月・火曜は、学校教育について書きます。今回は、私の子供対応について書きます。
低学年に多めなのですが、本当は甘えたいのに、なかなか素直に言えない子がいます。そんな子とは、例えば、次の様な会話になります。
「私、先生の事キライ」
「そうなんだ。先生は、貴方の事が大好きですよ」
「ふーん。でも、私は先生なんか大嫌いだから」
「あらあら…そう言われても、先生は貴方の事だ~い好きですよ」
「私は先生なんて大大大大っキライだからね」
「うんうん…先生は貴方の事が大大大大だ~い好きだからね」
「何さ、先生のおバカ」
「ははは…何と言われても、先生が貴方を大好きなのは変わりませんよ」
この文面だと緊迫した状況に感じられるかもしれませんが、全然そんな事はありません。だってコレを言ってる子、私の膝の上に座っているんです。そして、最後の捨て台詞(?)を言う時は、もうメッチャ嬉しそうなんです。
この事を妻に話すと、かなり手厳しく叱られます。曰く、「そう言う態度を許してはいけないし、正しい会話の仕方を教えるべき。それにより、その子は対人トラブルを減らす事が出来る」と。
いつも通り、これは妻が正しいです。妻の言ってる事は正論で、普通は正しい会話の仕方を教えるべきでしょう。
でも、私はスルーしてしまいます。だから、次に似た様な事があったら、また先程の様な会話をします。何故なら、その方が、その子の生きる力になる…と考えているからです。
仮に、先程の会話の時、私が「そんな事を言うものじゃないよ。相手にキライなんて言ったら、相手は傷つくんだからね」と言ったとしましょう。おそらく、その言葉は届きません。先程の子であれば、「先生が怒った!」とだけ思って、そこから先は何も聞いていないと思います(あ、コレ、私の勝手な想像です。だから、間違っているかもしれません)。だから、私の言った言葉は何の役にも立たない訳です。
でも、何を言われても「貴方が大好き」と言い続けたら、それは子供の心に残るでしょう。そして、無条件に愛されているという実感が得られるはずです。それは、その子の長い人生を支える力(ほんの僅かですけどね)になる…そう、私は思うのです。
ま、B級教師の勝手な思い込みですけどね。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。