率直な誠の態度に感銘を受けた体を装った鉄幹はイベントの手助けを引き受け、誠から想定しているイベントの構想を聞き出す。
誠はB-1グランプリの本選出場への道筋を付けてくれる様に協力を頼む。
鉄幹は自分の力でそれは可能だが大会幹部に対する運動資金が必要だと伝える。
どうしても町興しの為にイベントが必要と考えた誠はその運動資金の金額を聞くが、それは誠の想像を超えるものであった。
そこへ召集されたグラッセの恭司と豚吉の達也、仏壇屋の公彦が駆けつける。
豚吉の達也は前日に鉄幹と会いすっかり信用していた。
紹介される恭司に達也は有名な料理雑誌料理キングにコーナーを持っているという鉄幹の偉大さを吹聴する。
組合の広報部に所属する公彦はこの模様をビデオでとっていたが、鉄幹に映像を消すように要求される。
鉄幹の様子に違和感をもつ一同に、
鉄幹は顔を明かせない理由としてミシュランの調査員である事を明かす。
鉄幹は自分の証明として料理キングの編集室に電話をかけ、誠達に携帯を渡す。
一方、北川旅館という木賃宿で鉄幹からの連絡を待っていた月子は、音響器具を駆使して編集部を演出し、編集長を演じる。
その迫力に誠達は飲み込まれる。
月子の演技にまんまと騙された誠達に、鉄幹は畳み込む様にミシュラの東京事務所と称して携帯をかける。
月子はフランス女の雰囲気で応対する。
一同は鉄幹達の思いのままとなる。
すっかり鉄幹と月子の謀略に乗った誠は感激し軍資金の調達を約束するのであった。
続く。
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