リハビリ日記(AVM闘病記)

赴任先の中国広州でAVM(脳動静脈奇形)が原因の脳出血で倒れ半身麻痺となった記録。“大晦日、リハビリ日記“で検索。

親分の深イイ話

2009-04-16 | 入院
私の隣の病室、隔日の入浴のペアで、食事のテーブルも同じ「親分」(私が勝手に読んでいるだけですが)が、いよいよ今週日曜にめでたくご退院されるそうです。
先日80歳の誕生日を迎えられた親分は、年輩の方が多いこの病院でも、フロアの最年長者ではないかと思います。

 親分は、いろいろなことを教えてくれます。私にもたくさんの「深イイ」言葉を教えてくれました。

 その中で私が最も深イイと思う言葉は、「どんないい医者も病気を全部は治せない、病気の半分は患者が自分で治す」です。

 特にこのリハビリ病院では「どうせ俺なんて治んないよ・・・」と心が折れてしまったら、あまり症状は改善しないことが多いようです。

 1日のリハビリ時間はある程度制限されてしまい、空き時間も少なくないのですが、その間ずっと寝てしまうと、回復スピードはどうしても緩やかになってしまいます。
しかし前向きになって「半分は自分で治す!」と思うと、空き時間に自主トレをやったりして、みるみる回復していきます。

 私もこの言葉を胸に、空き時間はできるだけ自主トレをやるように心がけました。
身体の状態がちょうど良いタイミングだったのでしょう、それからは、自分でもしっかりと自覚できる程回復してきたと思います。

親分の「深イイ」言葉はまだありますが、また次回に。