第六場 月曜・早朝。
さて、あのソフィアとの手打ち騒ぎ騒ぎがあった日から日曜日を挟んで二日経ち、月曜日のになった。
何時もの様に恭子はスタッフを迎える準備をしていた。
始めに、剛史が田舎から帰って来て、正式に二年後に田舎に帰る事を告げる。
続いて美由紀と珠美だ。
それぞれが口々に休み中に起こった事を報告するんだね、まあ、これを聞くのも恭子の役目さ。
皆が現われて、さあ朝礼 . . . 本文を読む
さて、第五場 土曜日・同日深夜
明の手打ち式の提案で、半ば強引に会場のスナックに恭子達が行ってしばし。
範子はとてもそんな気分にはなれず、事務所に残っていた。
と、一本の電話。
それは明からの誘いの電話だった。
そんな気分にならないと断る背後に携帯で話しながら明が現われる。
まあ、そんな奴なんだね、明っていうのは。
範子と明の付き合いは範子が畳屋だった立花に嫁いで以来だか . . . 本文を読む
さて、第五場 土曜日・夕方 その三
大吉が友美に食って掛かったまではよかったが、友美の顔をまじまじと見た大吉の様子がおかしくなってきた。
友美の顔からも女だてらに大吉の恫喝に対抗しようとする闘志は徐々に消え失せ、その口から出た言葉は「村岡さん?」。
途端、詰め寄った大吉が一転しどろもどろになり逃げだしたのを友美が追うという意外な展開になるだね、これが。
そりゃ範子達は戸惑うよ . . . 本文を読む
さて、第五場 土曜日・夕方 その二
範子と恭子のあの日の諍いを知らない明は自分が会ったソフィアの営業部長の話が気になり話を持ち出した。
これは大吉と三郎には初耳の話さ。
二人が恭子に問い質すと、恭子は水曜日にソフィアの営業部長にあった経緯を話し、母との確執を打ち明け、これからのスマイルマミーの対する自分の想いを語った。
その思いに三人は恭子に賛同し協力を約束するんだ。
そ . . . 本文を読む
さて、第五場 土曜日・夕方 その一
スマイルマミーの今後を巡って母娘の諍いはあったものの、分別のある二人だから、その事はスタッフには知られずに週末を迎えたんだ。
さて一週間の仕事を終え、後はお楽しみの時間となった三郎と大吉が明の指導で何かの練習をしている。
これが宴会芸の「毛が生えた」。
なんでこんな練習をしているかというと、三郎がスマイルマミーに入り蜂駆除の仕事に本腰を入れる事 . . . 本文を読む