序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

バビソア11

2008-05-06 20:30:48 | アート・文化

12 プー達の潜入

B13

バビソアの朝

みんなはまだ夢の中

大きな門が小さく開いてゴンタを先頭にミミとプーが

ソロソロと現れた

 シィーッ 爪先立ちで シィーッ 足音を消し

 シィーッ 背中を丸め シィーッ 無駄口はダメ

 抜き足差し足忍び足 これが極意さ忍びの極意

 どんなに用心されたって 

どんな所もお望み次第さお茶の子さ

 シィーッ 爪先立ちで シィーッ 足音を消し

 シィーッ 背中を丸め シィーッ 無駄口はダメ

「ねえ、やっぱり帰ろうよ」

「なんでニャ」

「だってバビソアの決まりを破ってるのよ」

「それじゃこのまま忘れられていいのかニャ」

「それは・・」

「アッ、誰か来る」

三人は急いでものかげにかくれた

やって来たのはプーだった

「プーちゃん、いつの間にそこに・・」

「ぼくはジュンちゃんに夢の中で呼び出されたんだ」

「エッ!じゃこっちのプーは?」

プーが二人

「ぼくは家でジュンちゃんの帰りをまっていたんだけど、

やっぱり夢でよばれたんだ」

「二人のプーがそろったということはニャ。ジュンちゃん

の心がかわったんだニャ」

二人のプーは本当の心を聞かせてもらいにジュンちゃんの

ところに行こうと話し合った


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