東陽町と木場のちょうど中間地点あたりに、不思議に栄えている界隈がある。周囲に何がある、というわけでもないのに、不思議に店がたくさんあるのである。何かの小説(坂口安吾だったと思う)の記述にある色町の風景に似ているな、と思ったことがあるが、やはりそういうことらしい。「弁天」やら「吉祥」やらの名前も目に付くし、地付きのタクシーの運転手に曰く「昔、このへんは500円くらいでもできるところだったんだよネ」とのこと。
いま、その手の店は(おそらく)1件もないが、今は普通の民家となっている、古めかしいタイル張りの建物の様子に、当時の様子を垣間見ることができる。
話がそれた ^^;
この店は別にラーメン屋、というわけではなく、中華料理屋。そんなに期待するわけでもなく黒胡麻坦々麺を注文したら、これがなかなかの味。一品香の近所にある「味華」の坦々麺もイケるけど、これもなかなか。ランチメニューに出ていたら、試してみるのも悪くないっすよ。
この店で面白いことがもう一つ。以前ランチに行ったら、会計のときに店員の方に「夜、ヒマですか?」と訊かれたことが。真面目なsasatはしばし固まりました。
なんのことはない、「よかったら夜もきてくださいね」ということなんですけどね。
こういうとき、外国の人と話すのっておもしろいよな、と思うのでした。