精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

子どもたちの教育環境は

2010年12月19日 23時33分34秒 | 議会・地方自治
 17日の総務教育委員会のこと
 毎年この時期には、子どもたちの教育環境の整備を求める請願が提出される。今年も、約1200人の署名を添えて提出された。
 この間の結果はいろいろだが、今回は昨年に続き「否決(不採択)」となった。

 ??が、頭の上をただよっている

 それは、この12月の定例会での一般質問である。
 保守系会派の議員が、この夏の猛暑に対応すべく「学校にクーラーの設置を」、民主党議員が「老朽化した中学校の改善」を、それぞれ町に迫っていた。
 たまたまこの請願には、2つとも入っているのだが、2つの会派の委員は「反対」に回った。民主党会派に至っては「改善を求めた本人」が委員である。しかも、わざわざ賛成の内容の「反対討論」をしてまでである。
 私たちも、部分的には賛同できる所があるが全体的には賛成できない議案には、その両方の理由を述べて「反対討論」する場合があるが、今回は「反対理由」が聞けなかった。傍聴している住民も??だったに違いない。

 また、教育委員会の態度も??である。
 ある女性委員が、「南中に車いすの生徒がいたが、エレベーターがなかったから、感動的な教育ができたのではないか」旨の質問をした。そういう質問をする方も?だが、そのような線で答える教育委員会も?である。
 しかも、「中学校2学期制」の検証文書を公開して、教職員や保護者に知らせることで、広く議論すべきと求めた項目では、「校長ともう1人の教師、PTA会長には配布している。見たい人は請求すればいい」という立場を表明した。
 今の時代、「見たい者は見に来い」という態度は、説明責任のある行政の言い分としては、極めて問題である。第一、教育委員会に親しい知人がいるか議員に知り合いがいない限り、今何について検討しているのかなど、一般の住民に分かるはずがない。しかも、ある程度の量がある「検討文書」を短時間の口頭説明で理解できるとしたら、聞いている人は天才的である。あの答弁では、恐らく「ネット公開」も「教職員への回覧」も「図書館での公開」(いずれもさほど手間がかかるものではない)もしていないと推察される。

 はたまた、「通学路の安全確保」ですら、私以外の委員は「必要ない」という結論を出したのだから、あ然である。一度には無理としても、交通量の多い横断部分や歩道設置・改善などは、大人の最低限の責任ではないのかと思う。
 政治的思惑があるにせよ、その最低限の大人の責任まで放棄して議員が務まるのだろうか。

 最終的な結論は、22日の本会議で出る。反対した会派の議員の、翻意を促したい。
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