朝から風が強く、昨日より7℃も低い予報でした。
日差しがあっても風が冷たかった分、体感で感じる気温はもっと低かったでしょう。
市内の満開を迎えた桜並木は、風に揺られて花びらが舞い散り川面を白く彩って流れていました。
「 桜まつり 」は中止となり、屋台もない静かな春のひとコマでした。
日本三大桜の一本が根尾谷の「 淡墨桜 」です。
樹齢1500余年と推定され、継体天皇お手植えという伝承があります。
1922年10月に国の天然記念物に指定されています。
淡墨桜は蕾のときは薄いピンク、満開には白く、散りぎわには特異の淡い墨色になり、淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色にちなみます。
このたくさんの添え木がなくては倒れてしまいます。
過去に数回、枯死の危機を乗り越えてきました。
作家の宇野千代さんがその保護を訴えて、活動したこともよく知られています。
1500余年のたくましさと痛々しさが同居する幹。
3月に満開を向かえるのは30年ぶりということです。
右が「 淡墨桜 」左は「 淡墨桜二世 」になります。
お花見に来ていたわんちゃん。