東日本大震災:避難呼びかけた「天使の声」 副読本に
自分は、このような犠牲者を道徳学習に利用することには反対です。震災、津波被害を出さないことこそが政治、行政機関の役割です。その不十分さを個人的な犠牲、命と引き換えに行ったことこそを反省すべきです。
遠藤さんの行為は尊いものです。しかし、ご家族の悲しみを思えば、死なせてはいけないのだと思います。実際に南三陸町の防災庁舎の祭壇下に犠牲になられた家族の町への訴えが文書であげられています。人間の命と引き換えるような犠牲は道徳授業に使ってはならないのだと思います。
第一に、南三陸町は、避難ビルの確保、建設を実態に応じて建設、確保すべきです。その点の検証が必要です。第二に、高齢者、年少者などの社会的弱者への防災対策、訓練などが災害に備えて準備されていたかどうかです。これは、その他の自治体にも言えることです。津波避難が遅れた、過去の津波も大丈夫とのことで意識上の問題点がありました。今回は地震発生から30分後の津波来襲に対応できませんでした。今後の対策に生かし、繰り返してはならないと思います。
<東日本大震災:避難呼びかけた「天使の声」 副読本に>
宮城県南三陸町の防災対策庁舎から防災無線で町民に避難を呼び掛け続け、津波の犠牲になった町職員遠藤未希さん=当時(24)=が埼玉県の公立学校で4月から使われる道徳の副読本に載ることが1月26日、分かった。
埼玉県教育局によると、副読本は東日本大震災を受けて同県が独自に作成。公立の小中高約1250校で使われる。
遠藤さんを紹介する文章は「天使の声」というタイトル。遠藤さんが上司の男性と一緒に「早く、早く、早く高台に逃げてください」などと必死で叫び続ける様子が描かれ、「あの時の女性の声で無我夢中で高台に逃げた」と語る町民の声を紹介している。
自分は、このような犠牲者を道徳学習に利用することには反対です。震災、津波被害を出さないことこそが政治、行政機関の役割です。その不十分さを個人的な犠牲、命と引き換えに行ったことこそを反省すべきです。
遠藤さんの行為は尊いものです。しかし、ご家族の悲しみを思えば、死なせてはいけないのだと思います。実際に南三陸町の防災庁舎の祭壇下に犠牲になられた家族の町への訴えが文書であげられています。人間の命と引き換えるような犠牲は道徳授業に使ってはならないのだと思います。
第一に、南三陸町は、避難ビルの確保、建設を実態に応じて建設、確保すべきです。その点の検証が必要です。第二に、高齢者、年少者などの社会的弱者への防災対策、訓練などが災害に備えて準備されていたかどうかです。これは、その他の自治体にも言えることです。津波避難が遅れた、過去の津波も大丈夫とのことで意識上の問題点がありました。今回は地震発生から30分後の津波来襲に対応できませんでした。今後の対策に生かし、繰り返してはならないと思います。
<東日本大震災:避難呼びかけた「天使の声」 副読本に>
宮城県南三陸町の防災対策庁舎から防災無線で町民に避難を呼び掛け続け、津波の犠牲になった町職員遠藤未希さん=当時(24)=が埼玉県の公立学校で4月から使われる道徳の副読本に載ることが1月26日、分かった。
埼玉県教育局によると、副読本は東日本大震災を受けて同県が独自に作成。公立の小中高約1250校で使われる。
遠藤さんを紹介する文章は「天使の声」というタイトル。遠藤さんが上司の男性と一緒に「早く、早く、早く高台に逃げてください」などと必死で叫び続ける様子が描かれ、「あの時の女性の声で無我夢中で高台に逃げた」と語る町民の声を紹介している。