おりがみと日記

Kasaneの備忘録

西郷神社(日本遺産)

2020-08-14 | 散策(大田原)

2019/1/25 野崎研修センターで野崎歴史散歩講座5回目があり参加しました。

講座内容は那須野の開拓で講義を聞いてから 

現地見学は観象台親王台常盤が丘で時間となりました。

その後一人で烏ヶ森神社にも行きました。

 

今回講座の資料を読み返しネットも検索してみました。

西郷神社は名木めぐりで一度行ったことがありました。

 

この西郷神社は西郷従道(つぐみち・西郷隆盛の弟)を祀ってあり、

明治36年(1903)の創建である。

非常に珍しい石製の神社になっています。

  

↓ 西郷清子と刻まれています。

西郷元帥神霊分社と刻まれています。

   

   

“西郷農場感恩碑” と題する由緒説明碑の文書です。

 ←拡大します

↓ 橋の下に那須疎水第4分水(加治屋堀)が流れています。

 

  

 

那須野の開拓

那須東部
戸田、青木、藤田、毛利、佐野、植松、鍋島等

那須西部
千本松、那須開墾社、三島、大山、西郷、長地等

 ←拡大します

 

平成30年5月に『那須野が原の開拓の歴史』が日本遺産に認定されました。
その1つが、大田原市野崎街道沿いの『西郷神社』です。
西郷神社は、西郷隆盛の弟、西郷従道(侯爵・元帥)を祀る
非常に珍しい石製の神社です。

1880年代に急速に進んだ那須野ヶ原開拓事業では、
大規模な華族農場がいくつも成立しましたが
その最南端付近に入植したのが西郷従道侯爵(海軍元帥)でした。

加治屋周辺は明治14年(1881)に西郷従道と大山巌によって開墾されたが、
明治34年(1901)に今の加治屋部分が分割されて西郷従道の個人経営となり、
西郷農場となる。

西郷侯爵没後、農場地内に本神社が建立されました。

社殿は、全面石造りで四方に様々な彫刻が施され、
狛犬のようなものが配されており、
柱は登り龍・下り龍という見事な彫が施されています。
逆巻く波の上に社殿が載っているのは海軍元帥であることの象徴のようです。

石工は、福島県石川郡浅川町福貴作の名工・小松寅吉布孝(のぶたか)と
小松亀之助布行(のぶゆき)父子。

社殿脇の建立記念碑には “西郷元帥神霊分社” と記され
(本墓は多磨霊園(東京都府中市))
没後の翌明治36年、開墾関係者が中心となって農場内に建立しました。
地名の「加治屋」は従道の故郷、鹿児島の加治屋町から来ており、
神社脇には那須疎水第4分水(加治屋堀)が流れています。

境内には “西郷農場感恩碑” と題する由緒説明碑が建っており、
明治政府との開拓の様子や
大山元帥(大山農場)、西郷元帥との農地分割などが綴られています。

 

 


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