月・火曜は、学校教育について書きます。今回は、前々回(R6.1.29)、前回(R6.1.30)の続きを書きます。
「難しい子」がいると、ついつい「難しい子」の指導を優先したくなります…が、それは順序が逆。まず全体指導を優先し、「難しい子」以外の全員と、確実に心が通じ合うようにする…と、これまで書きました。
しかし、それを難しくするのが「外圧」です。校長や教頭などの管理職、「担任外」とか「総務」などと呼ばれる職員室で仕事をする担任ではない教師、最近ですと教室に応援として入ってくださる「学びのサポーター」さんなども含まれるでしょうか。これらの方々から、様々な圧がかかります。
「立ち歩いている子を放っておくとは、どう言う事ですか?!」
「授業不参加児童を容認するのは、教育の放棄でしょう!」
「学級を落ち着かせられないのは、指導力不足ですよ!」
私はB級教師であり、ごく普通の人間です。こう言う厳しい言葉にさらされながら、平然として仕事を続けるのは本当に大変でした。
でも、ここでこれらの言葉に屈したら、結局、学級を崩壊させてしまう…それが分かっていたので、何とか耐える事が出来ました。自分の方法で進めれば、時間はかかっても必ず何とかなる…その成功体験があった事も大きかったと思います。成功体験があって成功の見通しがあったから、耐える事が出来たとも言えますから。
結論としては、「全体指導→個別指導」で進めるには、相当な覚悟が必要…と言う事です。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。