佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

『嬉しかった』

2023-02-13 12:00:27 | 日記
根こそぎ自分をどこかに持って
いかれるような、心許ない感覚。
心許ないのに、それは限りなく
純粋で、石のように確かだった。

私たちは一度も、言葉でその
ことを確かめ合ったりしなか
ったけれど、それはそのこと
が、あまりにも明らかな、
いわば自明の理だったから。

好きだと言う必要もないほど、
好きだった。

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満員電車に揺られて、暮れなずむ空を映した窓の外に・・・ 

2023-02-13 11:57:32 | 日記
 
 
 
わたしの乗っている電車と
並んで走っている中央線が
見える時、わたしは思わず
爪先立ちになり、首を伸ばして、

その電車に、わたしの尋ね人が
乗っていないかどうか、探して
いることがある。

わたしと同じように乗車口に
立ち、ガラス窓に額をくっつ
けて、その人もまた、

わたしの姿を探しているのでは
ないかと。
そんな奇跡など、起こるはずは
ないとわかっているのに。

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好きでいさせて 

2023-02-13 11:55:24 | 日記
 
 
 
両手で顔を覆ったまま、あのひと
に呼びかけた。

日本にいるあのひとに?いいえ、

わたしを取り囲むこの暗闇と、肩
や膝に舞い降りてくる雪の、その
結晶の、すべての粒子の中に
棲んでいる、
今、ここにいるあのひとに。

ずっと、好きだった。
今までずっと、好きだった。

あなたに別の人との暮らしがあり、
あなたに別の人生があったとし
ても、わたしは、あなたがくれた
言葉を、想いを、決して忘れは
しない。

わたしたちは、ここではないど
こかで、別の惑星で、深くつな
がり、愛し合っていたのだと。
そんなおとぎ話を信じていたい。

今はそう信じさせて。
好きでいさせて。
お願いだから。
これからも、ずっと。



「遠 恋」 愛よりも優しく ―最終章―
あれから―――

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スケジュールうまくあわない今月はふらんすよりもとおいよ あなた 

2023-02-13 11:53:28 | 日記

後になって「あれはこうなる
べくしてなったんだ」
と思えるような“偶然”と
いうのがあります。

偶然の力を信じていると、そ
のような意味のある偶然が
次々と身の回りで起こり始め、

その偶然がまた新たな偶然を
呼ぶようになります。

それを「偶然力」と呼ぶので
すが、この力を身につけるに
は、なんでもいいから、

とにかく行動を起こすこと
です。

家でじっとしていても
偶然の神さまはやってきません。
あなたにとっての
唯一の“優しいひと”も・・・・。


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そのときまで・・・

2023-02-13 11:50:58 | 日記

もう、なんか人好きになれない
気がするな・・・。
こわくなっちゃたな。

好きになって裏切られてって・・・・
そういうの。

無理しなくていいんじゃないかな。
自然に、また誰かに、
好きって言いたくなる時期が
来るよ。

   ・・・そうかな。



その時まで待てばいい。

 

金 K18   ¥6170

プラチナPT950 ¥4100

【買取値】

                         

佐久市野沢93番地十二町

ケヤキの木の真向かい

アーケード十二町側

  ~ヤナギダ~

☎0267-62-0220


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花水木の道があれより長くても短くても愛を告げられなかった

2023-02-13 11:47:27 | 日記

愛を告げるタイミングは、

むずかしい。

 

「よし、今日こそは」と思って

いても、相手がちっともそうい

う雰囲気でなかったりすると、

気勢がそがれてしまう。

頭の中で愛の言葉を必死になって

組み立てているところへ

「どうしたの?なんか今日

は元気ないじゃない。そうだ、

ぱーっとカラオケでも行ってみ

る?」なんて言われると、がっ

くり。

 

逆に夕暮れどきで港なんかがあ

って、あなりにもロマンチック

な状況というのも、また照れく

さい。「いかにも」すぎて、ひる

んでしまう。

 

さりげなく、さわやかに、いつも

の会話の延長のように伝えれたら

・・・・。その舞台として、花水

木の散歩道というのがいい。

季節は初夏。すらりとした街路樹

に、天からの光を受けとめる手の

ひらのような、白い花(正しくは

苞(ほう)。そこを歩いてゆく二人。

戸外で、動きがる。

 

僕は心のなかで「この花水木の道が

終わるまでに言おう」と決意する。

こういうときの期限やきっかけと

いうのは、人によってさまざまだ。

「信号が青になったら」だったり

「デザートを食べおわるまでに」

だったり。とにかく何か、自分の

背中をポンと押してくれるような、

えいっと踏み出せるような、そんな

 

合図。

 

並木道があれより長かったら、

決意が鈍ってしまったかもしれ

ない。並木道があれより短かっ

たら、勇気を出す時間が足りな

かったかもしれない。

―そこには、愛を告白するとき

の、微妙でデリケートな心情。

 

また、

性をからめた相聞歌なら、

「風を浴びきりきり舞いの曼珠

沙華(まんじゅしゃげ)抱きた

さはときに逢いたさを超ゆ」

「あたたかいからだのなかに倒

れたいバターナイフがめりこむ

ように」

 

 


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