇しました。

成人式が始まるらしい。

晴れ着。

ちなみに私は成人式、出ていません。「んなもん、ナンセンス」と一蹴したいお年ごろ。

今になれば、親のために素直に振袖着ればよかったと思うけど、当時は連休でもなく、実家に日帰りも無理なので親も何も言わなかった。

夫も息子三人も成人式には不参加。つくづく成人式には縁のない我が家。

今から鹿児島へ行きます。ホームにも振袖のお嬢ちゃんが。


駅で昼ご飯食べて、乗り降り自由の乗り合い観光バスで市内を巡ります。

西南戦争最後の激戦地、城山のふもと、西郷さんの銅像があります。

そこから鶴丸城へと歩いて行きます。

門は西南戦争で焼け落ち、復元されたそうです。77万石の雄藩にふさわしい立派な門です。

この日はとてもいいお天気で、17度も気温があったそうで、暑さのあまり、クラクラします。

えんかいな、1月初めにこんなに暑くて。ダウンコートが死ぬほど暑い。手に持ってトボトボと歩きます。

西南戦争の砲弾のあと。激戦の様子も生々しく。

山のふもと、薩摩義士の碑。

木曽川の治水を命じられた薩摩藩。大変な工事だったようです。

犠牲者を称える碑です。

途中、西郷隆盛が潜んでいた洞窟横を通って、城山頂上までバスで。

市内と桜島がよく見えます。

またまた晴れ着に遭遇。上品な古典柄。


山から下ります。15時過ぎたので観光はやめて、繁華街の天文館を歩きます。

 

鹿児島名物、白熊の店。

巨大な白熊。

とても広い繁華街です。

人通りはそこそこ。

ホテルのシャトルバスで宿に向かいます。

やれやれ、暗くなって部屋から桜島は見えません。

ホテルは海辺に近い新開地で、部屋にベランダの着いたリゾートホテル風。

明日を楽しみにしましょう。

ロビーの飾り。

夕食は薩摩黒豚ロースと三枚肉しゃぶしゃぶのコース、作って食べるのに忙しくて写真ありません。

最後のデザートです。肉はおいしかったけど、たれの味が濃すぎたかな・・・

前夜はほとんど寝ていないし、暑い鹿児島市内をさまよい、すぐに眠ってしまいました。

桜島。6:51。

8:12 噴煙。初めは雲かと思ったけど、形がぐんぐん変わるので噴煙と分かる。

8:19 いつの間にか消える。音もしないので、誰も騒いでいない。

刻々と山肌の色が変わり、見飽きない。

ロビーで。再びシャトルバスで駅まで。

駅前のモニュメント。明治維新で活躍した薩摩の人が13人います。

駅からは、徒歩で大島紬の織元の見学と機織り体験に行きます。

白大島を織っています。

綜絖は糸ですが、真ん中に穴があるのではなく、それぞれの糸が交差して経糸を固定するようです。

こちらは幾何学模様です。

着尺になるまでの説明を受けます。

木綿糸と一緒にまず着尺に織り上げ、模様に染色します。次に木綿糸は外して取り、絹糸だけを残します。それを再び糸に戻して織り機にセット、二度目に織ったのが製品になります。

製品は組合の検査を受け、きちんと織れていたら証紙を貼ります。この証紙が大切。

本物の大島紬の証明です。

こんなに手間がかかるなら高いのも納得。ほとんどは手間代のようです。

最後に大島紬の機織り体験。ちょっと織るだけです。

無地糸でいちばんシンブルな平織り。3㎝くらい織って終了。

残りはまた次の機会で。


受験の話は、書き方一つで面白くもなり、感じ悪くもなるのではと思います。

私の世代だと、学校出て半世紀以上、その後、何をして来たかが何よりも大切。学歴や学力はその人の属性ではあるけれど、コンプレックスに捉われてそれが足かせになったり、はたまた人を見下す故なき根拠になっては残念なことです。

学力、学歴に誇りを持つのはいいけれど、それを世の為に生かしてこそ初めて意味があるのでは。そして自分のならまだしも、親きょうだい、子供の学歴で自分を大きく見せるのは現に慎みたいことです。それって、自分には誇るものがないって言ってるように私には見えます。

そして人生の最終目標は幸せになること。幸せかどうかは自分が感じること。人と比べなくても、皆それぞれに幸せに感じるものは持っていると思います。

この年になると、自分の価値観で楽に生きたいと思います。

受験の話は私の場合、自慢話ではなく、卑下する必要もなく、ただ、新しい体験がもの珍しくて楽しく、未だに忘れられないのです。

東京での受験、それは初めて上京した田舎の高校生にはミラクルな体験でありました。いずれまたまとめます。

2月末、東京は寒かったです。

「関東はたまに春先にドカ雪が降る。2・26事件のようなこともあるので、もし雪が降っても慌てないように」と担任の話。

本業が年明けは忙しく、機織りもギブアップしたままだし、1960年代の漫画的東京初体験はいずれまた。

コメント (2)

団塊の世代

<script src="https://blogparts.blogmura.com/js/parts_view.js" async></script>

手織り

機織り

手織り

手織り