今日も一日 寒かったですな・・・
当地所沢では 天気予報の公約通り?夕方から雨が降り出しました・・・夜半には雪になるかも?なんて言ってますが・・・それは明日の朝 起きてからのお楽しみ・・・。
さて・・・今日の話は「手打ちそば」の話・・・。
それは先週金曜日、新人歓迎会の酒席での話・・・。たまたま隣席となったWさん(我が会社の研究室長で年配の偉い方です)と とりとめのない話をしていたところ、ふと、私の母親が自宅で味噌を作っている・・・という話になりまして、 Wさん曰く 「是非 作り方を御教授下さい・・・(御教授・・という言い回しが笑いどころです)」と、満面の笑顔で言われました。
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そもそも 我が家で味噌作りというのは・・・・
うちの会社・・・仕事の関係で 毎年大量の大豆を入手、評価サンプルとして利用しています。大豆は生ものですから 通年に渡って冷蔵庫で保管しているのです。毎年年末の大掃除の時期となると 来年出来る大豆のために 冷蔵庫の整理が始まって 使わなくなった大豆の処理に追われます・・・・。この大豆・・・日本全国から集められた様々な品種のものが含まれており その量も結構膨大なもの・・・通常であれば焼却・廃棄となるものですが もちろん我々の食品として持ち帰ることも出来るものです・・・・。 近年、バイオエタノール等の代替エネルギー問題等により 大豆の入手価格も高騰していると聞いていましたし、どうせ捨てるのであれば いっその事、自宅に持ち帰って味噌でもつくってみようか・・・? そんな事を思いつきました。
ある日の夕食時・・・こんな話をしたところ、我が母親が興味を示し、それなら駄目もとでやってみよう・・・、そんな事になりました。 そして年末大掃除の頃、自宅に30キロ程の大豆を送って、「いざ 味噌作り!」が始まりました。 当地 所沢の冬は 首都圏の中でも結構寒いところ、それに内陸なので空気も乾燥している・・・まさに味噌作りには最適な土地(私が勝手に思い込んだ事!)だったのです・・・・。 まあ、自分としては 母親の「ボケ防止?」にもなろうか・・・ということもこじつけて 母親の味噌作りを焚き付けました・・・・。
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最初は困惑していた母親でしたが 手始めに極少量を小分けにして試作・・・分量を変えながら母親なりに試行錯誤、塩分量等も色々と研究を重ねた結果、「我が家の味噌」が出来あがったようです・・・・。
こうして1年越しで出来た味噌ですが 実際に食してみると これがまた旨いのです。 味噌汁としても良し、生野菜に添えてもまた良し!・・・市販の味噌では得られないコクと香りがウリの一品となりました・・・。
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話は戻って・・・
今週の月曜日・・・この味噌をWさんにレシピ共々お渡ししました・・・。 まさに「手前味噌!(笑)」なお話です。 翌日、早速返答があり、「非常に旨かった・・・是非ともうちでも味噌作りを試してみます・・・」との事。 その旨を母に伝えたところ、母も喜んでおりました・・・。
そして今日 金曜日の朝の事・・・・
朝礼が終わり、自分のデスクへ戻って来るやいなや Wさんの姿が・・・・。「朝一から難題を持ってきた?」と思ってしまいましたが、そうでは無くて お返しの品を頂いてしまいました・・・・それが「手打ちそば」。 Wさんと言えば会社の中でも 「そば打ち名人」として名高いお方・・・その名人の生そばを直々に頂けるとは これ幸いな事でした・・・。 「いや~、そんなつもりでは無かったんですけど・・・・恐縮です!(笑い)」 。 昼休み・・・自宅に電話・・・「誠に急な話だけど、今宵の夕食は蕎麦になったから・・・・な!」 と 電話に出た母親も 半信半疑な様子・・・まさに「ソバソバ詐欺」と間違がわんばかりの感じ・・・。
こうして週末金曜日の仕事終わり・・・・そそくさと蕎麦を抱えて帰りました。
自宅に着くと 既に受け入れ準備が整って?おり、食卓上には天婦羅などが並んでいました。 着替えも早々に 頂いた「生そば」を渡し、Wさんが同封してくれた「そばのゆで方」のレシピを参考にサッと茹で、冷水でキッチリ締めてから 頂いてみました・・・。
「うわ~っ、これ 旨~い!」 まさに蕎麦屋で食べる蕎麦と同レベル・・・非の打ちどころがありません。 そばを頂きながら 焼酎のそば湯割り なども楽しみながら 優雅な夕食となりました・・・・。
いや・・・Wさんの「手打ちそば」は 旨いと聞いていましたが、本当に旨かったです・・・まさにその一言。 月曜日には御礼を言わなくちゃいけませんね・・・・・「ごちそうさまでした」。