暑くて読書のペースが下がり続け・・・
田中角栄研究 全記録 上 立花隆 講談社文庫
元本1976年、文庫1982年発行。
時の総理田中角栄の金脈問題を追及した立花の”記事”の総集編。
執拗に田中角栄の裏面を解き明かしていく。
主役は田中角栄だが、脇役、端役の姿を追う事で、当時の日本の権力構造があぶり出されている。
庶民宰相といわれた人間性が、当時の庶民の人間性を逆に映し出している。
田中亡き後、残された現在の庶民の人間性は当時と変わったのか?
龍のかぎ爪 康生 上 ジョン・バイロン、ロバート・パック 岩波現代文庫
中国共産党の暗黒面を担った男とされる康生の評伝。
大悪党として書かれてはいるが、一方で康生を利用し、頼りにし、後に続いた者も数知れない。
理想社会と宣伝した社会主義の元でも、嫉妬、妬み、疑心暗鬼、虚栄心、名誉欲など人間の”欲の本質”は変わらない。
人間が人間である限り、社会主義にも”夢”はない事がわかる。
下巻からはいよいよ文化大革命へか。
日本の権力人脈 佐高信 新潮文庫
1993年発行。
当時の企業、財界の経営者を切る評論集。
切る基準は、著者が有能と認めた人物との比較で。
権力を手にした者の堕落、腐敗、無責任、老害のオンパレード。
代は変わっても現在にもつながる日本の企業”文化”。
くるい きちがい考 なだいなだ ちくま文庫
元本1978年、文庫1986年発行。
精神科医である著者が、「クルイ、キチガイ」と世間の常識について問いかける。
解説が上野千鶴子さま。
MADE IN JAPAN 盛田昭夫 朝日文庫
1990年発行。
下村満子とE・ラインゴールド両氏が盛田のインタビューを文字起こしして海外で発行した本の”翻訳版”。
絶頂期のソニーがなぜその地位に到達したのか、当時問題になった経済摩擦をどのように乗り切るべきか、国際的視野の持ち主とされた盛田が自説を説く。
もちろん現在の世界状況もソニーの状態も知らない時代の当時の経済書。
幻想の「技術一流国」ニッポン 内橋克人 新潮文庫
1984年発行。
当時すでに日本の技術は欧米を追い越したとの声が聞こえる中で、自画自賛に警鐘を鳴らす内容。
現在は、その警鐘が危惧であった部分もあり、事実であったものもある。
一方、欧米でもいまだトップの立場にあるものもあれば、現在は見る影も無いものもある。
栄枯盛衰の歴史をたどれる。
上記MADE IN JAPANともつながる内容。
ストリップ慕情 広岡敬一 講談社文庫
昔週刊誌で風俗探訪記を目にした記憶から購入。1993年発行。
今読み返すと浅草、吉原の戦後文化を綴った貴重な記録。
特に「バロン薩摩」の恋の行方は必読。
ルポ 戦後日本 50年の現場 鎌田慧 講談社文庫
1995年発行で、戦後50年間に積み残された問題を当事者に訪ね歩いたルポ。
今となっては人々の記憶にも残っていない事柄、今でも引きずったままの問題、今になって浮かび上がってきた関係性。
サンモール住吉 3
長崎県長崎市住吉町
撮影 2014年3月22日 土曜日 13時20分
田中角栄研究 全記録 上 立花隆 講談社文庫
元本1976年、文庫1982年発行。
時の総理田中角栄の金脈問題を追及した立花の”記事”の総集編。
執拗に田中角栄の裏面を解き明かしていく。
主役は田中角栄だが、脇役、端役の姿を追う事で、当時の日本の権力構造があぶり出されている。
庶民宰相といわれた人間性が、当時の庶民の人間性を逆に映し出している。
田中亡き後、残された現在の庶民の人間性は当時と変わったのか?
龍のかぎ爪 康生 上 ジョン・バイロン、ロバート・パック 岩波現代文庫
中国共産党の暗黒面を担った男とされる康生の評伝。
大悪党として書かれてはいるが、一方で康生を利用し、頼りにし、後に続いた者も数知れない。
理想社会と宣伝した社会主義の元でも、嫉妬、妬み、疑心暗鬼、虚栄心、名誉欲など人間の”欲の本質”は変わらない。
人間が人間である限り、社会主義にも”夢”はない事がわかる。
下巻からはいよいよ文化大革命へか。
日本の権力人脈 佐高信 新潮文庫
1993年発行。
当時の企業、財界の経営者を切る評論集。
切る基準は、著者が有能と認めた人物との比較で。
権力を手にした者の堕落、腐敗、無責任、老害のオンパレード。
代は変わっても現在にもつながる日本の企業”文化”。
くるい きちがい考 なだいなだ ちくま文庫
元本1978年、文庫1986年発行。
精神科医である著者が、「クルイ、キチガイ」と世間の常識について問いかける。
解説が上野千鶴子さま。
MADE IN JAPAN 盛田昭夫 朝日文庫
1990年発行。
下村満子とE・ラインゴールド両氏が盛田のインタビューを文字起こしして海外で発行した本の”翻訳版”。
絶頂期のソニーがなぜその地位に到達したのか、当時問題になった経済摩擦をどのように乗り切るべきか、国際的視野の持ち主とされた盛田が自説を説く。
もちろん現在の世界状況もソニーの状態も知らない時代の当時の経済書。
幻想の「技術一流国」ニッポン 内橋克人 新潮文庫
1984年発行。
当時すでに日本の技術は欧米を追い越したとの声が聞こえる中で、自画自賛に警鐘を鳴らす内容。
現在は、その警鐘が危惧であった部分もあり、事実であったものもある。
一方、欧米でもいまだトップの立場にあるものもあれば、現在は見る影も無いものもある。
栄枯盛衰の歴史をたどれる。
上記MADE IN JAPANともつながる内容。
ストリップ慕情 広岡敬一 講談社文庫
昔週刊誌で風俗探訪記を目にした記憶から購入。1993年発行。
今読み返すと浅草、吉原の戦後文化を綴った貴重な記録。
特に「バロン薩摩」の恋の行方は必読。
ルポ 戦後日本 50年の現場 鎌田慧 講談社文庫
1995年発行で、戦後50年間に積み残された問題を当事者に訪ね歩いたルポ。
今となっては人々の記憶にも残っていない事柄、今でも引きずったままの問題、今になって浮かび上がってきた関係性。
サンモール住吉 3
長崎県長崎市住吉町
撮影 2014年3月22日 土曜日 13時20分