佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

自分を“私物化”してはならない

2023-02-07 12:03:08 | 日記
誰でも、自分ほどかわいい物は
いないはずです。でも、それで

は人の上に立つことはできませ
んし、真の友を得ることはでき
ません。

織田信長は、人を道具として役
に立つか判断し行動した結果、
直近の茶会を含め、明智光秀の
動きを秀吉や家康から情報を
得られなかった。

トルストイは、「人と会うとき、
相手が自分にどんなふうに役立
つかを考えないで、自分がどん
なふうに相手に奉仕できるかを

考えるがよい」と言っています
が、少しでも人のことを先に
考えられる人になりたいもので
す。



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心が喜ぶ二つの「定食」

2023-02-07 12:01:45 | 日記
一休禅師は、自分に示唆で
相阿弥がつくった龍安寺の
石庭を見ながらこう語って
いる。

「この庭を見て美は“もの”に
なく、ものともの、ものと心が
通じ合う陰翳(いんえい)のあ
やの中に見出すことができる。

山水画でも、墨の滲みとか
かすれを生かして、己が心の中
の風景を描くものが人の心を
衝つのであろう・・・。

心も栄養も摂らないと枯れる。
心の食事には法喜食と禅悦食
がある。

法喜食は、教えを聞いて心の中
に喜びが湧き上がること。

商売でも学問でも芸術でも、何
もかも忘れて打ち込んでゆきと
き、人は深い歓喜に包まれるも
のだ。

自分と対象が一つになり切った
と感じるとき、禅悦食をいただ
くことになる。

命が輝くときなのだ。

命は他の命、他のものとのつな
がりの中で生きている。

自分を滅して、人のためにする
ことこそ禅悦食なのだ。

それは自分のためである。その
ことによる喜びで自分の命が輝
くように、命はつくられている
のだから。

このことを常にわきまえてすれ
ば、必ず新しい道が開けようぞ」

どれだけ儲けたかよりも、どれ
だけ人の心を楽しませたかが
大切です。

そうすれば、人生は貧しくとも
もっと充実したものになるはず
です。

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「エゴイスト」という名のオードトワレあり香らせて誰か現れないか

2023-02-07 12:00:23 | 日記
淋しい空でした。
あなたのいない空は淋しい

ある雨あがりの春の朝の
ことだった
あなたが去ったあとの
せつない空を見上げて

もう綺麗でいないですむ
もう きれいだなんで
言われなくてすむ
あなたが いないから・・・

悲しい空でした

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「笹鳴」 ささなき

2023-02-07 11:58:48 | 日記
「冬の鶯は鳴き方も静か」
毎年、春になると美しい鳴き
声を聞かせてくれる鶯。

そんな彼らも、冬の間は藪
づたいに庭坦や木の枝など
を飛び移りながらチャッ
チャッと舌打ちするように
低い声で鳴きます。

これを笹鳴といいます。

以前は子供の鶯がまだ上手に
鳴けないのでこんな鳴き方
をするのだといわれ、

「笹子鳴き」(笹子=鶯の幼
鳥)という言葉もありますが、

実際には大人の鶯でも同じよ
うに鳴きます。

鶯らしい美しい声ではありま
せんが、この鳴き方を聞くと、
厳しい寒さの中にも春が近づ
いてきたという、
ほっと心やわらぐ思いがする
ものです。
 

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駆けてくる髪の速度を受けとめてわが胸青き地平をなせり

2023-02-07 11:54:18 | 日記

1980年代後半から1990年代にかけ

て大流行していた「ポケベル」。

「ポケットベルを持つ恋人同士

は、終わりが早い」という説(?)

があったらしい。

 

お互いの居場所や行動を常に

把握したい、いつでもどこでも

連絡を取りあいたい、という

気持ちは、わからなくはない。

「でも、それが実現してごらん

よ。あんがい興醒めだよ。

まったく謎がないっていうの

は、想像力の働く余地がない

ってことで、それって恋愛を

つまらなくさせるだけじゃな

いのかなあ」

 

なるほど、恋の炎にとっては、

安心より不安のほうが、油と

なるわけか。私などは、不安

による大炎上と同じくらい、

安心によるトロ火も悪くない

なあと思う。が、たしかに、

恋愛には、会いたいなあとか

声を聞きたいなあとか今どう

しているかなあといった思い

をつのらせる「タメの時間」

は必要だ。

 

それプラス、実際に会ったり、

電話をしたりしたいという

「はじける時間」とがあって、

二つの時間のめりはりが、恋

を生き生きとさせる。

 

携帯電話というのはだぶん、そ

のめりはりを、無くしてしまう

ものなのだろう。

 

題は、「タメの時間」から「は

じける時間」へと移りゆく瞬間

をドラマチックに約束の時間

に向かって、ためられた思いが

大きければ大きいほど、はじける

勢いも強い。

 

やっと会えた喜びを、体いっぱ

いに表しながら駆けてくる彼女。

たとえ50メートル先にいると

わかっていても、一刻早く抱き

あいたいという思いが、彼女を

走らせる。髪のクローズアップ

が、躍動感とスピードを感じて

欲しい。

 

さらに自分の胸でその勢いを

感じた者ならではの実感。

両手を広げ、彼女を抱きしめた

彼は、自分自身の胸にな

かに、地平を感じた「青き」か

ら海と空をイメージした。

 

この瞬間、自分は彼女にとって

の世界なのだ。

 

描きたかったのは、映画のシーン

だ。クロード・ルルーシュ監督

『男と女』。主人公の二人が浜辺

で再会して、抱きあってくるくる

回る、あの場面である。

 

 

 

 


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