序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

下僕から演出家へ・・・

2014-03-21 09:37:28 | ブログ

以前から、孫と卒園をしたら「アナと雪の女王」に連れて行ってあげるという約束をしていましてね。

彼女の指定である昨日、それにお供しました。

小さいながら自分のスケジュールがあるらしく、その日しか空いてないからそれにするという仰せでした。

ええ、仰せに従い慣れないネット予約をようようしましてね、当日を迎えました。

生憎の雨でね・・・実は私、泥で出来ているもんですから雨は苦手なんですよ。

でも王女様のお供ですから文句もいえません。

雨の中行きましたよ。

F1010181たしも

映画館は品川プリンスシネマ。

14:05からの上映の回です。

まずはバスケットにポップコーンの塩味とキャラメル味のハーフ&ハーフを買いましてね、飲み物はオレンジジュースLとの指定です。

私もポップコーンの塩味のMサイズをご相伴しました。

で、指定された席に着くと、ずまやらなければならない事は王女様の席作りですよ。

何処のバスケットを置くと食べ易いか、飲みやすいかを考えての配置です。

映画が上映されます。

王女様は映画に没頭しますが、私にもという訳には行きません。

画面に集中している王女様の手がポップコーンを、飲み物を求めて彷徨います。

それを素早く察知してその手元にバスケットを持って行くんです。

悲しい場面、楽しい場面、その都度王女様は私に同調を求める視線を送って来ます。

その度ごとに私は大きく深く「わかるわかる」と頷くのです。

これは下僕の大きな仕事です、ないがしろにしてはいけません。

お蔭様で映画の三分の一は記憶にありません。

てなわけで、ようよう映画が終わり我が同志のアータンに王女様を預けた私はもうグッタリという状態です。

ところが昨日はそれだけでは終わらなかったんですよ。

ええ、そうです。

劇団芝居屋第27回公演の本番稽古です。

27雨、王女様のお供による疲労。

こんな私の機嫌の良かろう筈はありません。

まあ、多少過剰でありましたが、稽古場に私の罵声が響き渡しました。

それだって原因がなくてそうなるほど私は暴君じゃありません。

ええ、役者連は知ってます、その原因を。

今の所、本番を迎えるまで王女様との約束はありませんし、約束しようとは思っていません。

私が持ちませんので・・・

ええ、これも人生ですよね・・・・ハイ!

 


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