↑※この写真の花はネモフィラです。岐阜県可児市『花フェスタ記念公園』にて、5月ごろ撮影。
皆さん こんばんは。
千手マリアです。
今日も庭の手入れをしました。
蚊の襲撃に遭わない今のうちに、
樹木が眠っているこの時期に、
剪定したり、土をおこしたり。
雑草も抜きます。
うちの辺りでは、冬でも草、生えます。
日差しが春めいてきたせいか、
オオイヌノフグリなどは、
すでに可愛らしいブルーの小さな花も咲かせています。
ですが今年はそれも心を鬼にして抜いています。
去年の夏、虫が大発生したからです。
これまで除草剤も殺虫剤もほとんど使わず、
なるべく自然に任せた庭にしていました。
近所から、「木の生い茂る草ボーボーの家」と言われても、
(別にいいもん!)と思ってたんだけど、
家の中のあちこちに、何十匹もヤスデやム〇デが出て
さすがに心折れました。
(7月頃、雨が異様に多く蒸し暑かったせいかもしれませんけど…。)
わたし、庭仕事するときには、
なるべく植物や虫の、声を聴かないようにしてるんです。
そうしないと、彼らからの『ぎゃー!』とか『やめてー!』とかの悲鳴で、
大変になったりするので。
卑怯と思いつつシャットアウトして、
一方的に「ごめんこめん」と謝りながら作業しています。
でもやっぱり切ない…。…。
庭というものは人間が自然に介入して作るものです。
例えば里山の風景を見て、自然豊かだという人がいますが、
あれも人が農作物を育てるために出来た、
人工風景です。
それによって新たに生まれた生態系があるとしても…。
本当の自然はもっと厳しいもの。
植物も動物も命がけで、しのぎを削っている世界。
人が地上で生き、日常生活するための場というのは、
どこかの部分で自然を壊している場所なんです。
自然を尊重しているか無視しているか、
程度の差があるだけで、
100%自然の庭なんてあり得ないのです。
そして、神様は、花や樹はそれを許してくれている。
(虫も?いや、虫は嫌がってますね駆除。ともかく生きるモードしかない感じ)
そうでなければ人間なんて、神様に一瞬で消されちゃってますよ、きっと。
そう思う時、いつも心から申し訳なく思うのです。
そして、ほんとうにありがとう、ごめんね…と思うのです。