序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

持病再発、そして治癒。

2014-10-02 16:37:11 | 演劇
劇団芝居屋第28回公演の本稽古も3回目を数えました。


28回を数える公演の度に、稽古入り一週間前に役者に台本を渡すのを義務であると自分に課し、その為に台本創り

を頑張ってきました。


役者に台本を渡てし、一週間後、読み終えた役者達の顔を窺いながら、どんな感想を持ったのかと推測しながら語

句の確認などをし、稽古初日は終わります。


この頃は一週間に2回ほどの稽古ペースです。


そして二回目の稽古。


台本を手に台本に書かれてあるト書きを基に、舞台設定と出入りの確認です。


しかし役者の作品に向かう態度に、大きな疑念を持ち、こんな筈はないと焦燥感を感じてしまうのです。


台本を役者に渡した段階から私の持病は発病しています。


私のこの時期に発病する病名は「期待過剰症候群」


とにかく、劇団員にはこの病の症状は重い様で、「前作でここまで言ったのだから、少なくとも同じレベルから始

まる訳はない、もっと上のレベルから取り組む筈だ」と思い込んでしまうんです。

そうなれば優しい演出家で居られるんです。

三回目の稽古を終えて、私の願いは脆くも崩れ大きな落胆を感じ、私の病は治癒します。

そう、優しくはなくなるのです。

何時もの様に怒鳴りまくる演出家に逆戻りです。

でも次回も私の持病は再発するでしょう。

それを求めて芝居をやってるんですから・・・・

アア、シンド・・・・





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