むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

黄色の塗装は難しい・・・・

2010-04-11 21:20:00 | 工場長の独り言

日曜日・・・・

今日は朝から良い天気・・・

というよりも 日差しが暑くてしょうがないくらい・・・

こんな日は外に出掛けて遊びたい気分ですが そこは多忙?な当工場の事・・・念願の「塗装日和」の一日だった訳で・・・。

先日 塗装を剥がした西武N2000系の車体塗装をすることにしましたが、ちょっとだけ問題が・・・。塗料の在庫が少々足りず、どうしたものか?と悩みます・・・。 この間、会社帰りに大井町のIMONへ寄った際、買ってこようかと思っていたら な、何と在庫無し!・・・仕方なく黄色系統の塗料を数本買って 当工場で適当に調色する事になりました。 工作台の上で 塗料を調色すること数十分・・・一応、これで近似になるだろう!と思って エアブラシにセット、吹付けを開始しました・・・・。 模型をやられている方なら想像がつくと思いますが この黄色系統の塗料というのは 塗料の隠蔽性があんまり良くない・・・つまり、キチンと色味を出すためには どうしても厚めの塗膜になってしまうのです。これを防止するには 本来の黄色を吹く前に 下地色として白やペールグレー等を薄く吹いてやれば良いのですが今回もこれに倣って白色を薄く吹きつけておきました。

さて・・・これからが本番・・・

当工場独自調色の「西武イエロー」の塗装に入りました・・・

プシュ~っと車体が徐々に黄色く変わっていきます・・・一気の厚塗りは御法度なので 乾いては塗り、乾いては塗って・・・と かゆみ止め薬のように吹付けてやる訳です・・・。こうして3~4回ほど吹付けが終了した頃でしょうか、ちょっとした異変?に気付きました・・・「この黄色・・・西武の黄色じゃない!」ということに・・・。 どうも下地に吹いた白が影響して 吹付けを重ねても  どこか黄色に透明感が漂ってしまう・・・そんな感じがしてなりませんでした。 それともう一つ・・・調色していたのは部屋の中、しかも蛍光灯の下で行っていたので 実際に太陽光の下で感じる色とはかなり異なって見えてしまうのです。

ここで緊急対策を実施・・・・感覚的ではありましたが 調色済の黄色に若干のオレンジ色と白を足して 再び様子をみてみました・・・すると、これがドンピシャリ! の様子・・・太陽光の下でも違和感が無くなったみたい。 証拠?という訳ではありませんが ベランダで塗装をしている時、ちょうど狭山線の電車が目前を通り過ぎていきました・・・そうそう、この色味だった・・・・・!

こうして最後の塗り重ねとして この色を吹付けてやりましたが ようやく西武電車として落ち着いた感じに仕上げる事が出来たようです・・・・。色味というのは人によって感じ方が異なるものですが それこそ光線の具合によって感じ方が違うのもまた事実のようです・・・。

と・・・まずは合計12両分の車体を黄色く塗りあげた後、ドア部分を除いて全てマスキング・・・・今度はドアにシルバーを吹いて ステンレス製のドアを表現しました・・・。 あとはパンタグラフ等の小物を塗装しておきましたが 夕方になって 天候が急に悪化・・・・16時半を過ぎた頃、空からポツポツと雨が落ちてきてしまい・・・結局、ここで作業終了となりました・・・。

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夕食後は屋上機器の組立と色指しなどを行って 今日の作業は時間切れに。 あとは明日からの夜間操業で 何とか完成に持ち込める・・・かな? 

まあ、とりあえず一段落したみたいです・・・・・。