ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220525 ハチク 時間が立ったらやはりあくが強くなってしまう

2022年05月28日 | 食べ歩き・お酒 他
明日はKさんの帰国に合わせて同級生の会食
コロナ禍ではじめて、この春からボランティアのあと2回お昼食べたから3回目だ、会食に参加は
みなさんに、ハマボウフウとハチク筍をご紹介したくてJAにいってきました。

細いのは10本太いのは3本500円でした

破竹は「淡竹」だそうで、筍の皮に斑点が無くて淡い色・ピンク色をしている
先端の葉が縮れる

筍の先端の葉は縮れ
皮は葉鞘(葉の付け根の茎を囲む鞘のようになった部分)が発達した物
皮の先端、真ん中の緑色が葉身(葉が小さく退化した物)
その両側が葉耳(肩毛のところが耳状に発達)
肩毛とは葉鞘の先端、葉の柄の付け根に生える毛
前回食べたとき、生でも齧れるようなみずみずしかった。昨日のハチクも
 
翌日(みんなに会う朝)見たらなんか、皮が乾いて痩せたように見えました
ビニールの包みを開けたからいけなかったのか?
邪魔にならない大きさ、細いのを持っていこうと思っていて
ためしに裂いたり輪切りにしたりしてみたら、表面が黄緑色になっていて、硬い
 
ためしに齧ったら辛い
ゆでて柔らかくなったのも辛い
さらにとぎ汁で10分煮ても辛い
 
持っていくのはやめにしました
会食中は忘れていたのですが、帰って気が付いたら夜まで舌(両側)・唇・上あご・歯茎がしびれたように辛かったです
 
「これが「あく」「えぐみ」というものなのか・・・と驚きました
 
「多少色が変わっても、時間がたっても、薄く切って味噌汁にしたら食べられる」とハチクをよく食べる妹さんに聞いて教えてくれたMさん。「あく抜きしたら食べられるのでは?」と聞いて、次の朝、
 
大きめのタケノコ(まだあまり緑色になっていない)や、捨てようと思った細い筍(ほとんどが緑になっていた)から、色の薄い・爪が立つ柔らかさの部分をよって、モウソウチクにならってあくぬきしてみました。
 
ぬかを入れてあくを取りながら1時間煮て、自然に冷ましてから、水にひたして8時間以上冷蔵庫
 
その次の朝(つまり購入した2日後)、水につけて保存しておいたものを恐る恐る試食。たべられます。
でもまだ少し「えぐみ」があって、あの「アスパラのようなソラマメのようなホクホク感と旨味はなくなってました
 
筍は、湯を沸かしてから堀りに行けというそうです
三崎から送っていただいたモウソウ筍も今年は採ってすぐに茹でたらあく抜きが要らないことを発見した、とはMさん。
 
いくつになっても知らないことばかり、いろいろ失敗も楽しい
 
こんどは、絶対、買ったらすぐ料理
 
・・・ ・・・・・ ・・・・・・・
 
ところで、120年周期で今まさに開花期を迎えているハチク
咲くと種はできない、が地上部が枯れて、地下茎からササのようなタケノコが生えて開花し続け、数年で再生するか、または他の植物にとってかわられる
 
いまも、こうしてハチクを食べられるということは、120年前の開花後の枯れイベントを乗り越えてハチク林は再生し、今に至っているわけだけど、
120年前といまでは、ハチクの需要(茶筅や箒・籠など)やハチク林の存在・周囲の状況も激変している
 
今回はどうなっちゃうだろうか


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