精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

富山市のもう1つの例

2010年06月16日 08時37分37秒 | 交通・旅

 富山市のもう1つの取り組みを紹介する。それは、要するに「レンタサイクル」だ。名古屋市でも似たような社会実験が行われていたた。結果はまだ検証していません。
 登録制だが、写真自転車の横にある「自動改札機」のようなところにタッチして、30分?だったか借りられるもの。市内の数か所に、このようなターミナルが設置されている。「ちょっとコンビニに」「郵便物を出しに行く」「取引先に書類を届ける」などの用務の際、あるいては遠いしかといって車を使うと駐車スペースに困ったり排気ガスをばら撒くことにつながることへの対応である。写真でも、数台の自転車が貸出し中であることが分かる。
 ここでは、新品の自転車だが、全国には「放置自転車」がかなりの数あり、取りに来ないケースもある。廃棄するなら、このような使い方を考えてもいいのではないか。現実に、東の学研都市「つくば」では、「つくばセンター」駅近くにある1日400円程度のレンタサイクルは、この放置自転車の再利用と思われるものが使われている。

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LRTの実態 富山市の例

2010年06月16日 08時21分02秒 | 交通・旅

 先日の一般質問で、「学研都市にもLRTを」という趣旨で質問した。LRTとは、ライトレールトランジェットの略で、近鉄などの本格的な設備ではなく、昔の路面電車的なものだ。といっても、路面電車と同一ではない。主な特徴としては、低床でバリアフリー車体・安価な運賃・揺れなども少ない・郊外路線では鉄道並みの速度が出せるなどである。場所にもよるが、定時・中量の公共交通として、特に地方都市で注目されている。ヨーロッパ諸国では、すでに多くの都市で導入されているし、それがまちづくりや活性化、しいてはCO2削減に大きく貢献している。
 さて、日本国内でも既に路面電車網があったところを中心に、LRT化が進められているし、豊橋・富山などでは路線を新設・延長しているところもある。写真は、富山市の「セントラム」と呼ばれるLRTで、既存の市内電車路線を街の中心部を結ぶ路線を新設し、環状運行している。1周約20分で、10分おきに走っており、乗客もまあまあ多い。写真を見てもらえれば分かるが、その周辺の歩道・車道間もほぼフラットになっていて、バリアフリー化されている。
 もちろん、精華町と同一の環境でもなく、路線の設定によって利用者は異なるが、前述の特徴から、精華町内交通というだけでなく、クラスター間の移動手段としても想定できる。ハードだけではなく、フリー切符などのソフト面でも工夫すれば、そこそこの乗客を獲得できるだろう。
 「今すぐ」とは言わないが、10年20年スパンでは具体化すべきテーマだと思う。

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