佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

やわらかなカーブを持てる頭文字我を拒んでいる夕まぐれ

2023-03-07 13:08:46 | 日記
次々と灯る街の明かり。この
街のどこかに私を必要として
くれる人がいるのだろうか。

私が誰かを必要としているよ
うに。胸の底から淋しさがわ
いてくる。

黄昏の空をやがて闇が覆い
尽くすように、このままでは
いつか淋しさが心を覆い尽く
してしまうのだろう。

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来年のことは言わない原っぱに菜の花色の時限爆弾

2023-03-07 13:07:07 | 日記


群青の夜空に浮かんでいた
のは、バニラアイスクリーム
みたいな色の月。



今ここに振り返るなら
我が恋は

闇を恐れぬ盲目の人

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3%の孤独

2023-03-07 13:05:34 | 日記
自分を大事にしてもらい
たければ、人も大事にしなけ
ればなりません。自分の心を
わかってもらいたければ、人
の心がわかなければなりません。

共感力は、社会生活に欠かせな
い最も大切な能力の一つです。

この能力が欠けていると、人の
気持ちがつかめないゆえに集団
の中で孤立したり、対人恐怖症
になることさえあります。

多くの凶悪な少年犯罪は、きわ
めて共感能力の低い子どもたち
が起こすことが多いとのこと
です。人の身になって考えて
いるという習慣が小さいとき
から養われていないのです。

昨今、学校のいじめが目立ち
ちますが、いじめるほうは
自分がいじめられる場合の
ことを全く考えていません。

つまり、人に痛みを与える
ことをしても、自分がそれと
同じ痛みを受けたことがない
ので想像できないのです。

まさに共感能力が欠乏して
いるのです。

このようなことは、小さいとき
に昔のように外で遊んでいれば
自然に身につくことです。
子どもの遊び場を奪い、子ども
を塾に追いやったことから様々
な社会問題が起きています。

もう一度ガキ大将中心の遊びの
効用を見直す必要があるのでは
ないでしょうか。

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一片の詩句に惹かれている窓べ「人間商売さらりとやめて」

2023-03-07 11:54:51 | 日記
もしも私が人生に絶望し、もう
生きていくのがつらいと思って
も、カーテンの隙間から差し込
む光のような希望を持てたら
いい。

重なり合った葉の隙間から見え
る青空のような希望が持てたら
いいと思う。

きっと希望とは壮大なものでは
なく、日々生きていくことを
勇気づけるささやかなもの
かもしれない。


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唐突に恋は始まるものだからさあもう一度いえもう二度と

2023-03-07 11:52:57 | 日記
やがて来る
ピリオド思い背泳ぎで

見送っている夜の飛行機
 

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またひとつ花ばかりなる絵空ごと描いて夜の受話器を置けり

2023-03-07 11:45:25 | 日記
テープで封をされた小ぶり
のダンボール箱が、所在な
さそうに、ぽつん、取り
残されていた。

まるで、かくれんぼの途中
で、どこかに隠れたまま、
ずっと誰にも見つけて
もらえなかった子どもの
ように。

思わず、ひとり言が口を
ついに出た。
こんなところに、いたの。


ことばで宝石を作ることが
できます愛さえあれば

木の実で宝石を作ることが
できます愛さえあれば

なみだで宝石を作ることが
できます愛さえあれば

雨で宝石を作ることができ
ます
愛さえあれば

もし
愛がなければ
ダイヤモンドもただの
石ころ

てのひらをじっと見ていると
かなしくなってくる

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読み終えてしまった推理小説のように男に抱かれておりぬ 

2023-03-07 11:44:14 | 日記
夜の「さよなら」は愛と同じ
くらい重たい。

人たちがみな抱き合っている
時間に「さよなら」を言うの
はつらいことである。

だが、そのつらさが二人を
ドラマチックな気分にして
くれるのだ。


「さよなら」の時刻表をつく
ろうかな、と思ってみる。
あなたが今まで「さよなら」を
してきたのは、一日のうちの
どの時間でしたか?
すぐ思い出せますか?

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新妻の笑顔に送られ出でれば中より鍵を掛ける音する

2023-03-07 11:38:05 | 日記

万葉の昔から現代にいたるまで、

脈々と恋の歌は詠まれ続けてきた。

人を思い、恋をする気持ちという

のは、いつの時代にも変わらない

ものだなあと思う。が、いっぽう、

それぞれの恋のありかたには、や

はり時代が反映しているなあとも

思う。

 

たとえば、「今こむといひし

ばかりに長月の有明の月を待ちい

でつるかな 素性」「やすらはで

ねなましものをさよふけてかた

ぶくまでの月を見しかな 赤染

衛門」という歌など、通い婚の時

代ならではの「待つ女の思い」が

よく出ている。

 

歌は、東京時代のマンション暮ら

しでの一首だ。スタートしたばか

りの結婚生活。送り出してくれた

妻は、夫が背を向けたとたん「ガ

チャリ」と鍵をかけた。甘いムー

ドいた男は、いっぺんに夢から覚

めるような心地だ。もちろん妻に

してみれば、防犯上当然のことを

したまでである。が、なんとなく

引っ掛かる心が、この歌を生んだ。

男のほうが、女よりずっとロマン

チストかもしれない。

 

ありふれた日常の中、そんな、ち

ょっと引っ掛かりやズレの感覚を

感じる方もいるのでは。

 

 

 


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