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日記

日々のあれこれ

11/15 秋の桂離宮

2022年11月21日 | 旅行

いつも拝見する方のブログで、桂離宮は当日見学もできると知り、京都に用事のあるついでに見ることにしました。

広島発6:26ののぞみに乗り、8:10頃京都着。八条口からタクシーに乗ったら線路くぐって七条通に出たので、次からは烏丸口へ出た方がいいのかも。

渋滞なく着いたのが8:40頃。

予約のある人の受付が始まっています。そうでない人はテントの所で受け付けてもらいます。すでに15人くらい並んでいます。

私は最終回15時からにしてとりあえず修学院離宮へ行くことに。これは新幹線の中で思いついたので、期待しない方がよさそうですが。

桂川沿いにバス停に回ります。歩いて数分程度。便数は多いです。京都駅までは20分くらい。

付近の案内図。阪急線は桂駅が最寄り。駅からバス路線もあるはずですが未確認。


市バス、地下鉄、烏丸今出川から出町柳まで再び市バス、続いて叡山電鉄で修学院まで。あとは歩いて修学院離宮まで。着いたのは11時前。11時から見学ですが本日分は既に終了。

残念。期待してなかったけど、行き方が分かったのでまたいつの日か。今度は予約していきましょう。

記憶を辿れば赤山禅院へ行った同じ道。あの時は東大路を通るバスに乗り、ものすごく混んでいて大変だった。紅葉のライトアップ期間で、人が多かった。

今回はそれに懲りて地下鉄に乗ったけど、階段が多くてこちらも大変。

都会の旅行は脚力必須。いつまで行けることやら。


午後、京都駅に戻り、再び桂離宮へ。

京セラ美術館で開催中。

と、ここまでは順調でしたが、気が付くとスマホがありません。

リュックや上着のポケット、いくら探しても見当たりません。

忘れた・・・!!!????

そのはずはないのですが、ないのは確か。

地下鉄の窓口へは直接、市バスの車庫、叡山電鉄には公衆電話から問い合わせても届いてないという。

いゃあ困った。スマホケースにはしっかり自宅番号、夫の仕事場の番号も書いているのでもしや連絡があったかもと電話すると、昼休み中のスタッフが出て、夫はバイトで不在。連絡もない模様。

いゃあ、ほんとにどこでどうなったのか・・・・と泣きそうで、もう何度も探ったリュッにもう一度手を入れてあちこちつまんでみると、ありました。

違うポケットの底の底に潜り込んでいて見えなかったのです。入れたのはこの私。

最近、注意力、記憶力が落ちているのは自覚していたけどこんな失敗するとは。

ほんとに情けない。でもまあ出てきたし、気を取り直して桂離宮へ。


15時スタートに何とか間に合いました。8人が前後を係の方に案内されての一時間のツアーでした。

正門を内側から見る。

皇族や外国の賓客専用の門だそうです。向こうを狭くして遠近感を出しているそうです。

この門をくぐって園内に。

柱はアベマキの皮つき。自然らしさを表現しているそうです。

向こうは工事中の建物。

木を植え、池を作り、自然の景色を造形しています。

好天でいい写真が取れました。

どこから見ても景色になっている。

手すりがないので、橋の上で写真撮らないようにと注意されます。

庭を見る。

茶室はいろいろあってその一つ。襖があまりに有名。東京オリンピックのマークもこちらのイメージだそうで。

西側から。

建物は毎日開けると傷まない。

風通しのいい日本家屋。

反対側の池。

歩くところは狭くて一人ずつ。

敷石は造営した何とかの宮(八条の宮?)自らが選び、配置も考えたそうで。石の種類いろいろ、摩擦係数も各種。足を置くのに気を使う。苔も踏むのは禁止。厳しい掟の桂離宮です。文化財を守るための気迫がひしひしと。

11/15 紅葉は半分くらい。今はもっときれいでしょう。

壁の芯になる竹をわざと残した窓。風流。

障子戸の下には南蛮渡来のビロードが貼ってるそうで。豊臣氏の献上品だとか。

秀頼?

秀頼は豊臣家の生き残りのため、あちこちへ献上したり、幕府に言われて大きな寺社の再建したりとお金をたくさん使っています。でも、家はついに断絶。秀吉正妻ねねの兄が九州の大名になって、それが唯一の豊臣の系統となっているらしい。

さっきの茶室を振り返る。

だいぶ歩いてきました。

だいぶ日も傾いてきました。

この付近はマツが多い。

素朴な造り。

今風の数寄屋造りではなく、もっと質素。

子供のころ、我が近所や我が家含めて、こんな作りだった。夜は雨戸を閉めるけど、面倒で締めないこともあった。鍵もなし。

そういえば、私の子供のころ、実家は玄関のかぎを掛けたことがなかった。

納屋と母屋が奥で繋がっていたので、玄関だけ掛けても意味ないし。どこの家も戸締りはしてなかったと思う。

日本の原風景。漆や金彩などが一切ないのも目に優しくよかった。

一時間ほどの見学で京都駅に戻り、送迎バスでホテルまで。

京都駅南。地下鉄では十条最寄り。

京都タワーが見えます。作った時はデザインがどうこうと賛否いろいろありましたが、今では立派なランドマークに。

翌朝。比叡山と京都タワー。

愛宕山と京都タワー。


久しぶりの京都一人旅でした。

体力、記憶力、判断力、いずれも落ちていることを実感。

でもまあ、歩けるうちはまた行きたいものです。


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2 コメント

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京都らしい景色 (きもの大好き)
2022-11-25 15:05:20
秋の京都は人を見に行くようなもの。と、いいますが、早朝だったせいか人があまりいないようですね。
紅葉もちょうど良く、絵はがきのような景色が素晴らしいです。何より計算し尽くしたスキのない庭のしつらえにため息が出ます
こうしてブログを拝見して旅が出来るのが嬉しいです。どうかこれからも色々なところに連れて行って下さい
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きもの大好き様へ (frozenrose)
2022-11-25 21:08:52
こんばんは。
桂離宮、ネットの申し込みはいつも満杯で諦めていましたが、当日枠で何とか見られました。
人数制限があるので、人が写り込まずによかったです。
行ってみて改めて、よく考えられた庭園だと思いました。暖かいコメントありがとうございます。

年取って旅行もなかなかつかれてしまいますが、これからも時々覗いてみてくださいね。よろしくお願いします。
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