佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

<ここが、「しあわせ」の始まり>

2023-02-21 11:53:24 | 日記
それはどちらが小さくて
どちらがどちらだか見間違う
ほど
どちらかが輝いているわけ
でもなく

どちらが重たいわけでもなく
それはごくあるふれた
けしの実のような小さな種

じつはふたつは同じもの

花が咲かなくては何の花だか
わからない
きっとそんなようなもの



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬱積から脱した64年東京オリンピック

2023-02-21 11:52:03 | 日記
前回の東京大会は、それ
でも商業主義一色の近年
よりずっと簡素だった。
1964年の東京のとき、三
島由紀夫は大忙しだった。

いくつかの新聞社に頼まれ、
連日、観戦記を書いたので
ある。有名なのは開会式の
ルポだ。「やはりオリンピ
ックをやってよかった。
これをやらなかったら日本
人は病気になる」。偽らざる
心境だったろう。

かつて、戦争のために大会
返上を余儀なくされた歴史
が東京にはある。そのリベ
ンジとしての「64年」を
三島は強く意識したのだ。
「これでようやく日本人の
胸のうちから、オリンピック
とういう長年うっ積していた
観念が、みごとに開放された。
この成功体験から、戦後日本
は五輪に特別な意味を見だし
て現在に至る。

そういう価値観は、しかし
徐々にすたれていたのだろ
う。コロナ禍はこんどの大
会への熱をひどく冷まして
いるが、案外それ以前から、
人々の意識は変わりつつあ
ったに違いない。組織委員
会会長の方言と、後任選び
の醜態は「五輪ムラ」自体
の旧弊をあらわにした。変
化に適応できなかったマン
モスのようだ。

前回の開会式は90分ほどで
ある。「64年」にこだわる
なら、むしろそこに目を向
けたい。半世紀前に三島は、
五輪開催によって日本が
長年の鬱積から解放された
と喜んだ。いまのこの国は、
壮大な祭典こそ五輪という
固定観念から解放されなけ
ればなるまい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これまでもがんばってきたのだし、これからもきっと・・・。

2023-02-21 11:50:35 | 日記
私は立ち上がり、扉に向か
って、歩いてゆく。扉の向
こうに、闇がある。

闇のなかに、人生がある。

なぜ泣くの?なぜ泣くの?
生きているからよ。生きて
いくからよ。

「泣かないで」と私に声を
かけながら。「いい子だから、
もう泣かないで」と。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「恋の危機管理」

2023-02-21 11:48:49 | 日記
ピンチになると、手紙を
書く。

これが私の昔からの習慣
である。
LINEでは希薄なのだ。

考えてみると、たとえ喧嘩を
していなくても、恋はピンチ
の連続である。

相手の心が読めずに不安に
なったり、恋しい思いで息が
つまりそうになったり、

相手との一体感でほとんど
叫びたくなるときも多い。
まるで非常時のような毎日だ。

「いったい、私は、なにやって
んだろう。どうかしているわ」
恋をしている時の私はしばしば

そう呟いたものだ。

恋はピンチの連続である。
甘い思いや微笑みより、疑い
や涙の方がはるかに多い
のではないだろうか。

こうしたピンチを乗り切る
のは難しい。
けれども、やってやれない
はずがない。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君がふと冷たくないかと取りてより絡ませやすき指となり

2023-02-21 11:45:56 | 日記

二人の関係の進み具合(?)を

訪ねるとき、とりあえず「もう、

手ぐらい握ったの?」と言い方が

よくされる。つまり「手を握る」

は、異性として相手に惹かれて

いることを示すはじめの第一歩

なのだ。

 

もちろん、何が第一歩かは、時

代や文化によってさまざま。

「顔を見せる」や「名前を教え

る」が、第一歩どころか最終

段階に近い国や時代もあるし、

「キスをする」でさえ、ただの

挨拶の場合もある。が、おお

むね近・現代の日本では「手を

握る」だろう。

 

はじめて、異性として意識した

行動をとるには、やはりそれな

りの勇気がいる。たいてい男性

がリードすることになるわけだ

が、「えっ、私はそんなつもりじ

ゃありません」と拒絶される恐

れもある。彼女が本当にイヤな

場合もあるだろうが(その時は、

あきらめるしかない)恥ずかし

さや照れくささから、そういう

言葉を口にしてしまうこともあ

るだろう。

 

だから、はじめの第一歩のタイ

ミングは大切だ。さりげない感

じ「ふっと」そうなれたら、い

い。つまり、「段取り」ではなく

て、自然にお互いの気持ちが寄

り添って、そうなれたら、すごく

いい。

 

指先だけでなくて、彼女の心ま

でが温められるような、そんな

感じが上の句だ。そして、それ

以降、二人は折りにふれ、指と

指を絡ませることができるよう

になった。もちろん「冷たくな

い?」なんて口実は抜きにして。

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする