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雲にかかる海の光

2018年04月19日 | スタッフ独り言

黒部も田に水がはられはじめました。

全国、それぞれ、田に水をはる時期は、それぞれ違うでしょうが、

ゴールデンウィークが終わるころには、

だいたい水がはられた景色が、全国的にもみられるかと思います。

風景写真が好きな方は、ちょっとしたチャンスの時期ですね。

田に映り込むものもセットで、面白い景色が撮れます。

私もちょっと撮ってみました。

 写真は、宇奈月町栃屋周辺。

撮影した日は、雨雲が出て全体が暗かったのですが、なぜか雲が光っていて、

ほの暗くも明るい感じでした。

 

 写真は、宮野運動公園周辺。

最初は、夕日の光かと思っていましたが。よく考えると、曇っていて、太陽も出ていないのに夕日のわけがない。

でも、くっきりとみえる光はなんだろう。。

じっくり観察してみたら、ありえない光だとわかりました。普通、雨雲はこんな雲海のようにみえないのです。

昔、石川県の白山に登って、御来朝をみましたが、まるでその時の雲海のよう。

高い山で見れる雲海をまるで逆さにしたみたいです。

観察して、考えてみたらわかりました。

富山湾まで、雲がでていますが、その先は快晴。

光がななめに入ってきて、海に反射し、雲に光があたっていったのです。

「雲にかかる海の光」ということですね。

写真は、魚津桃山運動公園周辺。雲の上に太陽が隠れています。

夕日がやっとでました。

写真は、魚津の海岸。4月19日に撮影したもの。

この日は、お昼頃、今年2回目の蜃気楼がでたそうです。ランクはCで、中間ぐらい。

新湊大橋などが、「にょっ」とのびてみえたみたいです。

最近、海岸は渡りの鳥?がいっぱい。いろんな種がみれて、楽しいです。

自転車コースがありますが、ウォーキングもできるので、大変心地よいです。

場所によっては、駐車スペースもあるので、ちょっと、よって、歩くのもおすすめ。

 

 

富山の自然現象が見せる景色は、本当に複雑で面白い。。

日々、感動しています。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

トロッコ運転、はじまりましたぁー‼ 

お客さん、「ほくほく」してますね。

 

 

 


岩橋崇至写真 月光荘コーナー 

2018年04月19日 | スタッフ独り言

1Fのエントランスロビー、壁面に、岩橋崇至さんの写真作品を展示しました。

セレネ美術館にお越しの際は、ぜひ、1Fロビーの作品も鑑賞してみて下さい。

 

岩橋崇至さんは、1944年東京生まれ。67年に慶應義塾大学卒業、70年日本大学芸術学部写真科卒業。

日本大学学生時には、山岳写真家、山下喜一郎氏に師事。

2000~2001年、仏、伊、西、加、日で開かれた、

「新世紀を拓く/世界10人の山の写真家展」に日本からただ一人選ばれた写真家です。

世界や日本で活躍する山岳写真家です。

 

今回は、春から初夏を感じさせる作品を選び、展示しています。

宇奈月温泉での実際の季節の移り変わりと一緒にみていただくと、より一層楽しめるかと思います。

4月20日から、いよいよトロッコもスタート。

まだ、笹平までと一駅分ですが、若葉もいっぱいでてきてきれいです。

気持ちが上がって来ますね。

岩橋さんの写真をみていると、さらに気持ちが高鳴ります。

 

 

1Fには、月光荘コーナーも作りました。

月光荘の画材と、寄贈されたピアノが置いてあります。

 

「友を呼ぶホルン」のトレードマークでおなじみである「月光荘」。

月光荘は、「月光荘おじさん」と呼ばれていた、富山県上市町出身でもある、

「橋本兵藏」さんが、1917年東京・新宿に創業した老舗の画材店です(現在は銀座にあります)。

歌人の与謝野鉄幹、晶子ご夫婦に可愛がられました。「大空の月の中より君来しや ひるも光ぬ夜も光ぬ」

 と詠んで名付けたのが「月光荘」の名の由来だそうです。

戦時中に、宇奈月温泉には絵の具や画材の工場と自宅がありました。

宇奈月温泉を若い画家たちの理想郷にしようと、自宅に画家が滞在するための部屋を設け、

画材店にあったピアノなどを移しました。

終戦の翌年には、宇奈月温泉は大火に見舞われました。

その際は自宅を開放し、焼失してしまった小学校の児童のために、音楽を学ぶ場を作ったそうです。

授業では、このグランドピアノが使われました。

その後、ピアノは30年ほど店舗におかれていたそうです。

昨年、ピアノは黒部開発100年を記念し、市に寄贈され、今にいたるという形です。

様々な歴史をたどってきた交流のピアノ。

「月光荘」を知っている方は、セレネに来て、よく驚かれます。

「どうして、ここに。。月光荘の画材が?」

実は、このような月光荘と宇奈月温泉の歴史があったからなんですね。

他にも、「宇奈月公園」に、与謝野鉄幹・晶子歌碑があります。

これも月光荘とのかかわりがあったんでしょうね。

周辺を散策すると、宇奈月温泉のちょっとした歴史にふれることができます。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

今朝の様子。写真をよくみると、お猿さんがいます。。