そうした訳で警官からまんまと藤田を隠茂おおしたガード下の一同に、藤田は感謝感謝。
そりゃそうだよね、下手すりゃ犯人隠匿だとか何だとか面倒な事になっていたかもしれないんだから。
でもみんなで一緒にやり遂げた感を共有してるから何だか楽しそうなんだなこれが。
まあ、とにかく皆が皆脛に傷を持つ身だからね、警官は天敵さ。
それをおちょくったんだからそりゃ気持ちは良いやね。
こんな光景を見た藤田は、我が身を省みずに庇ってくれたガード下の連中の真心に感動したんだな、自首してやり直そうと深く思うんだな。
とは行っても藤田一人で行っちゃ何時職質を受けるかわからないって訳で、茂と佳代が隣町の警察署まで送っていく事になったんだね。
藤田が去って後、亀吉が小便しのついでみたいに様子を聞くが、自首する事を聞いて安心してまた戻るんだね。
と、いう訳ですべて片付いて一件落着って事になったんだが、ここままじゃ眠れねえやね。
皆で静かに一杯って事に相成るのが普通の事さ、若いんだからね。
こうして長かった特別な日は終わり、始発電車を待つばかりとなったという次第でございます。
有難うございました。
次回第27回公演をお楽しみに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます