うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

立体曼荼羅

2012-04-11 21:33:16 | 旅行
今回訪問した二つのお寺、醍醐寺、東寺とも真言密教の中心的なお寺であり、それだけに規模も大きく収められている仏像もすばらしいものでした。
中でも東寺の講堂にある仏像は圧倒的な迫力で迫ってきました。五大明王や多くの天部は大きな空間に鎮座しているだけなのに収まりきらない威圧感のある生命力を放っていました。
中心にある穏やかな大日如来との対比もすばらしく、しばらく見とれていました。リーフレットによると立体曼荼羅と言われ、いわば密教の悟りの世界を表現しているらしいのですが、凡人の私には理解できません。
しかし内のものが「まだ行かないの」と言われるほど、長くその場に留まっていたようです。
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醍醐寺

2012-04-09 21:41:41 | 旅行
豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺に行ってきました。桜が見頃だと聞いたからです。初めて行きましたが、美しい桜で満たされたすばらしいお寺でした。
大伽藍にふさわしい諸院やお堂そして庭など随所にしだれ桜やソメイヨシノなど効果的にしかも大木が存在感を示していました。あまりに広く花もあふれているので半日終わってしまいました。
そんなお寺にふさわしい一枚悩みましたが、あえて枝一本で存在感と伽藍の雰囲気を伝えたいと思いました。
この旅行の朝、富山では遅い雪が降り、車の雪を下ろして出かけました。いきなりの花いっぱいで面食らいました。季節を一気に駆け抜けたようです。
しかし、これが本当の"花見の醍醐み"でしょうか?
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リ・カッチキ

2012-01-16 19:59:26 | 旅行
今日は、能登半島まで遠出をしました。帰りに疲れたのでカフェによりケーキと紅茶を楽しみました。七尾湾に面したこの店は気に入って何度か来ています。海に面してガラスが広く取られ天井も高いので眺めが綺麗です。店内はモノトーンでまとめられています。こういうインテリアをシンプルモダンと言うのでしょうか。間接照明も気が利いています。 
頂いたケーキはリ・カッチキと言います。フランス語とは思えないので調べてみました。活地気(カッチキ)米と呼ばれる能登産の米を使ったムースだそうです。アプリコットの酸味が利いて甘さは抑え目で上品なケーキでした。
今回の遠出の目的は能登牡蠣を食べることでした。七尾西湾で養殖された牡蠣を殻つきのまま焼いて食べてきました。材料がよければシンプルな料理が一番です。割りに大粒でしたが、気がついたら二人で20個以上食べていました。
その後、近くにワイナリーがあるとのことで足を伸ばしました。周辺で栽培されているワイン用葡萄からここですべて醸造されているそうです。基本的に品種ごとに作られていて10種ほど試飲することが出来ました。
以前、ワインを趣味にしていましたので、担当の方と醸造方法や品種など話しこんでしまいました。2005年に出来たワイナリーなので葡萄の木も若くこれからが楽しみです。
こうしてみると形はいろいろですが、この地区の人々が、気候風土を生かして作物を栽培し商品化しようという試みが色々なされているようです。今日は改めてそんな試みに気づきながらその味覚を十分楽しむことが出来ました。願わくばその試みが、補助金漬けにならないことを祈ります。
リ・カッチキのケーキを食べながらそんなことを考えました。
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恐竜博物館

2011-12-17 21:42:26 | 旅行
こういうインパクトのある写真をつけるとブログの訪問者が増えるのでしょうか?男なら子供の頃一度は恐竜に興味を持つのではないでしょうか?私も小学生の時、一時はまりました。
育った場所が、石灰の工場があり、身近でウミユリやフズリナなどの化石が多くでる土地だったことも影響しているのかもしれません。確かに化石を見つけては騒いだものです。
図書館に”ゴビ砂漠の恐竜”という本がありました。わたしの記憶力でタイトルを正確に覚えているくらいですから何度も読み返した本です。子供心に大昔こんな生物が居たんだと大いに想像力を巡らしたものです。そのときは結果的に想像力だけで済んだのですが、この恐竜博物館はずっといってみたいと思って居ました。ゆっくり回りましたが、昔に比べ新しい恐竜も発見され研究も進んでいるようです。
この日本でも10mを越す恐竜が闊歩していたとはどんな景色だったのでしょう。そして今、先のことを考えます。これから仮に1億年経ったとき、その時主要な生命体が多くの人間の化石を発掘してどのような想像力を巡らすのでしょう。
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永平寺

2011-12-13 19:00:45 | 旅行
永平寺に行ってきました。三方、山に囲まれた福井の田舎にその七堂伽藍はありました。参堂の落ち葉を踏みしめながらお参りしてきました。
座禅道場である永平寺では、今、攝心会という昼夜に渡る座禅の修行が行われていました。隅々まで磨かれた回廊をめぐり、長い歴史の中でどれ位の人数の雲水がどんな思いで修行をされたか、思いを巡らせました。最も高い位置にある法堂から外を眺めると、紅葉も終わりもうすぐ雪景色になるのでは、と思われます。空気が澄んでいます。修行されている方にはまた違った景色として写るのでしょう。
永平寺の傍を九頭竜川が流れていました。九頭竜川と言えばサクラマスの釣りで有名です。私も今年のシーズンはこの川の釣果をネットでよく確認していました。川を眺めながら機会があれば是非やってみたいと思いました。
おや?永平寺にお参りをして幾らか煩悩が減るかと思ったら、逆に増えてしまったようです。・・喝!
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