精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

私のしごと館

2009年12月04日 12時43分06秒 | 各地・分野の動向
 先日、あの有名な「私のしごと館」のあり方を市民レベルで検討するフォーラムに参加した。日曜日にも関わらず、60人程度の参加だったのは残念である。
 あのような「巨大な施設は不要だ」という意見があるのは承知している。それが、建設される前なら中止や計画変更を求める動きもできたが、すでに6年が経過している。当初は、来年8月まで「民間委託」で経費節減を図るとともに、今後のあり方が検討される予定だったが、政権が交代してその期日が来年3月末に繰り上げられた。その途端に、学校関係などの予約も激減したとのこと。いわば、再生可能かどうかを実証とている最中に「死刑宣告」されたようなものだ。
 さて、フォーラムでは、あの「アニメの殿堂」的なものに活用するとか環境関連の大学を設置するなど「夢物語」から現実対応までさまざまな意見が出された。どれも、傾聴に値するとは思うが、なにしろあと4ヵ月しかなく、現実対応が必要だ。何事も新しくスタートする場合は、数ヶ月前、場合によっては何年もの歳月をかけて準備するのが常識だが、これでは来年4月以降「空家」になってしまう。放置すれば、建物も朽ち果てて周辺は草ぼうぼう状態になるだろう。学研都市のメイン道路が、そのような状況で放置されるのは避けたいものだ。
 フォーラムの途中で、司会進行役から参加していた地元市会議員・町会議員の意見を求められたが、政権与党の議員から「ここで発言なするのはなじまない」と拒否の発言があった。自民党・公明党が与党時代には、現与党議員の発言も切れがあったように思うが、与党になってからというもの、与党が進めようとしている議会意見書でも(保留ではなく)「反対」するというおかしな状況が起こっている。「しごと館」問題でも、うかつに発言できないということだろうか?地元の政治家としてはどうかと思う。
 木津川市長や精華町長からは、厚生労働省が「アウトレットモール」への転用を前提にしていて、他の省庁の意向ヒアリングもしていないことが明らかにされた。どう活用するのか調べもせずに、「廃止」だけを先行して発表するのは無責任である。
 どちらにしても、このままでは来春には「空家」となる。現実対応を考える時間的余裕もない。政権与党は、少なくとも当初予定の8月までは存続させて、その間に次の活用策を鋭意検討する方向に舵を切るべきではないか?
 特に、地元の方やしごと館に行かれた方のご意見をお寄せ下さい。厚生労働省に直接提案されても結構かと思います。
コメント (1)
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