有名な三島由紀夫の
小説の題名だが、もう中身
なんか忘れてしまった。
美しい人妻が道ならぬ恋に
おちる話だったような気が
する。
だから、人妻の道ならぬ
恋を、よろめきというように
なって、いまこの言葉だけ
が残っている。
だが、それがなんで美徳
なのか知らない。
浮気はふわふわ、よろめき
はよろよろ、どっちにしても
足の踏んばりが利いていない。
その漂いの危うげさが女心を
悲壮にして、とんだ恋のヒロイン
気分になる。
女は悲劇が好きだ。
よく男は、同時に何人もの女
を愛することが出来ると言うが、
そんなもの、
いざ浮気となれば女だって同じ
である。
亭主も大事、情夫も大事と、
この間に漂いながら、
一方と会って、一方に済ま
ないと思う
その後ろめたさが情熱を
かきたてる。
それによって女は美しく
鋭く花開くわけで決して
悪いことではあるまい。
第一、男に見せるため装う
ことにも熱が入るから、
見た目にも美しくなる。
しかし、よろめきをよろめき
に終わらすためには
絶対不可欠の条件がある。
つまり、
よろめきを本命にしては
ならぬことだ。
あくまでも浮気であって、
それ以上の発展決着を
望んではならない。
小説の題名だが、もう中身
なんか忘れてしまった。
美しい人妻が道ならぬ恋に
おちる話だったような気が
する。
だから、人妻の道ならぬ
恋を、よろめきというように
なって、いまこの言葉だけ
が残っている。
だが、それがなんで美徳
なのか知らない。
浮気はふわふわ、よろめき
はよろよろ、どっちにしても
足の踏んばりが利いていない。
その漂いの危うげさが女心を
悲壮にして、とんだ恋のヒロイン
気分になる。
女は悲劇が好きだ。
よく男は、同時に何人もの女
を愛することが出来ると言うが、
そんなもの、
いざ浮気となれば女だって同じ
である。
亭主も大事、情夫も大事と、
この間に漂いながら、
一方と会って、一方に済ま
ないと思う
その後ろめたさが情熱を
かきたてる。
それによって女は美しく
鋭く花開くわけで決して
悪いことではあるまい。
第一、男に見せるため装う
ことにも熱が入るから、
見た目にも美しくなる。
しかし、よろめきをよろめき
に終わらすためには
絶対不可欠の条件がある。
つまり、
よろめきを本命にしては
ならぬことだ。
あくまでも浮気であって、
それ以上の発展決着を
望んではならない。