木~金曜は、八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回は、以前(R5.8.11)書いた内容を少し詳しく紹介します。
以前のブログで、晩秋のハイキングでリース作りをした事を書きました。このリース作り、ヒグマの影響で活動内容が変更されるまでは、八軒自然科学クラブでは定番の活動でした。
晩秋の北海道の山というのは、葉っぱが全く無くて、それはそれは物寂しい風景となります。と同時に、葉っぱが無いため、枝の様子がハッキリ分かります。そのため、「この木はヤドリギに寄生されている」とか「この木はツタ系植物が絡みついている」とかが、見ただけでパッと分かります。
そして、ツタ系植物は、森林を管理している人たちからすると、どちらかと言えば「厄介者」なのです。だから、勝手にツタ系植物を切っても、感謝される事はあっても、叱られる事は皆無でした。
ならば、やるっきゃありません。
中でもオススメなのが、ツルウメモドキというツタ系植物です。直径7~8mmの手頃な太さで、樹皮がすべすべしていて扱いやすいのです。これを根元から切り取り、丸くなるように編んでいきます。初めての人は、3本くらい用意して「三つ編み」にすると比較的簡単です。八軒自然科学クラブの子供たちも、直ぐに編めるようになりました。
はっきり言って、ツルウメモドキはあちこちから生えています。ですから、長さが短くて小さいリースしか出来なければ、追加で切り取って付け足していけば良いのです。円の直径30~40cm、太さ5~8cmくらいのリースなら、30分くらいで作れました。
もちろん、これはリースの土台部分にしかなりません。飾りは100円ショップや手芸屋さんで買ってきたり、自分でドングリやクルミ、松ぼっくりを拾って自作したりして、自分なりのリースを完成させる訳です。
八軒自然科学クラブで作っていた頃は、きっと、クリスマスに手作りのリースを飾っていた家庭があったでしょう。そう考えると、何となく楽しい気持ちになります。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。