序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

稽古場日誌6

2008-11-27 16:26:48 | アート・文化

Jpeg本番二週間前を切りました。

これから13時~21時の一日稽古が多くなります。

その内容は本番同様に14時からの通しと、夕食兼休憩の一時間を間に挟み19時からの通し中心に組み立てられています。

これは個々の役者の本番までの過ごし方の稽古です。

いってみればスポーツにおける集中の為のルーティーンの様なものです。

一見バカバカしくみえるこの稽古。実はなかなか役に立っているんです。

本番の舞台に立つ前というのは、役者が一番孤独感を感じる時です。

何か忘れていないか?アレは大丈夫か、これはしただろうか。次々と不安が脳裏をよぎります。

その不安の一つ一つを打ち消していくのがこの稽古の主旨です。

やり方は個人個人の裁量に任されています。この時も自分独自でいいんです。

大事な事は本人が強く自覚できることです。人まねでは意味がありません。

他人にとってどんなに変てこなルーティーンでも自分にとって有効であればそれでいいのです。

これが形になった時・・・本番の幕が開きます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿