私たち地方議員は、いろんな方と対話する機会があるので、知り合いも多くなる。条件があれば、その方たちの葬儀に参列することもある。それは、個々の自由だし、奨励したり禁止したりとは思わない。
ただ、1つ理解して欲しいことがある。私たちも何かと予定があるということだ。当たり前といえば当たり前のことだが、住民の中から「○△議員が、父の葬儀に参列してくれた」、裏を返せば「××議員は来なかった」という類の話をよく耳にする。遺族としての感情はお察しするし、私も経験者としてそのような思いを持つこともある。
個人名は出せないが、議員の中には公務を抜けてまで、地域の方の葬儀に参列するケースもある。そうなると、私たち地方議員としての責務を果たしていることになるのだろうかと疑問を持つ。例えば、お昼12時からの葬儀がある場合、11時45分・50分頃に退席し、着替えて参列し、午後1時からの会議に滑り込むという方もあった。委員会の途中で「町内会の方の葬儀なので・・」と早退する議員。逆に、そのことを理由に遅刻してくる議員など、数えればきりがない。多くの場合、自分の質問や発言がない時間帯だったり、重要案件での採決がない場合だが、(その議員にとってはそうかもしれないが)それでいいのだろうか?
今、議会基本条例の具体化作業をしている。私からも問題提起したことがあるが、現行では欠席・早退・遅刻をしても何のペナルティもない。議員報酬を引かれることもない。逆の言い方をすれば、有給休暇はないし、親族の慶弔に関わる特別休暇制度もなければ、産休・育休制度もない。でも、前述したようなケースで遅刻・早退するケースと親族の不幸ごとなどで欠席するケースは、果たして同一に扱っていいのだろうか?幸い、今のところ妊娠している議員はいないが、もしいれば産前産後の休暇は「公休」になるのか一般的な「欠席」になるのかといえば、記録上は「欠席」である。それも可愛そうだ。
議員は常勤ではないので、欠席とか遅刻とか早退といった扱い方が難しいとは思うが、公務優先の原則はあると思っている。その公務を果たせない個人的理由が、(親族とか隣組ではない)「知り合いの葬儀参列」と「兄弟の葬儀参列」で、同じ扱いになることが理解できないのだ。
世間的な常識からも、原則公務優先で、欠席が公休扱いされる理由を限定的に明確にして、それ以外は「事故欠席」扱いにすべきではないだろうか。そして、それを公開することで、議員としての責務を優先させる議員なのか、住民の評判を上げるために公務を軽視する議員なのかを有権者に判断してもらう材料を提供すべき時代ではないかと思っている。
蛇足だが・・・・現在では、そんなことをまともに取り上げようとする空気はほとんどない・・多くの葬儀に参列して顔と名前を売りたい議員の方々の抵抗があり残念だ。
ぜひ、読者のご意見をお寄せ下さい。
ただ、1つ理解して欲しいことがある。私たちも何かと予定があるということだ。当たり前といえば当たり前のことだが、住民の中から「○△議員が、父の葬儀に参列してくれた」、裏を返せば「××議員は来なかった」という類の話をよく耳にする。遺族としての感情はお察しするし、私も経験者としてそのような思いを持つこともある。
個人名は出せないが、議員の中には公務を抜けてまで、地域の方の葬儀に参列するケースもある。そうなると、私たち地方議員としての責務を果たしていることになるのだろうかと疑問を持つ。例えば、お昼12時からの葬儀がある場合、11時45分・50分頃に退席し、着替えて参列し、午後1時からの会議に滑り込むという方もあった。委員会の途中で「町内会の方の葬儀なので・・」と早退する議員。逆に、そのことを理由に遅刻してくる議員など、数えればきりがない。多くの場合、自分の質問や発言がない時間帯だったり、重要案件での採決がない場合だが、(その議員にとってはそうかもしれないが)それでいいのだろうか?
今、議会基本条例の具体化作業をしている。私からも問題提起したことがあるが、現行では欠席・早退・遅刻をしても何のペナルティもない。議員報酬を引かれることもない。逆の言い方をすれば、有給休暇はないし、親族の慶弔に関わる特別休暇制度もなければ、産休・育休制度もない。でも、前述したようなケースで遅刻・早退するケースと親族の不幸ごとなどで欠席するケースは、果たして同一に扱っていいのだろうか?幸い、今のところ妊娠している議員はいないが、もしいれば産前産後の休暇は「公休」になるのか一般的な「欠席」になるのかといえば、記録上は「欠席」である。それも可愛そうだ。
議員は常勤ではないので、欠席とか遅刻とか早退といった扱い方が難しいとは思うが、公務優先の原則はあると思っている。その公務を果たせない個人的理由が、(親族とか隣組ではない)「知り合いの葬儀参列」と「兄弟の葬儀参列」で、同じ扱いになることが理解できないのだ。
世間的な常識からも、原則公務優先で、欠席が公休扱いされる理由を限定的に明確にして、それ以外は「事故欠席」扱いにすべきではないだろうか。そして、それを公開することで、議員としての責務を優先させる議員なのか、住民の評判を上げるために公務を軽視する議員なのかを有権者に判断してもらう材料を提供すべき時代ではないかと思っている。
蛇足だが・・・・現在では、そんなことをまともに取り上げようとする空気はほとんどない・・多くの葬儀に参列して顔と名前を売りたい議員の方々の抵抗があり残念だ。
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