会える人の数は
ほんとうにわずかだと思い
ます。
そんな、ひと握りの人の中に、
あなたが入っていたなんて。
この幸運を、ぼくは、
誰に感謝すればいいでしょう。
あなたに会えた
春からの贈りもの。
寒い寒い雪の日。美しい人が
待ってくれる家は、あったか
です。
そして、その人と雪見酒でも
できれば、もう天国です。
叶わぬ夢ですか、お父さん。
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男というのは、実にやっかいで
扱いにくい存在だ。男は家の中
では絶対に王様でいたいのだ。
と同時に、赤ちゃんでもいたいの
だ。
時に王様のようにつかえ、時に
赤ちゃんのように揺すってあげる
ことができれば、結婚はきっと、
とても上手くいくだろうと思う。
敵に回してしまうのが一番下手
なやり方だ。夫を敵に回してしま
ったら、当然、家庭が戦場になる
からだ。
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三十代の女たちが、性的に飢えて
いることは事実だ。
「そんなことはない、週に三回も
がんばっているんだ」と反論する
夫がいるかもしれないが、一週間、
毎日七回がんばってもらっても、
もし妻が、その夫とのセックスを
耐えがたき義務だと感じていると
したら、妻のひもじさはなくなら
ない。
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よく百人の女と寝たとか、千人切り
だとか自慢たらたら豪語する男が
いるが、そういう男はおそらく、
ただ一人の女をも、ろくに満足
させられなかったのに相違ない
と思うのだ。
充分な歓びを与えられたのなら、
女というものそう簡単にその男
と離れはしない。
離れられるものではない。徹底的
につきまとう。
であるから、捨てられたとみせ
かけて、本当は女の方がその男を
捨てたのである。百人の女とやっ
たという男は、実は百人の女たち
に見捨てられたたいしたことのな
い男なのである。
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