さて、第五場 土曜日・夕方 その二
範子と恭子のあの日の諍いを知らない明は自分が会ったソフィアの営業部長の話が気になり話を持ち出した。
これは大吉と三郎には初耳の話さ。
二人が恭子に問い質すと、恭子は水曜日にソフィアの営業部長にあった経緯を話し、母との確執を打ち明け、これからのスマイルマミーの対する自分の想いを語った。
その思いに三人は恭子に賛同し協力を約束するんだ。
そこへ範子が帰って来てこれからソフィアの人間と会うから時間があったらその話を陰で聞いてくれと告げるんだね。
範子はソフィアの件を自分の手で決着を付けるつもりなんだ。
そんな訳で範子とソフィアの滝川友美が会うんだね。
範子は恭子をあえて同席させる。
自分の結論を聞かせるつもりなんだろう。
友美と対面した範子はどの様な意図でソフィアがスマイルマミーに近づいて来たのか問い質す。
友美の答えは明確だった。
つまりスマイルマミーと業務提携したいのでソフィアグループの加盟店になってくれというんだね。
そりゃあ範子は断りますよ。
するとこれを断れば仕事で競合する事になると脅すんだ。
これには大吉も三郎も我慢できずに飛び出てしまった。
さてこの続きはまた後で。
撮影 鏡田伸幸
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