さざなみいんこ どっとこむ

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サザナミインコの習性 抱卵編

2017-10-19 17:41:23 | サザナミインコ
ここ湘南では、今日はとても寒く12月初旬の気温となって居ります。
急に寒くなったので、親鳥達は雛と一緒に巣箱の中で、殆ど外に出てきません。

さて、今回はサザナミインコの習性を調べる為に繁殖時に色々な調査を行いましたので、ご報告したいと思います。
まず初めに、「他の親鳥の卵を別の親鳥に育てて貰えるか?」という実験です。
これは多くの親鳥で試して居りますが、全て育てて貰えます。
但し、本当の親鳥の卵と区別をしないと孵化してからどちらの子供か判らなくなりますので注意が必要です。
卵が混在する場合は、遺伝的に生まれない品種の卵にする必要があります。
当方の実験では、無精卵を抱いている親鳥の卵と全て入れ替えることが多いので、間違いは発生しません。
勿論、入れ替える卵は孵卵器である程度成長させてから、有精卵のみを使用します。

次に、「卵が無いが巣箱に入っている親鳥に卵を入れると抱卵するか?」という実験です。
これは、♀親鳥が年を取って巣箱には入るが産卵しないケースが多いです。
これも何と卵を入れると、抱卵を開始してしっかり育ててくれます。


*写真と本文は関係ありません。イメージ写真です。

更に、「孵卵器で生まれた雛を育ててくれるか?」という実験です。
こちらは、条件が合えば育ててくれる様です。
条件と言うのは、同じくらいの雛が居る場合に、そこに加えると大丈夫です。
しかし、雛が居ないのに雛を入れると育てない傾向にあります。
また、雛の大きさが違う場合もNGです。


*写真と本文は関係ありません。イメージ写真です。

その他に、子育て中に親鳥が体調を崩した場合などに、巣箱を空けて雛を取り出して挿し餌を与え、その後戻しても
子育てを継続します。
サザナミインコの子育ては、親鳥に寄って様々ですが、育児放棄は全く見られません。
しかし、中には殆ど子育てをしていない様に見える場合が有りますが、実際はちゃ~んと面倒を見て居ます。
抱卵中も外に出てばかり居ても、なぜかちゃ~んと孵化する場合が多いです。
そういう意味ではとても不思議な感じがします。

すべての品種で秋の繁殖のご予約を承って居ります。
当方では「安心安全なサザナミインコ雛のご提供」をモットーと致して居ります。
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