佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

これまでもがんばってきたのだし、これからもきっと・・・。

2023-02-25 12:58:00 | 日記
私は立ち上がり、扉に向か
って、歩いてゆく。扉の向
こうに、闇がある。

闇のなかに、人生がある。

なぜ泣くの?なぜ泣くの?
生きているからよ。生きて
いくからよ。

「泣かないで」と私に声を
かけながら。「いい子だから、
もう泣かないで」と。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「恋の危機管理」

2023-02-25 12:55:38 | 日記

 

 

 

 

ピンチになると、手紙を
書く。

これが私の昔からの習慣
である。
LINEでは希薄なのだ。

考えてみると、たとえ喧嘩を
していなくても、恋はピンチ
の連続である。

相手の心が読めずに不安に
なったり、恋しい思いで息が
つまりそうになったり、

相手との一体感でほとんど
叫びたくなるときも多い。
まるで非常時のような毎日だ。

「いったい、私は、なにやって
んだろう。どうかしているわ」
恋をしている時の私はしばしば

そう呟いたものだ。

恋はピンチの連続である。
甘い思いや微笑みより、疑い
や涙の方がはるかに多い
のではないだろうか。

こうしたピンチを乗り切る
のは難しい。
けれども、やってやれない
はずがない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トンカツにソースをじゃぶとかけている運命線の深き右手で  >「17歳 」

2023-02-25 12:53:14 | 日記
<二十年前のあなたへ>
いきは良い良い、帰りはこわい。
時の壁を超え、未来行きのタイム
マシンに乗って、あなたから届いた
お手紙を読んでいる最中に、つい、
そんな歌を口ずさんでしまい
ました。

ごめんなさい。東京駅から、下りの
新幹線に乗り込んだあなたは、うつ
むいて、今にも零れ落ちそうな涙
を、必死で堪えているというのに。

可愛像なあなた。
あんなに期待して、はち切れそうな
思いで胸をいっぱいにして、会いに
いったというのに、とうとう彼に
会えなかったね。会えなかっただけ
じゃなくて・・・・

つらかったね。ずいぶんつらい目に
遭ったね。

東京駅から電車を乗り継いで、彼の
住む街に着いたとき、あなたは駅
構内にある緑色の公衆電話から、
彼に電話をかけてみました。まだ、
携帯電話のない時代でした。

彼の電話は、留守番電話に切り替
わっていたので、あなたは伝言を
残し、駅前の喫茶店に入って、三
十分ほど時間を潰したあと、また、
かけてみました。

彼はまだもどっていなかった。
「もしかしたら、あたしの手紙、
届いていなかったのかな・・・・」
そんな風にも、思ったね、まるで、
自分に言い聞かせるように。

迷わずにいけば、駅から歩いて二十
分くらいのところに、彼のアパート
はありました。

公園のベンチに座って、彼への短い
メモを書き、――東京駅に着いたと
き、もう一度だけ、お電話してみま
す、と未練をたっぷりこめて――
それを手に、ふたたびアパートに
向かいました。

階段の下まで来たとき、あなたは
ふと、近くにあるごみ置き場に
放置されたままの、黒いビニール
袋に目を留めました。

猫かカラスに荒らされて、袋は破れ、
中身が飛び出していました。
「あっ」
と思って、あなたはごみ袋のすぐ
近くまで歩み寄っていきました。

さまざまなごみに混じって、見覚え
のある、うすいピンクの封筒。
ブルーのインクで記された、あなた
の文字。「青山晴彦様」。


それは、あなたがちょうど一週間前
に出した、手紙でした。
好きです。
会いたいです。
会いにいってもいいですか?
懸命に綴ったあなたのへの気持ちが、
あなたの気持ちが、あなたの声が、

まるで悲鳴を上げているように、
耳に飛び込んできました。
可哀想な手紙。
ごみと一緒に、捨てられてしまった、
恋。

ついさっき、あなたは、新幹線の
デッキに備え付けられているごみ
箱のなかに、彼へのメッセージと
ともに、その手紙を捨てましたね。

彼に捨てられた手紙だったけど、
自分で捨てる、ということが、
あなたにとっては、大切だったの
でしょうね。

あなたの自分の手で、恋を埋葬し
たかったのでしょう。

たくさん、泣きなさい。
二十年前のあなた。今、泣きたい
だけ、泣きなさい。

大丈夫。涙を流した分だけ、あなた
は優しい人になれるし、今味わって
いる悲しみの深さと同じだけ深い
幸せを、いつか、味わうことができ
るから。

だから、好きなだけ、泣きなさい。
今夜、部屋に戻ったら、滝のように、
雨のように涙をながして、その涙の
雨に、打たれるといい。

そうすればあしたの朝、つぼみは
きっと、花開くでしょう。雨を吸い
込んだ分だけ強く、たくましく、
可憐な花となって。

わたしはいつでも、これからも、ずっと
ここにいて、待っています。
あなたが成長して、大人になって、私
に会いにきてくれる日を。

もしも偶然どこかで、あなたを見かけ
たなら、うしろからそっと、声を
かけるね。

「また会えたね。二十年前のあたし」
ふり向いたあなたが、満開のお花畑
のような笑顔の持ち主だと嬉しいな。
それからふたりでカフェへいきま
しょうか?

そこで、今度はわたしがあなたに、
語って聞かせましょう?
この二十年間に、わたしがめぐり
会った、恋の物語。話しても、話しは
尽きないと思います。

なぜなら今、あなたの流している涙
に負けないくらい、堰(せき)の切れた
河のように、洪水のように、わたしも涙
を流してきたから。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「はじめまして」という ことばは、 「やっと会えたね」という意味 なのです。

2023-02-25 11:57:29 | 日記

 


初めてのキス、初めての
デート、 シャボン玉の
ようにふわふわ 飛んで、
空中でぱちんと弾ける、

そんな片思いの恋をいく
つか経 たあと、わたし
はまるで巻き込 まれる
ように、苦しい恋に落ちた。

これは、手探りで進むし
かない 真っ暗な闇の谷
底に真っ逆さま に落ち
てゆくような恋だった。

どしようもなかった。
好きで好きでたまらな
くて、 四六時中会い
たくて、いつも一緒
にいたいと追い求めた。

彼のそばにいない時の
自分は、 まるで不完全
な人間のような気 がし
ていた。息もできないくら
いに、身動きもできない
くらい に、焦がれていた。

こんなに好きなのに、
こんなに 愛しているの
に、こんなにも
不安なのは、なぜ?



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その笑顔はわたしの人生に、射し込んできた陽の光のように見えた。

2023-02-25 11:55:54 | 日記
あなたはいま何をしていますか?

何を考えていますか?

わたしは
あなたのことばかり考えてました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋愛の花がはらはら散ってゆく分別くさい男の前に

2023-02-25 11:55:44 | 日記

こころの平穏を保ちたかった

グルグル気持ちが かき回されて

チビ黒サンボの ホットケーキ

になっちゃうのは

ゴメンだと思った。

 

だから いろんなことをした

サクサクと

やらなきゃいけない 日常的な

ことを

サクサクとやった

 

心にすき間風が ふいてるの

かんじないように

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまも覚えている先生の一言は、どれも教科書に載っていなかったことでした。

2023-02-25 11:52:11 | 日記

英語の先生が教えてくれたこと。

Loveとlikeの違い。

 

数学の先生が教えてくれたこと。

解がない人生の問題。

 

国語の先生が教えてくれたこと。

絵文字による感情の伝え方。

 

理科の先生が教えてくれたこと。

どこよりもきれいに星が見える場所。

 

社会の先生が教えてくれたこと。

戦争が終わって平和が生まれたこと。

 

美術の先生が教えてくれたこと。わたしの才能。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

房総へ花摘みにゆきそののちにつきとばされるるやうに別れき

2023-02-25 11:51:57 | 日記

人けのない秋の海に行ったのでも、

さびれた喫茶店に入ったのでもな

い。およそ別れの予感にふさわし

くない舞台、春に房総。たぶんそ

の一日は、穏やかな陽射しに包ま

れて、楽しく過ごしたのだ。

 

もし彼女が、もう少し疑い深く、

もう少し用心深かったら、なんら

かのサインはキャッチできたかも

しれない。が、一緒に行った彼の

ほうも、「これが最後」という思

いがあればあるほど、仲のいい

カップルを演じてしまう。

いずれにせよ、別れは、彼女に

とっては突然だった。

 

「つきとばされるやうに」という

悲しい比喩が、唐突さ、思いがけ

なさ、をあますところなく伝えて

いる。

 

この歌に出会った女(ひと)は、

ボーイフレンドに「房総、房総!」

と無邪気に言えない春を、迎える

ことになったかも知れない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする